団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

60代男性金を貸した親友探しているが

2022年08月31日 | 人間関係

読売新聞「人生案内」相談者は60代男性、20数年前無二の

親友が訪ねてきて母親が、癌になったので金策に走っていると

いう、たまたま手元にあった20万円ほどの現金を貸した、帰

り際彼は賞与がでたら返すといったが20数年たった、一昨年

定年退職し、青春時代を共にした親友とこんな形で会えなくな

って残念、忘れるべきか、それとも探し続けるべきかアドバイ

スが欲しいという内容だった。

 

無二の親友の行動は論外です、それでも会おうとしてることに

口を挟む余地はない、ただ相手を探し出して何を語り合おうと

いうのか、お金は返ってきませんよというのが回答者のアドバ

イスである。

 

何で今さら?と思うのは私だけではないと思う、回答者がいう

ように無二の親友の行動は論外です、誠実の欠片もない、最初

ら返す気はなかったのでしょう、探し出して会ったとしても

手は負い目がある、友情が復活するなんて無理な話、親友と

い込んでいたのは相談者のほうで相手はそう思ってない、き

ぱり忘れることです、会わずに終わる人間関係でいいじゃな

ですかと私は言いたい。


いじめはなくならないけれど

2022年08月30日 | 生き方

いじめは昔からあってなにも今に始まったことではない、ただい

じめの質がSNSの普及で変わってきたことは確かである、実際人

間社会にはさまざまな力関係が張り巡らせており、集団になると

必ず力関係が働き上下関係が生じる。

 

さらにどんな人間にも心の奥底には無意識のうちに無抵抗なもの

いじめることに楽しさを感じる快楽本能があると言われてる、

子供だけではない、大人になってその本能を刺激する状況におか

れると噴出する、だからパワハラがあとを絶たない。

 

みんな仲良くという規範意識だけではいじめはなくならない、こ

社会は苦しいこと、つらいことが多い、辛抱がいろんな場面で

要求される、だから自分を守るにはやはり耐える力をつけること

も必要かもしれない、そして相談できる人を見つけること、それ

でも耐えられないときは一度その群れから離れること、逃げるこ

とは決して恥ずかしいことではないと言いたい。


なんでもない一言が薬にも毒にもなる

2022年08月29日 | 言葉

言葉というのは強いツールであり、だからこそ慎重に取り扱う

必要がある、命を救う薬にも命を奪う毒にもなることがある、

「暮らしの手帳」の元編集長松浦弥太郎氏は当時著書で、言葉

の難しさについて次のようなエピソードを語っている。

 

知人がひどく落ち込んでたので事情を尋ねた、すると父親が癌

で危篤だという「もうだめなんです」とつぶやく彼をなんと

励ましたくて言った言葉が「親の死というのは誰もが通る道

ゃないか、だから頑張ってね」しかしこの誰もが通る道とい

言葉が彼の心を刺した、父の死をよくあることだとかたずけ

れたと感じて追い打ちをかけるように落ち込んでしまった。

 

後日再会したときに謝罪して思いやりのなさを悔やんだ、誤解

は解けたものの、なんでもない一言が、どうやっても消せない

傷を心に残してしまうことを痛感したという、実際親しけれ親

しいほど思い当たることがあるのではと思う、一度言ってしま

った言葉は取り返しがつかない、だから言葉を発する前に立ち

止まる必要があるのかもしれない。

 


月14万円で暮らしている70歳一人暮らしの女性

2022年08月28日 | 年金生活

ある雑誌に掲載された70歳一人暮らし女性、51歳のときに離

婚現在一人暮らしになって10年、収入は公的年金が8万円、週

2回のパートで3万円、預金からの引き出しが3万円、合計14

万円で生活している。

 

税金、社会保険料をひいた可処分所得が109000円、その中

で住居費(公営住宅賃料、町内会費)34000円、そして車を所

有してるので月11000円、この2点にかかる経費が大きいが

車は今の暮らしに欠かせないという、光熱費は10000円、教

養費(お茶、美術鑑賞、生涯学習講座の費用)が10000円、

食費、衣服費は抑えてるという感じである、預金ががどのぐらい

あるかは不明である。

 

家計簿の内容を見ると確かに厳しいが、健康なせいか医療費が歯

科検診以外かかってない、だから限られた収入のなかでよくやっ

てる印象が強い、パートの図書館勤務をきかっけに増えた楽しみ

の一つが美術館や博物館、文学館を訪れること、さらにお茶のお

稽古、近くに住む孫の学童保育の送迎など、いきいきと生活を楽

しんでるという感じである。


老いの途中でふりかえる

2022年08月27日 | 老後の生き方

どんなふうに生きていけば楽しく心地よく過ごせるか、これは

ひとりひとり手探りで探すしかない、誰もが自分の老いについ

ては素人なのだから。

 

老後なんて変化のない日常かもしれない、それでも習慣化した

日常のなかに新しい発見があるものだ、毎日が同じようで微妙

に違う、体重の増減や病気の進行具合、食べ物の好みなど1年

前とは明らかに違ってきたことに気がつくことがある

 

