団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

幸せな年金生活とは

2024年05月31日 | 年金生活

今の日本で年金生活をしている4000万人のうち老齢基礎年金

だけで暮らしている人は1000万人以上、老齢基礎年金は満額

でも月約6万5千円、下流老人と言われる人が600万人から70

0万人、今後益々増加する見通しである、そこでお金をかけずに

人生を楽しむ工夫が要求される。

 

少ない年金生活でも幸せに暮らすにはどうしたらいいか、まずは

健康であること、家計への貢献を考えたら健康の維持が一番、病

院通いとなると医療費だけでなくいろいろかかる、治療より予防

である。

 

また年金生活を楽しんでる人の中には食料の自給率の高さが目立

つ、庭や市民農園も含めて何らかの形で野菜や果物を育ててる、

畑を耕し種をまきその後に訪れる収穫の喜び、そうして畑仕事を

楽しんでる人は結構いるものだ。

 

そう考えるとお金の多寡よりも日常のなかに小さな楽しみや幸

を見つけることが上手な人ほど豊かな年金生活を送れるのかも

れない。


「若く見えますね」と言う褒め言葉

2024年05月30日 | 老後の生き方

エッセイストの酒井順子氏が著書のなかで年齢なんて関係ない

というフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっているの

が日本人であると語っている。

 

 実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は

実年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答

えてくれることを期待している、間違っても実年齢より上の年

齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるものであ

る。

 

 実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、

それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもし

れない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対

してもこの上ない褒め言葉であることは間違いない。

 

 


かつての人間関係に執着しない

2024年05月29日 | 老後の生き方

13年前定年退職したときにOB会の誘いがあった、正直迷った、

同調圧力みんな一緒主義を感じながらも結局入らなかった、しが

らみのない組織はないし、もう会社の延長戦にある人間関係から

解放されたかった。

 

若いときは考え方が違ってもつきあえるもの、ビジネスの社会で

は当然のことだった、ただ退職すると基本的に考え方の違う人と

無理してまでつきあいたくはなかった、他人の評価にふりまわさ

れながら生きてきた現役時代、年齢とともにそれが希薄化してい

く、そして他者の存在も希薄化していく。

 

コロナ禍が続き誰かと会って話すこともなくなった、特に会いた

いとも思わなくなった、もうかつての人間関係に執着しない、新

しい生き方を始めるのに遅いことはないと思っている今日この頃

である。


老いと死を考える

2024年05月28日 | 老後の生き方

年齢を重ねればどこかしら不具合はでてくるもの、若い頃出来た

ことができなくなるのは当たり前、また心身の衰えもある、記憶

力、思考力、想像力、柔軟性も当然衰える、老いは孤独と隣り合

わせ、輝かしい人生を送った人ほど落差が大きく、軟着陸が難し

いといわれてる。

 

また他人の介護を受けざるを得ない老人と日常生活をなんとかで

きる老人との差は大きい、しかし、この先どうなるかは誰にもわ

からない、不安の種を挙げたらキリがない、それよりも老いをネ

ガティブにとらえないで老いを受け入れるしかない。

 

いくつになっても好奇心と向上心を失わないで精一杯生きたあと

は自然の力に身をゆだねる、延命治療はしない、いずれ人は死ぬ

必ず死ぬ、その時に「生まれてきてよかった、生きてきてよかっ

たと思いながら死ぬこと」それこそ大往生、そんな思いで死ねた

ら最高だと私は思っている。

 


人は老いるにしたがって楽になる!?

2024年05月27日 | 老後の生き方

若い頃祖父母や周囲の老人を見て、老いていくにしたがって子育

ても終わり、自分の老後だけを考えてきっと色々なことが楽にな

っていくに違いないと思っていたものだ。

 

縁側でひなたぼっこをして庭の草木をみてぼんやりとしてる、孫

がきたら一緒に遊んでやって、のどかな毎日、みんな人生を超越

して達観して、どんなことにも動じないというのが私が抱いてい

た老人のイメージだった。

 

でもそれは違ってた、いざ自分が祖父母や両親と同様老人になっ

てみて老年期だろうが若い頃だろうが不安や哀しみや怒りや喜び

希望も感覚は生きてる限り変わらないものだ、老いるにしたがっ

て楽になるということを誤解してたのかもしれない。


年金生活72歳シニア男性の経済事情

2024年05月26日 | シニア男性

私と同年代の72歳Aさん一人暮らしで年金は月11万円、

では生活できないと働いてる、介護のアルバイト、新聞配

駅の駐車場管理、それぞれの仕事は2時間ほどで月3万~

ほど稼いで生計を立ててる。

 

現役時代は企業で健康診断をする臨床検査技師だった、定年後

継続雇用で4年働き65歳まで35年働いた、その割に受け

取る年金が少ないのでは?とAさん同様、私も思った、ただA

さん自身は「なるようにしかならない、年金暮らしはつらいけ

ど笑って暮らしたい」という前向きさがAさんを支えてるよう

な気がする。

 

実際、内閣府の高齢社会白書では家計にゆとりがなく多少心

非常に心配と答えた人が34.8%、1ヵ月当たりの平均収入

が10万円~20万円未満が32.9%で最も多く、10万円

満という人も20.2%に上った。このようにシニアの経済事

は決して楽ではない。

 

幸いAさんは一人暮らし、さらに身体が丈夫で働ける、そして

天的な気持ちで生きている、だから仕事を掛け持ちしながら

生活できるのかもしれない。

 


義理の家族で一番つきあいにくい人は?

