団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

老いてもブレナイ生き方をめざしたい

2022年01月31日 | 老後の生き方

加齢は誰にとっても望ましいことではない、病気になると自信を

失い気持ちは内へ内へと向かっていく、さらに老いていくことで

得体のしれない不安感が襲い悲観的になったり厭世的になったり

するものである。

 

老いてから毎日が楽しいとかこんな幸せはないとか語る人は少数

派かもしれない、しかしどこでこの差が生まれるのだろうか、そ

れは多分運とか収入とかそういったものではなくその人の考え方、

いわゆる価値観のような気がする。

 

その価値観を優先できる立場になるのが老後の人生である、だか

ら他人に理解されなくても自分で熱中できるものを持ってる人、

自分の価値観を持ってる人は強い、いわゆる老いてもブレナイ生

き方ができる人である、私もそんな自分が納得のいく生き方をめ

ざしたいものだ。


それでも生き抜いて欲しかった

2022年01月30日 | 

高校時代の親しい友人が亡くなったのは14年前、彼が60歳で

還暦を迎えた年だった、死因は自殺、聞いたときは自殺をするな

んて思いもよらなかっただけにショックだった。

 

地元で就職して結婚、飲食業を営んでいた、私が地元にいる間は

交流が続いたが転勤しその後は疎遠になっていた、商売も家庭も

順調かなと思われたが還暦を迎えたときに奥さんから離婚を切り

出され、子供二人も奥さんについて彼はひとりぼっちになり人生

を悲観、自殺という最悪の結末を迎えた、きっと深い絶望感があ

ったのだろう、それでもまさか自ら人生を降りるとは今だに信じ

られない。

 

苦しみ、悲しみ、恨み、ひがみ、憎しみといったマイナスの感情

のなかで見苦しい自分に耐えることができなかったのかもしれな

い、しかし自殺をするのは弱い人間と思いたくない、そういうこ

とに追い込まれたことのない人間が自殺する人を否定することは

したくない、それでもやはり彼には自殺をしてほしくなかった、

できれば自殺などせずに与えられた一生を生き抜いて欲しかった

という思いは変わらない。


努力して懐かしいことを思い出す

2022年01月29日 | 老後の生き方

老後を楽しく心地良く過ごすには一人ひとり手探りで探すしか

ない、誰もが自分の老いについては素人だから人それぞれの生

き方を見つけるのがベストである。

 

そこで最近努力して昔のことを思い出そうと心がけてる、過去

の記憶のなかから楽しかったこと、嬉しかったこと、感動した

ことを思い出すだけで脳内に変化がおき健康にいい影響がある

といわれてる、一時的でもいい気分になるなら悪くはない。

 

老後は個人の記憶の蓄積こそ財産である、過去を振り返るなん

て後ろ向きだと思うかもしれないが、そんなことはない、思い

出すことで今までおぼろげだった光景が鮮明になりそのことで

明日への生きるヒントにつながることもあると思っている。


人間の一生について思うこと

2022年01月28日 | 生き方

人間は必ず死ぬ、年をとってから死ぬのではない、生きている

限りすべての人は必ず死ぬ、それは明日かもしれないし、1年

後かもしれない。

 

人生100年時代突入と言われてるが実際100歳まで生きる

人がどれだけいるのだろうか?平均寿命はあくまでも平均でそ

の人が何歳まで生きるのかということはその時にならなければ

わからない、私の母が晩年大腸がんで入院してたとき担当の医

師に言われたものだ「もう元気ですから今月中に退院してくだ

さい、あと1年は大丈夫ですから」それから1週間後に亡くな

った、それほどその人の寿命は本人も含め医師も誰もわからな

いものだ。

 

生きているものは必ず死ぬ、死ぬときはどんな人も孤独、そこ

には貧富の差もなければ社会的地位もない、ひとりで生きてひ

とりで苦しみそしてひとりで死んでいく、それが人間の一生だ

と思っている。


働いてた時の違和感もいい経験

2022年01月27日 | 会社

世の中には自分は正しいと思ってしらずしらずのうちに傲慢な

態度をとる人たちがいる、特に組織にいて立場がえらくなると

必ずそういう人がいるものだ。

 

本当は会社のなかで部長職、課長職といっても、ある限られた

社会のなかでえらいだけなのに上司という立場になるとなんと

なくその人間が大きく見えるから不思議なものだ、そして表面

的にはちやほやされる、そうなると本人も人間的に素晴らしい

と勘違いしてしまう。

 

人間的になんら通い合うあうものがない上司、社内の地位と能

力が明らかに比例しないのに服従しなければならない、それは

部下にとってはつらいけど報酬のためである、日常感じる違和

感、嫌悪する自分に気づきながらも我慢の連続、それがサラリ

ーマンの宿命と割り切るしかない、そんな勘違いする人たちに

進言する人もいないものだ、それでも振り返ると反面教師とし

てその後私が生きていくなかで、いい経験だったと思っている。


自分探しは一生続くもの

2022年01月26日 | 生き方

■ 子育てが終わり、何を目標にして過ぎしていいのかわかりま

せん、学校の役員や地域のボランティア活動をして資格も取りま

したがやりたいことを見つけられずにいます。(50代主婦)

 

■毎日家にいて時間だけが過ぎていくのは不安、ハローワークで

仕事を探しているけれど、なかなか見つからない、焦りもありま

が子供たちには頼りたくない。(60歳女性)

