団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

かつての人間関係に執着しない

2021年07月31日 | 人間関係

10年前定年退職したとき、OB会の誘いがあった、正直迷った、

同調圧力みんな一緒主義を感じながらも結局入らなかった、しが

らみのない組織はないし、もう会社の延長戦にある人間関係から

解放されたかった。

 

若いときは考え方が違ってもつきあえるもの、ビジネスの社会で

当然のことだった、ただ退職すると基本的に考え方の違う人と

無理してまでつきあいたくはなかった、他人の評価にふりまわさ

れながら生きてきた現役時代、年齢とともにそれが希薄化してい

く、そして他者の存在も希薄化していく。

 

このコロナ禍で誰かと会って話すこともなくなった、特に会いた

いとも思わなくなった、もうかつての人間関係に執着しない、新

しい生き方を始めるのに遅いことはないと思っている今日この頃

である。


家族が後悔しない最期とは?

2021年07月30日 | 

延命治療とかはしてくれるな頼むな」と言ったにもかかわ

らず亡くなるまでの2ヵ月間父はベッドの上で苦しんでいた、

医師の提示する治療を拒否するなんて考えもしなかった、こ

れは雑誌東洋経済「親を看取った600人の本音」のなかで

76歳の父親を亡くした息子さんの後悔の念が綴られた一節

である。

 

 

私の父も86才で亡くなって10年、亡くなる半年前に入院

してた病の医師から言われた言葉を思い出す「何もしない

と明日ま持ちません」延命治療の選択を迫られた、考える

時間を与えてくれない、治療をしないでいいと言えない雰囲

気である、もし治療中止を希望すれば見殺しにしたと後悔に

苛まれると思った、結局延命治療をお願いした。

 

気管切開して人口呼吸器につながれ、手にはミントがはめら

た状態である、痰がつまらないよう数時間ごとに痰を吸引、

最後に対面したときは苦悶の表情の父、さぞかし苦しかった

のではと思う、いまだに忘れられない、家族が後悔しない最

期とは?父が亡くなってからずっと思ってることである。

 


下り坂も新鮮で悪くない

2021年07月29日 | 生き方

老いると体力も下り坂、若返ることもなく、元気になったり頭が

よくなったり上向きになることはほとんど期待できない、それが

老いるということ。

 

どんな強者も年をとれば弱者になる、そんなありのままを受け入

れることは老人にとってたやすいことではない、それでも絶望す

ることはない、老いることは退化でなく変化だと思えばいい、そ

して好奇心だけは失わないでいたい。

 

かつて味わったことがない経験、自分の新しい現実を受け入れる、

そう考えると下り坂も新鮮で悪くないと思っている。

 


「若く見えますね」という褒め言葉

2021年07月28日 | 言葉

エッセイストの酒井順子氏が年齢のマナーのなかで年齢なんて関係

ないというフリをしつつも実は年齢にものすごくこだわっているの

が日本人であると語っている。

 

 

実際「いくつに見えます?」この台詞を言う人は大概、自分は実

年齢より若いと思っている、だから実年齢より若い数字を答えて

くれることを期待している、だから間違っても実年齢より上の年

齢を言おうものなら気まずい雰囲気になるのがわかるものである。

 

 

実際若ければ若いほどよいという風潮があることも確かである、

それが齢を重ねれば重ねるほど強くなるのが日本人なのかもしれ

ない、「若く見えますね」というフレーズが、何歳の人に対して

もこの上ない褒め言葉であることは間違いない。

 

 


人間の感情は今も昔も変わらない

2021年07月27日 | 生き方

物質的に恵まれ便利な世の中になったけど、人間の感情は昔も

も変わらないような気がする、例えば相手のためにやったの

に、感謝の言葉がなく、毎回当然のように思われてるとしたら、

決していい気分ではないものである。

 

一方、褒められたり感謝されると人間やる気がでるもの、普通

たちが理解されたと思うのは褒められたり感謝されたときで

ある、人に褒められ、感謝されると自分を理解してくれた思い

やすいもの、自分を肯定てくれた人を認めたいのも人間の感情

である。

 

そう考えると時代や状況が異なっても、そこに生きる人たちの

びや悲しみや怒りなど、それほど変わらない、人間の感情は

昔も今も変わらないようというのは当然かもしれない。

 


老いを生きていくために

2021年07月26日 | 老後の生き方

人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲しか

ったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあげた

らきりがないほどあるものだがそういうことは誰にでもあること、

人生とはそういうものかもしれない。

 

大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったにしても自分なりに

精一杯やてきた、だからよかったことも悪かったことも、これ

自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入れるこ

だと思っている。

 

そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に何

必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見えて

くるような気がする、そしてここまで生きて来た、これからも生

きていこう、この先何があるかわからないけれど、そんな気持ち

で老いを生きていきたい。


年金生活70歳ひとりぐらし男性の現実

2021年07月25日 | 年金生活

雑誌プレジデント「月13万円でも豊かさ20倍で暮らす知恵」

のなかの年金生活70歳ひとりぐらし男性の記事に注目した、

妻が難病を発症、50代後半で介護離職、無収入になったので同

居していた両親の年金と妻の障害年金が軸の生活だった。

 

退職金を含めた夫婦の蓄えは妻の介護でほとんどなくなっていっ

た、そして妻が亡くなり、その後両親も介護状態になり数年後に

相次いで他界、両親の残した遺産は約3000万円、兄弟二人で

相続、後始末もろもろにお金をかけると手元に残ったのは100

0万円、現在月年金収入13万円でやりくりしてる。

 

月13万円の収入で楽ではないけれど日常のなかに少しでも楽し

みを見つけ暮らしてることが記事から感じとることができる内容

であったち家はマンションでなく一軒家でローンは完済

しており車ない、そして税、社会保険料は含まれてない、耐久

消費財(家や家電製品)の購入は貯金から充当、70歳男性の

平均余命が約15年、不測の事態でもなければ、なんとかやれる

という本人の気持ちのなかには、やはり現時点で1000万円の

蓄えがあるからかもしれない。


コメントから見えるブログの世界

2021年07月24日 | ブログ

ブログを続けてると、どんな人が自分のブログを読んでるのだろ

うか?気になるものである、毎日読んでくれる人、通りすがりの

人、最後まで読んでくれなくても訪問してくれることはありがた

いものである。

 

しかし不特定多数の人に読んでもらっているだけに肯定的な意見

だけでなく批判的なコメントがくることも想定する必要がある、

読む人の価値観も多様なだけにちょっとした表現や文脈で誤解さ

れることだってありうるし、さらに匿名性と顔が見えないだけに

辛辣なコメントができるのもブログの読み手の心理かもしれない。

 

批判記事を書かれ、なかには嫌気がさしブログ自体を辞められた

かたもいるようだ、共通してるのは、いずれもランキング上位者、

お互い女性であること、記事でのバトルを展開すると両者のアク

セスが急激に伸びるという現象が発生する、それだけ注目度が高

い。

 

もしランキングが圏外で更新も不定期なブロガーであれば、同じ

記事でも批判されることはなかったでは、と思うのは私だけでは

ないはず、いずれにしてもブログの原点は自分で楽しむこと、ま

た多くの読がいる人気ブロガーであれば批判にめげず復活して

もらいたいものだ。

 

 

 


結婚と人生はよく似ている!?

2021年07月23日 | 夫婦

3組に1組のカップルが離婚している、約1分49秒に1組は

離婚してるという計算である、年間22万件の離婚、若年層の

離婚率がかなり高く19歳以下の女性では約60%、20歳~

24歳でも40%を超えてる、また熟年離婚も増加傾向である。

 

離婚の理由を見ると、性格の不一致、暴力、異性関係、精神的

虐待、生活費を払ってくれない等が上位にランクされてる、ま

た世界と比較してみるとロシアが1位、2位がアメリカで、ア

メリカでは2組に1組は離婚するといわれてる、ロシアでは2

回や3回離婚することは珍しくないようである。

 

恋愛時代は相手の本当の姿を見ないで美化してしまう、相手が

神経質なのをデリケートととらえ、粗雑な人を男らしいと思い

こんだりする、恋愛時代は美化するから情熱が保たれてるとも

いえる、生い立ち、育ち、環境が違った二人の人間が同じ屋根

の下に住むと恋愛時代に見せなかった素顔が現れるのも確かで

ある。

 

作家の遠藤周作氏の言葉によると「本当の結婚生活は幻滅と失

望から開始される」という、確かにお互いのいやな部分も受け

入れる姿勢が大切なのかもしれない、そう意味では結婚と人生

はよく似ている、ともに必ずしも悦びや楽しさだけではないの

は確かである 。

 


裕福な高齢者はごくわずか!

2021年07月22日 | 老後のお金

高齢世帯の平均貯蓄2430万円、この数を見ると高齢者は裕福だ

と誰もが思う、しかしこの数字は貯蓄額の高い世帯によって引き

げられている。

 

現に中央値(貯蓄額の低い世帯から高い世帯へ順番に並べた際に中央

に位置する世帯の値)は1547万円だった。実際この中央値のほう

が信憑性がある、それでも400万円未満が約2割もいるのが現状で

ある、またこの数字は一人暮らしの高齢者500万人は除外されてる

だけに本来はもっと下がると思われる。

 

少数の高齢者が富の多くを占めている、一握りの富裕層が全体の数字

を押し上げている現在の高齢者の実態、貧富の差は拡大するばかりで

ある、裕福な高齢者はごくわずかであることは確かである。