一昨年、朝日新聞の読者欄「声」に掲載された14歳の中学生の
投稿が大きな波紋を呼んだことがあった、その内容とはバックを
背負った60代と思われる男性に「この席よければ座ってくださ
い」と少年は話しかけたが返答は「ふざけるな!本当は座りたい
はずなのに嫌々譲ろうとしたことぐらい齢をとったらわかるんだ
!」というものだった。
ツイッターなどを通じてネット上で拡散、この高齢者に老害とい
う厳しい批判の声があがった、実際高齢者の一般刑法犯(殺人、
窃盗、傷害等)の検挙数は2017年度4.7万人と14歳~1
9歳についで第2位である、また鉄道係員に対する暴力行為は2
017年まで8年連続トップ、またある病院での調査によると病
院職員への暴言、暴力行為についても60代以上が多いという結
果がでている。
高齢者が増えてるから単純に犯罪の数も増えて当たり前と思った
が、そうでもないらしい、20年前と比較して検挙人員は約4倍、
人口構成比では約2倍と高齢化率をはるかにしのぐ実態である。
それではなぜ高齢者がキレやすくて自己中心的になるのか?その
理由は科学的に必然といえるという、加齢とともに脳が委縮する
ことで前頭葉の機能が低下し感情抑制機能や判断力の低下により
キレやすくなるという。
確かに「万引きを注意され77歳の男が逆上」「無抵抗の店員へ
怒声をあびせ暴れる」等の新聞記事を見ると、そういうことが起
因してるのかと思うが社会的に許されないことは間違いない。