団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

72歳シニア男性の年金生活

2023年08月31日 | シニア男性

私と同年代72歳のAさん、一人暮らしで年金は月11万円、こ

れでは生活できないと働いてる、介護のアルバイト、新聞配達、

駅の駐車場管理、それぞれの仕事は2時間ほどで月3万~4万円

ほど稼いで生計を立ててる。

 

現役時代は企業で健康診断をする臨床検査技師だった、定年後も

継続雇用で4年働き65歳まで35年働いた、その割に受け取る

年金が少ないのでは?とAさん同様、私も思った、ただAさん自身

は「なるようにしかならない、年金暮らしはつらいけど笑って暮

らしたい」という前向きさがAさんを支えてるような気がする。

 

実際、内閣府の高齢社会白書では家計にゆとりがなく多少心配、

非常に心配と答えた人が34.8%、1ヵ月当たりの平均収入額

が10万円~20万円未満が32.9%で最も多く、10万円未

満という人も20.2%に上った。このようにシニアの経済事情

は決して楽ではない。

 

幸いAさんは一人暮らし、さらに身体が丈夫で働ける、そして楽

天的な気持ちで生きている、だから仕事を掛け持ちしながら生活

できるのかもしれない。

 


70代女性の悩み「文句の多い夫を病身で世話する私」

2023年08月30日 | シニア女性の悩み

70代女性の人生相談「文句の多い夫を病身で世話する私」

介護4の夫と二人暮らし、夫は衣服の脱ぎ着は一人ではできな

い、入浴は週5日のデイサービス、投稿者は1年半前に乳がん

の手術をうけ膝も痛い、それでも毎晩夫の下の世話、朝4時

に起床、病院の送迎、熟睡できるのは夫が月に5日行くショー

トステイのだけという過酷な日々である。

 

さらに夫は介護付き有料老人ホームに入所したものの1ヵ月で

退所、夫婦で入所できる施設をさがせという我儘、年金生活で

は無理というと怒る、正直今のままでは介護に自信がないとい

う相談内容だった。

 

70代同士の老老介護は長期戦、一人では無理、周囲の支援が

必要、二人の娘さんが近くにいるなら協力してもらってはとい

う回答だった、一般的に帰宅願望が強いのは男性の方だといわ

れてる、しかし一人で介護は共倒れになる、やはり息抜きする

ためにもご主人とのバトルを覚悟で施設入居に踏み切るのが一

番と思える。


思いが伝わるブログをめざして(2023)

2023年08月29日 | ブログ

ネットが普及した今は誰でも情報発信ができる、だからテレビ、

新聞、雑誌、ブログ、ツイッターもすべて情報源のひとつであ

る、ある意味情報が氾濫してるともいえる時代である。

 

情報を得たり勉強することはインプット、そこから自分のブロ

グを書いて発信するのがアウトプット、ブログを書くのは自分

の考えをはっきりさせる作業、心と文章がぴったりあうと気持

ちがいいものである。

 

ブログを書いてて、どうすればうまく読み手に伝わるかという

と自分の書いたものを他人の視点になったつもりで読む、その

ことで新たな発見があったりするものである、そして思いが伝

わり共感してくれる人が一人でもいてくれたら励みになるし、

ブログを続ける意味があると思っている。

 

 


老いを激しく嫌悪した晩年の父

2023年08月28日 | 

劇作家で演出家の鴻上尚史氏の著書「ほがらか人生相談」で老

いた父親についてふれている、身体が不自由になり介護用おむ

つから大便が漏れ、それがベッドに広がり、毎回母親がその処

理をしてたという、その時の心情を俳句が趣味の父親がメモに

残していた「糞まみれ、これがおのれか歳暮れる」

 

鴻上氏の父親は40年間小学校の教師を勤め、地域の自治会長

もやり、色んな会合でリーダー的存在だっただけに苦しい胸の

内を俳句にぶつけたのかもしれない、実は私の父も晩年認知症

になり、おむつをして夜中に大便が漏れることが度々あった、

その始末を母がしてて私が実家にいくと、いつも愚痴をこぼし

てたものだ。

 

父が亡くなって当時の心境を殴り書きで書いてた大学ノート

を見つけた「情けない、惨めだ、なんで俺が認知症に」正直

息子として生前もっと寄り添ってればと複雑な気持ちだった、

人間は齢老いて自立することができなくなると老いを激しく

嫌悪するということを痛感した。

 

 

 


70歳シニア女性の年金生活

2023年08月27日 | 年金生活

70歳のAさん、夫の死後、遺族厚生年金と国民年金月額9万円

を受給している、ただそれだけでは生活できないのでスーパーの

パートで週3回現在も働いている。

 

働いているのは決して社会参加とか生きがいとかそういう理由で

はない、生活するためには働かざるを得ないからだ、貯蓄もほと

んどないし頼れる親族もいない。

 

仕事があるから何とか生活できる、身体が丈夫なのが取り得だけ

ど働けなくなったらどうしようという不安は常にあるという、た

だ9万円の年金ではどうしようもない、とにかく働けるうちは働

こう、働けなくなったら、その時に考えようというAさん、この

ように低年金で不安な老後を過ごしている一人暮らしの高齢女性

が多い世の中であることは確かである。

 


