団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

年金生活70歳ひとりぐらし男性の現実

2024年03月31日 | 年金生活

雑誌プレジデント「月13万円でも豊かさ20倍で暮らす知

恵」のなかの年金生活70歳ひとりぐらし男性の記事に注目

した、妻が難病を発症、50代後半で介護離職、無収入にな

ったので同居していた両親の年金と妻の障害年金が軸の生活

だった。

 

退職金を含めた夫婦の蓄えは妻の介護でほとんどなくなって

まった、そして妻が亡くなり、その後両親も介護状態にな

年後に相次いで他界、両親の残した遺産は約3000万

円、弟二人で相続、後始末もろもろにお金をかけると手元

に残ったのは1000万円、現在月年金収入13万円でやり

くりしてる。

 

月13万円の収入で楽ではないけれど日常のなかに少しでも

しみを見つけ暮らしてることが記事から感じとることがで

きる内容であった、持ち家はマンションでなく一軒家でロー

ンは完済しており車は所有してない、そして税、社会保険料

の支払い、耐久消費財(家具や家電製品)の購入は貯金から

当、70歳男性の平均余命が約15年、不測の事態でもな

れば、なんとかやれるという本人の気持ちのなかには、や

り現時点で1000万円の蓄えがあるからかもしれない。


老後の「きょうだいリスク」はなぜ起こるか?

2024年03月30日 | 老後の生き方

同じ家に生まれたきょうだいでも進む道はそれぞれ、齢を重ね

につれて生き方や価値観の違いが大きくなるなか、親の老い

とともに介護や相続という問題が生じてくる。

 

さらに収入や金銭感覚の差などお金をめぐる問題できょうだい

もめるケースがある、特に「親の介護を誰にするか」は深刻

な問題である、そしてきょうだいの争いの火種として挙げられ

るのはお金の貸し借り、遺産相続、親の介護問題であり下記の

ような事例がある。

 

 

■妹に100万円貸したが返ってこない、妹の年金が月5円だ

が返して欲しい旨の葉書を出したが返事がない(70歳主婦)

 

■二人姉妹で妹は母の介護もノータッチ、妹は結婚以来夫の影響

人格が変わってしまった、今では絶縁状態(58歳パート)

 

■弟が認知症の母に書かせた遺言書を怪しく思ったけど揉めたく

から従った、それなのに形見分けも法要の通知も一切ない

(6歳主婦)

 

この「きょうだいリスク」の問題点を考えると昔どんなに仲が

かったきょうだいでも違う人生を歩むうちに物の見方や考え

方も違ってくる、悲しいことにきょうだいよりも自分、そして

今いる家族のほうが大切になることがきょうだいのもめごとが

起こる要因かもしれない。


裕福な高齢者はごくわずか

2024年03月29日 | 老後の生き方

高齢世帯(二人以上の世帯)の平均貯蓄2414万円、この数

を見ると高齢者は裕福だと誰もが思う、しかしこの数字は貯蓄

額の高い世帯によって引きげられている。

 

現に中央値(貯蓄額の低い世帯から高い世帯へ順番に並べた際

に中央に位置する世帯の値)は1677万円だった。実際こ

中央値のほうが信憑性がある、それでも400万円未満が約

割もいるのが現状である、またこの数字は一人暮らしの高齢

630万人は除外されてるだけに本来はもっと下がると思わ

る。

 

少数の高齢者が富の多くを占めている、一握りの富裕層が全体

の数字を押し上げている現在の高齢者の実態、貧富の差は拡大

するばかりである、裕福な高齢者はごくわずかであることは確

かである。

 


もしも夫が亡くなったときの遺族年金は?

2024年03月28日 | シニア女性

「もしも夫が亡くなったら十分な生活費があるだろうか?」世の

奥様が不安に思うことである、というのは現在75歳以上後期高

齢者1人暮らしの女性の貧困率(年収122万円以下)は52%

と半数の人が経済的に苦しんでる、いわゆる低年金、無年金の人

が多い。

 

 

生計を維持している人が亡くなったとき残された家族に支給され

るのが遺族年金、亡くなった人が国民年金に加入していた自営業

者と厚生年金に加入していた会社員では条件が違う、そこで預貯

金などの資産は考慮せずに年金だけで一般的な事例で考えてみた

い。

 

 

例えばシニア夫婦がともに65歳の場合夫の年金(老齢基礎年金

5万円、老齢厚生年金10万円)、妻の年金(老齢基礎年金5万

円、老齢厚生年金4万円)合計24万円で暮らしている、もしも

夫が亡くなった場合どのぐらいもらえるだろうか?