 

■ 場になじめず、孤立してばかりの人生です、SNSで過去の同

級生を検索しては自分の人生との落差を実感する毎日です。

(30代女性)

 

■ 私たち夫婦は非正規雇用で子供は持てず、失業時代の借金を

返済する生活です、一方妹夫婦は正社員で家を構え、子供も二人

いて恵まれた状況を鼻にかけず心優しい、まぶしすぎて会うたび

にみじめさを感じます。(30代会社員女性)

 

■ 私の人生はみじめという言葉だけで表現できそうです、働き

づめでくたびれ果てた中年になり、娘には「お母さんの人生って

女として悲しすぎる」と言われてしまいました、鏡で自分の顔を

見る度、街で幸せそうな家族を見るたびに涙が出ます。

(40代主婦)

 

■子供は独立、夫も亡くなり、何の病気も痛いところもありませ

ん、日々すべてに感謝して生きていますが私はもうこの世に必要

とされる存在ではないのでしょうね、むなしさのみです。

(80代女性)

 

これは読売新聞の「人生案内」で自分探しが中高年にも広がると

いうテーマで過去の相談内容から30代~80代までの一部を抜

粋したものである、自己肯定感が失われて他人の評価を気にして

周囲と比べて自分が劣っていると落ち込んでるという回答者の指

摘である。

 

しかし人生の問題というのは生きている間はずっと悩み続けても

いい、答えなんかそう簡単にだせないし無理にだすこともない、

人生に正解などないし、正解があったとしてもひとつではない、

だから自分探しは一生続くものと私は思っている。

 


もうすぐ母の三回忌

2022年01月25日 | 

自分の足で外出できず友だちも離れて、買い物にも行けず、食

べたいものも食べれず、風呂も一人では入れず、おむつと車い

すの生活、自分の家にも帰れず、人の世話になるだけの生活、

晩年母の高齢者施設での日常が2年間続いた。

 

父が認知症になったことをあれほど嫌悪した母が晩年同じ認知

症になった、月2回訪問してる息子の顔を時々忘れたり、妄想

が激しくなり支離滅裂な内容に会話が成立しない、認知症は間

違いなく進んでいた、それでも母は自分が認知症であることを

認めようとしなかった。

 

そんな母がその時間を生きていた、不自由ななかで高齢者施設

でのイベントを楽しんでた、同じ入居者からも慕われたと死後

スタッフから言われたことは正直嬉しかった、それでも母の心

の中は?納得のいく人生だったのだろうか?もうすぐ三回忌だ

けど今だにそのことを問いかけてる自分がいる。

 

 


人間交際術の真実

2022年01月24日 | 人間関係

「人にあまり親切にするのも考えもの、たった一度要求を断っ

なら、たちまちそれまで受けた数えきれない恩を忘れてしま

ものだ、また人にものを頼んだり人の世話になったりする機

はできるだけ少なくしておきなさい、お返しを要求しない超

とした人など、ほとんどお目にかかれません、遅かれ早かれ

大きな見返りを要求されます」

 

さらに「個人的なもめごとに人を巻き込んではいけません、誰

と敵対関係にある時、知り合いに自分の味方をして欲しいと

むのはよしましょう、絶えず人の立場になって想像力を働か

もし自分がこんな要求をされたらこんな扱いを受けたら、

んな面倒を押し付けられたらということを考えましょう、も

ごとは自分で解決するべきです」

 

これはアドルフ・F.V.ク二ッゲの「人間交際術」の一文である、

ずっと助けてきたのに一度断っただけで極端な話、態度を豹変

する、人間というのは世話になったことはすぐに忘れるが、世

話したことや何かを断られたら一生覚えてる、そういう意味で

は人間は身勝手な一面を持ってるといえるのかもしれない、そ

していい人願望を捨てないとなかなか断ることも難しいし、だ

から間関係は適度な距離感が必要、人間交際術のポイントと

いえることである。


人が弱音を吐くときに欲しいのは

2022年01月23日 | 生き方

色んな人のブログを見てるなかで時々弱音を吐いてるブログが

目にとまることがある、家族、職場、友人関係などの悩みや愚

痴、本音だからこそ読み手に辛い思いが伝わってくるものがあ

る。

 

本音や弱音を告白してるときに言ってはいけないことは正論だ

と言われてる、例えばあなたより辛い人はいっぱいいるよ、そ

の程度のことで悩んでるなんてとか正論かもしれないが、言わ

れた本人はかえって苦しむことがある。

 

人によっては甘えに見えても自分にとってはギリギリの精神状

態ということはよくあることで欲しいのは共感、あなたの味方

ですよというメッセージ、その人に寄り添う共感の言葉こそ必

要なのかもしれない。


今を楽しむことが大切

2022年01月22日 | 老後の生き方

この世の中は変化し続ける無常の世界、人も変化する、考え方

や価値観も常に同じではない、齢を重ねるにつれ変化するもの

である、体力も落ちて昨日できたことができなくなったり、今

日できたことが明日はできなくなるのではないかという不安、

それが老後の世界である。

 

これから年金だけで暮らしていけるだろうか?自分がもし認知

症になったら、ひとり老後になったら、若い時には思いもしな

かった不安を数えたらキリがない。

 

しかし見えない未来を心配し老後の不安に怯えて毎日心を閉ざ

して暮らしてもしょうがない、とにかく今が大切、今を楽しむ

ことこそ大切だと思っている。