人間いつかは死ぬだろうけど、いつどんな死に方をするかはわ
からない、病気で苦しむかもしれない、災害にあうかもしれな
い、だから齢をとっても死をぼんやりとイメージできるが真剣
に考えることは正直少ない。
畳の上で死にたい、家族に見守られて死にたい、苦しまず眠る
ように死にたいという声をよく聞くが私の両親の場合、いずれ
にもあてはまらなかった、二人とも病院でひっそりと亡くなっ
た、せめて臨終に立ち会って一言声をかけることができたらと
悔やまれる。
私自身死について恐怖感はないけれどそれよりも死ぬ手前の期
間、認知症になったら、介護状態になったら、高齢者施設の入
居の手配、延命治療等自分が身体的に思いどうりにいかなくな
った時のことが一番気がかりだ。