団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老年期は一期一会のつもりで

2024年09月30日 | 人間関係

齢を重ねるとなぜか人に対しての懐かしさが希薄になる感じが

する、会えば懐かしいかもしれないがその当時の輝きが色褪せ

てしまうことだってある、かえって会わないで思い出の宝を大

切にしたほうがよかったと後悔することがあったからだ。

 

本当はコロナ禍であってもワクチンを接種して、マスクをして、

手洗い、うがいを励行して感染対策さえしっかりしたら問題は

なかったはずだ、それでも会おうとしなかったのは、そこまで

して会う気がお互いなかったからかもしれない。

 

疎遠になった理由はコロナ禍も一因であるが、環境が変わった

ことや長い間会ってなかったことや共通であった関心事が違っ

てきたことである、私自身人間は好きだけど嫌いでもある、そ

んな矛盾を抱えながら老年期を生きている、だから今は一期一

会のつもりで会った人とは今日が最期と思いその瞬間を大切に

するよう心掛けてる。


電話魔の知人を遠ざけたい70代女性

2024年09月29日 | 人間関係

読売新聞の人生案内「電話魔の知人を遠ざけたい」相談者は70

代の女性、同世代の知人女性が1日に2度、3度と電話をかけて

きて困ってる、内容は近所での出来事や孫の話、1時間ほど何度

も同じ話や人の悪口でうんざり、彼女を傷つけずに遠ざける方法

を教えて下さいという相談内容であった。

 

対策は簡単です、着信番号を表示する機能を電話会社に申し込み、

その人からの着信とわかれば毎回は出ないようにする、出た場合

は5分後に外出するとか時間を制限する、ただ好かれたまま遠ざ

かるのは難しいことですが貴方には残された時間の方が少ないで

す、だから1分1秒を丁寧に生きて下さいというのが回答者のア

ドバイスであった。

 

私の母も晩年、電話魔ではないが相談者と似たような経験をして

悩んでた、亡くなる10年前サークルで親しくなった70代後半

の女性、母を慕ってくれ月に2回仲間二人をつれ母を訪ねてきて

3時間ほどおしゃべりをするのが恒例になった、当初は母にとっ

て楽しみのひとつであったが後半はもてなすことが負担になり、

この集まりをやめたいと再三いっても相手は訪ねてくる、とうと

う居留守をつかうほど母にとって苦痛になった、人生の終盤、か

けがえのない友人と思ってた人が嫌悪感に変わってしまった、そ

れでもこの相談者同様、恨まれたくなかった、そのことが母の心

を苦しめてしまったのかもしれない。

 


過去にこだわらないで今を生きる

2024年09月28日 | 老後の生き方

「覆水盆に返らず」という諺がある、容器からこぼれた水を

再び盆にもどすことはできない、失ったものは前の状態には

ならない、失ったもとして認めるということだがそう簡単に

諦めることはできないことは長い人生で度々あるものだ。

 

それでも私自身は過去をあまり引きずらないで生きてきたつ

もりだ、それは齢を重ねてなお強くなってきた気がする、ど

んなに疲れてもどんなに行く手を塞がれても人生を降りるわ

けにはいかない、それなら心の持ち方ひとつで周囲の景色が

違って見える生き方を選んだほうが楽しいはず。

 

過去を後悔するより今の事を考える、人生は一瞬一瞬の連続、

苦しいこともやがて必ず和らぐはず、そう信じて生きてきた

し、これからも信じて今を生きていきたい。

 


年金生活70歳女性の悩みと不安

2024年09月27日 | 年金生活

70歳のAさん、夫の死後、遺族厚生年金と国民年金月額9万円

を受給している、ただそれだけでは生活できないのでスーパーの

パートで週3回現在も働いている。

 

働いているのは決して社会参加とか生きがいとかそういう理由で

はない、生活するためには働かざるを得ないからだ、貯蓄もほと

んどないし頼れる親族もいない。

 

仕事があるから何とか生活できる、身体が丈夫なのが取り得だけ

ど働けなくなったらどうしようという不安は常にあるという、た

だ9万円の年金ではどうしようもない、とにかく働けるうちは働

こう、働けなくなったら、その時に考えようというAさん、この

ように低年金で不安な老後を過ごしている一人暮らしの高齢女性

が多い世の中であることは確かである。

 


大丈夫なんとかなると思いたい

2024年09月26日 | 老後の生き方

つらいこともそんなに続くものではない、いいこともそんなに

続くものではないと考えるようにしてる、病気になるまえから

病気になることを心配してもしょうがない、齢を重ねると不安

になる、それでもあまり先のことより今のこと、ごく短い期間

で考えたいものだ。

 

嫌なことは考えない、浮かんでは消す、頭を切りかえる、そし

てマイナスの言葉はできるだけ口にしない、やる気がしない、

駄目だ、つまらない、寂しい、たやすいことではないけど誰の

ためにもならない言葉かもしれない。

 

