去年今年貫く棒の如きもの
これは明治大正昭和の3代にわたる俳人、作家の高浜虚子の俳句
である、去年今年(こぞことし)とは大晦日の夜を境に去年と今
年が入れ替わっていくことを表すと言われてる。
この句の解釈は時の流れに区切りを付けて人は生きている、しか
し時というものは過去現在未来を通して貫く一本の棒のように連
続してるものだ、だから新年になるとすべてが変わり好転すると
いうわけではない、人生はそんなに甘くないよと言ってる感じが
する。
誰もが悩みを抱えているが人それぞれ違う、難病を抱え苦しんで
る人、コロナ禍で事業の先行きに不安を抱えてる人、人間関係の
悩みを抱えてる人、親の介護で日々つらい思いをしてる人、人生
は甘くないかもしれない、それでも未来はわからない、時の流れ
を大切に明日に希望を持って歩きたいものだ。