老いの途中75歳の実感

2023年08月26日 | 老後の生き方

人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲し

ったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあ

げたらきりがないほどあるものだが、そういうことは誰にでも

あることで人生とはそういうものかもしれない。

 

大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったとしても自分なり

精一杯やってきた、だからよかったことも悪かったことも、

これが自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入

れることだと思っている。

 

そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に

が必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見

えてくるような気がする、そしてここまで生きて来た、これか

らも生きていこう、この先何があるかわからないけれど、そん

な気持ちで生きていきたい、老いの途中75歳の実感である。

 


ある人気女性ブロガーの考え方

2023年08月25日 | シニア女性

社会派ブロガー「ちきりん」さん、今の子供たちに世の中の仕組

みを伝えたいという志を持ってるだけに文章が平易でわかりやす

く説得力がある。

 

関西出身で外資系会社を経て2011年文筆業に入り、ブログア

クセス月間200万を超える超人気ブロガー、彼女のブログの特

徴はデータを見たら「なぜ?」を考え数字の背景を探る、そして

自分で「考える」という行為をする、常に何を書くではなく何を

伝えるかに力点を置いたことがアクセス数が伸びた要因かと思わ

れる。

 

そんな彼女の著書「多眼思考」モノゴトの見方を変える300の

言葉の中で印象に残った言葉を集めてみた。

 

■どんなすごい人からアドバイスをもらっても、それで人生が変わ

ったりはしない、人生変えるのは誰かじゃなくて自分だってわかっ

てるし。

 

■成功した人が俺はこうやって成功したのだ!というのは大半が後

付けの理屈、同じように成功者を見る一般の人が、あの人は能力や

資産、コネなどがあったから成功したのだ、と思い込むのも大半が

後付け。

 

■ネットを見ていると匿名性が高い場所ほど妬みの感情があからさ

まに表されてる、つまり妬みとは実名では見せたくないという感情

ということなんだろう。

 

■自分が納得できる仕事をしている、ということの価値はすごく大

きいよね、人生なんてしょせん自己満足なんだから。

 


76歳シニア女性の投稿記事にほっこり

2023年08月24日 | シニア女性

先日新聞の投稿記事76歳女性の「学校ごっこ 楽しく脳トレ

に注目した、ご主人は82歳で昨年まで自営業をしていた、

夫婦で一緒に楽しむ方法を考え、小学校の授業の時間割のよう

に実践することにしたというエピソードが書かれてた。

 

1時間目は国語で漢字やクロスワード、2時間目は算数で数理

ズル、授業中にご主人が居眠りしたら「せんせーい、〇〇君

が寝てまーす」と声をかける、休憩時間はコーヒーとチョコレ

ート、体育は6千歩以上の散歩で買い物兼ねたり、美術館や公

園に行ったり、科目は日によって異なるが毎日続け夫婦で楽し

んでるという、なんて素敵なご夫婦なんだろうか、文面からほ

のぼのとしたものが伝わり、なぜか朝から心がほっこりした気

分になった。

 

結婚生活は決してきれいごとだけではすまない、生い立ち、育

ち、環境が違った二人が一緒に暮らすわけだからいいことばか

りではない、それでも老後はお互い思いやりを持って日々愉し

みを見つけ過ごすことが大切、「学校ごっこ 楽しく脳トレ」

の記事から夫婦のありかたを教えられた気がした。


新聞の訃報欄は気になるもの

2023年08月23日 | 老後の生き方

いつからだろうか、新聞の一面に目を通した後、社会面の訃報

に目を通すのが朝の習慣になった、若い時には見ることもな

った訃報欄、定年退職してからは毎日見てる。

 

どうしても自分の年齢を基準に考えてしまう、自分と同じ年齢、

自分より年下の訃報は気になるもので、思い残すことはなかっ

だろうか?無念だったのは? 会ったこともない人達だが、

なぜかそんなことを想像する。

 

そしていつも思うのは、私自身そんなに長くなくてもいい、執

などない、淡々と自分の寿命を生きるだけ、いつかは死ぬ、

そう思うから生きていける、新聞の訃報欄を見た後いつも思う

ことである。


老後の生活費について思うこと

2023年08月22日 | 老後の生き方

1万人のビジネスパーソンを対象に行ったある雑誌のアンケート

調査によると定年後の不安として最も多くの人が挙げたのが「生

活費の不足」だった、実際60才で定年を迎えると収入は激減す

る、再雇用では年収のほぼ半減、さらに統計によれば70代前半

の月間消費支出は30代後半の額とほぼ同じだという。

 

しかし私の経験ではどう見ても30代後半のほうが現在より出費

は多かった、また70代になると医療費は3割から2割負担にな

るし、実際定年後は生活レベルをダウンサイズするのが一般的な

はずである。

 

もう一点、定年後までに必要な金融資産は退職金を含めて3500

万円では夫が77歳、妻が75歳時点で資金は枯渇するという記事

に疑問を持った、これではほとんどの定年退職者が該当して露頭に

迷うのでは?実際この記事では年金収入がカウントされていない、

不安を煽るだけの内容に惑わされてはいけないと痛感した方も多い

のではというのが偽らざる感想である。