先日新聞の投稿記事で78歳女性の「調べる重要性、年金で痛
感」という記事に注目した、14年前ご主人が亡くなり遺族年
金の受給資格を得たので社会保険事務所に行って事情を話すと、
それまでの老齢年金と支給額は同じくらいと言われ変える必要
もないと思いそのままにした。
数年後、所得税や住民税がかかる老齢年金に比べ遺族年金は非
課税だと初めて知った、計算すると遺族年金にした方が給付額
が多かった、最初に遺族年金が非課税だと教えて欲しかったし、
大事な年金について自分が調べるべきだったことを後悔してる
という内容だった。
きっとこの女性は働いてた時期があり、老齢基礎年金と老齢厚
生年金の受給資格があったと思われる、ご主人が亡くなった場
合、ご主人の老齢厚生年金の3/4が遺族厚生年金として受給で
きるが奥様の老齢厚生年金かどちらかを選択できる、仮に遺族
厚生年金、奥様の老齢厚生年金ともに8万5千円だったとしよ
う、老齢基礎年金(満額6万5千円)と合わせると月額15万
円、遺族厚生年金は非課税なのでこのケースだと所得税、住民
税も取られない。
しかし遺族年金を選択しないとこのケースだと所得税(1万1
千円)住民税(3万2千円)合計で年間4万3千円徴収される
ことになる、14年間だと約60万、これからも生きてる限り
続いていく、今後の生活を考えると大きい損失である、それだ
けに新聞に投稿する後悔と怒りの気持ちが痛いほど伝わってく
る内容だった。