2024年05月25日 | シニア女性の悩み

婦人公論の特集「義理の家族は悩ましい」のなかで義理の家族で

一番付き合いにくい人は?という読者アンケートがあった、トッ

プ3は「姑」「舅」「義理のきょうだい」

 

たとえば姑の事例だと自分の旦那が浮気したとき「そんなの虫に

刺されたと思って早く忘れな」といわれたがその姑は自分のこと

となると舅の50年前の浮気をことあるごとにネチネチと話す

(51歳会社員)

 

また義理の姉の事例では夕方外出先から帰宅したら施錠したはず

の家に灯りがついていて家に入ると子供を連れて侵入して「餅が

あったから焼いて食べたよ、それにしてもろくなものがないね!」

と言われたこと、戸板をはずして入ったらしい。(57歳主婦)

 

二つの事例であるが、ほどよい距離を保ちたくても相手次第とい

うところが難しい、事例のなかで夫のことには触れてないが、夫

の理解と協力がないと乗り切れないケースがあるような気がする。

 


親の年金をあてにする子供たち

2024年05月24日 | 老後の生き方

子供が親を追い越して当たり前、結婚するまでは親が面倒を見る、

いずれ子供は親元を離れ、自立する、正社員になるのが当たり前

というのが私たち団塊の世代の常識であった。

 

しかし現実はどうだろうか?親の収入を上回ってる団塊ジュニア

は2割程度しかいないと言われてる、確かに非正規が4割を占め

る時代であればやむを得ないのかもしれない、それよりも働かな

いで親のお金で暮らす子供達、人間関係を作る努力をしなくても

何とか暮らすことができる、いわゆるひきこもりの人間が増えて

るという現実。

 

先日終末期医療に関するTVの報道番組で延命治療について医師の

ショッキングな実態についての発言があった、本人が延命治療を

希望しなくても子供が許さない、「なんとしても生きて欲しい」

それはあくまでも経済的な問題だという。

 

親の年金で一家が暮らしてて親が亡くなった場合配偶者がいれば

遺族年金が出るが、もしいなければ収入が途絶える、だから延命

治療をしないとクレームが出る、生きてる限り高額医療費を使え

ば実費は知れてる、残額は家族が生活費に使えるわけだ、なんと

もやりきれない話だけど、これが現実、だから親が亡くなっても

届けず年金を受給してるケースが後を絶たないのかもしれない。

 

 


高齢世帯の平均貯蓄額の実態は

2024年05月23日 | 老後の生き方

現在高齢者の人口は3623万人、就業数は912万人、就業率

25.1%と過去最高の就業率である、年々働く高齢者が増えて

るのが実態である。

 

そして高齢世帯の平均貯蓄額は約2000万円、一方3割の世帯

が貯蓄額0である、中央値(貯蓄額の低い世帯から高い世帯へ順

番に並べたときに丁度中央に位置する世帯の値)を調べてみると

1100万円であった。

 

貯蓄は現在高い貯蓄額の高い世帯によって引き上げられる、ひと

握りの富裕層が全体の数字をおしあげている、だから信憑性があ

るのは平均よりも中央値と言えるが実態はもっと低いのではと思

う、世帯の収入分布や貯蓄は不平等であり、パレードの法則(8

0対20の法則で全体の20%の人が80%のお金を持っている

ということ)に従っている、貧富の差の拡大、格差社会と叫ばれ

る今日この頃、このままだと金持ちはますます金持ち貧乏人はま

すます貧乏人になりやすいといえる。


ウマが合う人合わない人

2024年05月22日 | 老後の生き方

好感のもてる人、どうも好感のもてない人、私たちは、そうい

う好き嫌いの尺度で判断することがある、それがいいことか悪

いことかといえば悪いことかもしれない、それでもそういう尺

度で人を見るのが人情というもの、この好き嫌い、誰の経験の

なかにもあるもの、私たちはこの直感的判断によって左右され

る。

 

この感覚はどんなふうに形成されるのだろうか、きっと容貌だ

けでなく、その人が発散させている雰囲気から判断すると思う、

だから第一印象がよく好感が持てれば打ち解けるのが早いし、

そうでなければ遠ざかる。

 

この好き嫌いを克服するには、やはり話しあうことで変化する

場合がある、実際苦手だと思った人が話し合うことで友人にな

ることがある、趣味でもない、かといっても価値観というほど

でもない、利害関係がからまないでウマが合う人、不思議と一

緒にいるとほっとする人、同性異性に限らず必ずいるものだ、

だから幾つになっても人との出会いは大切にしたいものだ。