「下流老人」の著者藤田孝典氏によると生活保護基準相当で暮らす
高齢者、およびその恐れがある高齢者でいわゆる普通に暮らすこと
ができない下流の生活を強いられる老人の割合が実際高齢者350
0万人の20%、600万人から700万人が該当してると言われ
ている。
実に多い、そして下流になる要因としては収入が減る、もしくは収
入がない、資産がない、年金が少ない(国民年金のみ)、住宅ロー
ンの残債がある、賃貸住宅等である、一方で高齢者の20%の富裕
層がいるため平均貯蓄を押し上げていることも確かである。
しかし下流の判断は貯蓄高まで掴んでない、例えば自営業者で現在
働いてない高齢者の場合、国民年金しか加入してないので年収は低
いが資産が多いケースもある、ただ実態としては一握りの高齢者だ
ろう。
いずれにしても税金、社会保険料を除いた月10万円で暮らす人が
600万人もいるのは深刻な問題である、これからは70歳すぎて
も働ける社会にならないと老後破産に陥る高齢者が増えるのではな
いかと懸念する。