今までの人生をふりかえり自分が何に関心を持ち、何に感動し

てきたかを思いだすことがある、楽しかった、嬉しかった、

白かた、笑った、感謝した、そんなシーンを思い出すと、な

か閉された心の窓が開くような感じになる一時である


電話魔の知人を遠ざけたい70代女性

2022年08月26日 | シニア女性の悩み

読売新聞の人生案内「電話魔の知人を遠ざけたい」相談者は70

代の女性、同世代の知人女性が1日に2度、3度と電話をかけて

きて困ってる、内容は近所での出来事や孫の話、1時間ほど何度

も同じ話や人の悪口でうんざり、彼女を傷つけずに遠ざける方法

を教えて下さいという相談内容であった。

 

対策は簡単です、着信番号を表示する機能を電話会社に申し込み、

その人からの着信とわかれば毎回は出ないようにする、出た場合

は5分後に外出するとか時間を制限する、ただ好かれたまま遠ざ

かるのは難しいことですが貴方には残された時間の方が少ないで

す、だから1分1秒を丁寧に生きて下さいというのが回答者のア

ドバイスであった。

 

私の母も晩年、電話魔ではないが相談者と似たような経験をして

悩んでた、亡くなる10年前サークルで親しくなった70代後半

の女性、母を慕ってくれ月に2回仲間二人をつれ母を訪ねてきて

3時間ほどおしゃべりをするのが恒例になった、当初は母にとっ

て楽しみのひとつであったが後半はもてなすことが負担になり、

この集まりをやめたいと再三いっても相手は訪ねてくる、とうと

う居留守をつかうほど母にとって苦痛になった、人生の終盤、か

がえのない友人と思ってた人が嫌悪感に変わってしまった、そ

れでもこの相談者同様、恨まれたくなかった、そのことが母の心

を苦しめてしまったのかもしれない

 


老いは孤独と隣り合わせ

2022年08月25日 | 老後の生き方

老いると病気になること死ぬことから逃れることはできない、

そして老いは孤独と隣り合わせでもある、私の両親の晩年が

そうだった、少しずつ無気力、無関心、無口、無感動になっ

た、大好きなテレビも新聞もみなくなった。

 

まさに認知症の前兆だった、そこから壊れていく親の姿に

なす術もなかった、だから他人の介護を受けざるを得ない

老人と日常の生活をなんとか自分でできる老人との差は雲

泥の差があることを知った。

 

人間いつかは死ぬ、それ以上のことは誰にもわからない、

みんなひとりひとり違う道を歩いている、両親が認知症

だっただけに不安はあるけれど生きてみなければ明日の

ことなどわからない、老いは孤独と隣り合わせ、それで

も今はただ残りの人生を精一杯生きることに集中するだ

けだ。


貧困にあえぐ一人暮らしのシニア女性

2022年08月24日 | シニア女性の悩み

困窮した若年層女性の問題がクローズアップされる一方でさら

深刻といわれるのが死別や離別によって単身になったシニア

女性の貧困である、現在生活保護を受けている世帯は約164

万世帯、そのなかで65歳以上の高齢世帯が約半分を占めてい

る、そして問題なのは単身高齢者のなかで7割を占める女性

困窮と言われている。

 

経済的に追い詰められる背景としては収入が少ない、資産がな

い、家族や友人などの援助が期待できない、生活保護に抵抗が

ある、して配偶者との死別、離別、特に夫が自営業者の場合、

国民年み加入のため遺族年金が出ない、また本人も年金未

加入のため老の年金収入をあてにできないケースがあること

が困窮の原因といる。

 

やはり核家族が進み非正規雇用がこれだけ増えた現代社会に即

年金をはじめとしる社会制度を作っていかない限りシニア

の貧困、特に一人暮らしのシニア女性の困窮問題は解消されな

いと私は思う。

 


生きて生活しているかぎり

2022年08月23日 | 老後の生き方

仕事や家庭がうまくいって幸せそうに見える人、悩みや愚痴な

無縁に見える人、そういう人がいるかもしれないが生きて

生活している限り、悩みや苦しみがまったく無縁の人なんてい

ないはずである。

 

他人というのは勝手なもので初対面でも身近な人でも、あの

悠々自適で幸せそうで悩みなどないでしょうと推測すること

があるものだ、中には過大評価だったり、過小評価だったり、

本当違うのにと思うことが誰にも経験あるような気がする。

 

考えてみれば自分以外の人はすべて他者であり、身近な人で

も自分と同じ考えや感性を持ってるわけではない、だから他

人の悩みや苦しみなどそう簡単にわからない、それでも悩み

苦しみが無縁な人などいないはずである。

 


老後の天気は「うす曇り」

2022年08月22日 | 老後の生き方

定年退職して11年半、特別変わってないように感じる、暇で

ある退屈ということもない定年後の生活、それは齢を重ねて

生きることに慣れたからかもしれない。

 

自分の過ごした定年後の時間を振返って見ると、一番は4年

前母が認知症になり有料老人ホームに入居し、1年後に大腸が

んの末期症状になり亡くなったこと、そして母が認知症になっ

たとき妻が関節リウマチで入院したこと、この時期が一番きつ

かった、本当はこれといって何にも変化を感じない、特別思い

すことが思いつかない生活ほどありがたいことはないと思っ

ている。

 

 

老後が楽しくて最高で輝く人生だとは思えない、快晴でもない、

雨でもない、ちょっと日差しがある、「うす曇り」という感じ

だ、それでも私にとっては、それなりに心地よい日々である

とは間違いない。