そしてなにがあっても大丈夫なんとかなると思いたい、いつま

で生きるかわからないが残りの人生で大切な事だと思っている。


捨てたいもの捨てられないもの

2024年09月25日 | シニア女性の悩み

ある雑誌で女性を対象にしたアンケート「読者100人の心の

叫び」あなたが捨てたいもの捨てられないものの内容は興味深

いものであった、まず未練があって捨てられないものとして写

真(アルバム)、本、衣類、アクセサリー、死んだ家族の品の

順にランクされていた。

 

一方今一番捨てたいものとして驚いたが、「夫」、そして「姑」

「夫の親族」「結婚指輪」などだった、その声を聞いてみると

色んな心の叫びがあった。

《夫》

◆ 捨てたいというより死んでほしい

 (50歳会社員、結婚27年)

 

◆ もう何年も話したことがない (56歳主婦結婚34年)

 

◆ テレビをつけて寝転がってるだけで見るのもつらい

 (64歳パート結婚42年)

 

◆ 先が長くないので我慢してます(77歳主婦結婚45年)

 

《姑》

◆ まわりをふりまわしておきながら当たり前のように人が

  作った食事を食べ一番風呂に入ってる(48歳主婦)

 

《夫の親族》

◆何かと口をだしてくるので文句を言ったら頭の悪い女と言

 われた(46歳主婦)


老いを激しく嫌悪した晩年の父

2024年09月24日 | 老後の生き方

劇作家で演出家の鴻上尚史氏の著書「ほがらか人生相談」で老

いた父親についてふれている、身体が不自由になり介護用おむ

つから大便が漏れ、それがベッドに広がり、毎回母親がその処

理をしてたという、その時の心情を俳句が趣味の父親がメモに

残していた「糞まみれ、これがおのれか歳暮れる」

 

鴻上氏の父親は40年間小学校の教師を勤め、地域の自治会長

もやり、色んな会合でリーダー的存在だっただけに苦しい胸の

内を俳句にぶつけたのかもしれない、実は私の父も晩年認知症

になり、おむつをして夜中に大便が漏れることが度々あった、

その始末を母がしてて私が実家にいくと、いつも愚痴をこぼし

てたものだ。

 

父が亡くなってから当時の心境を殴り書きで書いてた大学ノー

を見つけた「情けない、惨めだ、なんで俺が認知症に」正直

息子として生前もっと寄り添ってればと複雑な気持ちだった、

人間は齢老いて自立することができなくなると老いを激しく

嫌悪するということを痛感した。

 

 

 


老いの途中で思うこと

2024年09月23日 | 老後の生き方

人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲し

ったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあ

げたらきりがないほどあるものだが、そういうことは誰にでも

あることで人生とはそういうものかもしれない。

 

大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったとしても自分なり

精一杯やってきた、だからよかったことも悪かったことも、

これが自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入

れることだと思っている。

 

そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に

が必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見

えてくるような気がする、そしてここまで生きて来た、これか

らも生きていこう、この先何があるかわからないけれど、そん

な気持ちで生きていきたい、老いの途中76歳の実感である。

 


豊かな年金生活とは

2024年09月22日 | 年金生活

少ない年金生活でも幸せに暮らすにはどうしたらいいか、まず

健康であること、家計への貢献を考えたら健康の維持が一番、

院通いとなると医療費だけでなくいろいろかかる、治療より

予防である。

 

また年金生活を楽しんでる人の中には決して裕福ではないけれ

人生を楽しんでる人がいる、病を抱えながらも趣味という自

分の世界を持ってるせいか心に張りがある、自分を認め、他人

を妬まず、何かを誰かのせいにするわけでも、幸も不幸すべて

を受け入れる、そういう人を見ると私は同世代として畏敬の念

を抱く。

 

お金は大切である、しかしお金の多寡よりも日常のなかに小さ

楽しみや幸せを見つけることが上手な人ほど豊かな年金生活

を送れるのかもしれない。


70代女性の悩み「母の没後娘の態度が冷淡に」

2024年09月21日 | 親子

読売新聞の「人生相談」相談者はひとり暮らしの70代女性、

100歳を超えて施設に入所していたお母さんが亡くなった

ことで近くに住む50代の娘の態度が冷淡になった、相談者

は若い頃離婚、実家に戻り子育ては母任せで必要以外娘と話

さなく冷淡だったことを恨みに思い、当時自分が娘にしたこ

とと同様の対応をされ寂しいという相談内容である。

 

老いは心身の衰え、人間関係、経済力などさまざまなものを

日一日と喪失させていくもの、寂しいけれど、これが現実、

口調は穏やかに、そして「いさかいしつう和し、頼りにしな

がら自立する」関係をうまく持続させましょうという回答者

の内容だった。

 

娘さんは過去の親の厳しい言動を忘れてなかった、育てたの

は祖母で母ではないという思いが祖母の死によってよぎった

のかもしれない、親が齢をとると親子の力関係が逆転するも

の、回答者のいうように穏やかに接することを心がけること

が大切と自覚するのが賢明だと思う。