 

 

このケースだと妻の老齢基礎年金5万円+夫の厚生年金の3/4な

ので7万5千円=12万5千円となる、ということは一人暮らし

になるとマイナス11万5千円となる、夫婦でくらしてる場合2

4万円という額は標準的な年金生活であるが夫が亡くなった場合

生活は間違いなく厳しくなる、もし自営業者夫婦の場合は妻の老

齢基礎年金のみになるのでなお苦しい状況になる。

 

 

このように老後の妻と遺族年金を考えた場合、どの職業について

いるかが問題、国民年金と厚生年金の差、いわゆる年金格差が問

題になってくるわけだ、そう考えると多少嫌なことがあっても夫

婦が一緒に助けあって生活することがベストのような気がする


つかず離れずの関係

2024年03月27日 | 老後の生き方

生きてるうえで難しいのは人間関係、学校、職場、近所、親戚、

友人関係すべてが常に良好な人間関係を保っことは正直簡単な

ことではない。

 

 それほど難しい人間関係、やはり適度な距離感が大切、その距

離感を見誤ってしまうとせっかく築いた人間関係も崩れる場合

がある、特に苦手だと思う人の場合、それを認めて相手の考え

方に影響を受けない、自分の考えも相手に押し付けないことが

必要だと実感している。

 

又相手の人生に過度に立ち入らず、相手が言いたくなさそうな

ことは聞かない、節度と抑制の利いたほどよい関係、そういう

距離を置いたつきあい、つかず離れずの関係こそ長続きする秘

訣かもしれない。

 


長い結婚生活で思う夫婦のありかた

2024年03月26日 | 老後の生き方

結婚生活は決して綺麗ごとだけではすまない、生い立ち、育ち、

環境が違った二人の人間が一緒に暮らすわけだから、いいこと

かりがあるわけではない、ただお互いの欠点やアラがわかっ

きた頃から夫婦愛が始まるような気がする。

 

また夫婦とは奇妙なもので感情がまたたく間に伝染する、どち

らかが機嫌が悪いと相手も理屈抜きで気分を害してしまう、同

様に夫婦だから、言わなくてもわかるというのは違う、言わな

きゃわからない。

 

そして結婚の基本は相手を尊重すること、相手の気持ち、立場

などを尊重して適度な距離感を保ち必要以上に立ち入らない、

老後は特にお互い思いやりを持って日々愉しみを見つけ過ごす

ことが大切だと結婚生活48年を迎えて痛感している。

 


生きる張り合いを求めて

2024年03月25日 | 老後の生き方

この年になって、ああそういうことかと何かがわかることがあ

る、どうして今までわからなかったんだろう、こんなこともわ

からないで今まで過ごしきたんだ、それと同時にまだ自分の知

らない自分に出会うことがあるものだ。

 

こんなことで喜ぶ自分がいるんだ、こんなことで感動する自分

がいるんだ、そういう発見が時々あってこれからもまだ続くよ

うな気がする、人間は毎日生きていく上で何か新鮮味とか目新

しい刺激があると生きる張り合いになるものだ。

 

今まで知らなかったことを知り得た喜び、本や音楽から受ける

感動、草花を見ての癒し、TVドラマを見ての共感、いつまでも

感覚や感情を大切にしたい、そんな小さな積み重ねが人生の面

白さと充実感につながると思っている。


父の悲痛な叫び「まだ死にたくない」

2024年03月24日 | 生き方

人間は寿命が尽きた時に死ぬのが昔の医学の原則だった、今は

寿命がつきても人工的に生かす医学に変わってきた、それでも

死ぬときはどんな人も孤独である。

 

そこは貧富の差もなければ社会的地位もない、ひとりで生まれ

てひとりで苦しみ、そしてひとりで死んでいく、みんな孤独で

ある、高齢になると先は長くない、だからいつ死んでもいいと

いう心境で私はいるけれど周囲を見渡すとそうでもない。

 

私の父は病院に搬送された時「まだ死にたくない」悲痛な叫び

だった、86歳だったが生きることに執着していた父、母も私

も弟も父には生きていて欲しかった、延命治療を選択、気管切

開して生きることに一縷の望みを託したが力尽きて半年後に息

を引取った、老いるということは醜くく、つらく孤独で悲しい

面も背負うものだと痛感したものだ。


老いの途中76歳の実感

2024年03月23日 | 老後の生き方

人生には思うようにいかなかったこと、つらかったこと、悲しか

ったこと、羨ましく思ったこと、やり残したことなど数えあげた

らきりがないほどあるものだが、そういうことは誰にでもあるこ

とで人生とはそういうものかもしれない。

 

大切なのはたとえ失敗や悔しい思いがあったとしても自分なりに

精一杯やってきた、だからよかったことも悪かったことも、これ

が自分の人生なのだと納得すること、自分の運命を受け入れるこ

とだと思っている。

 

そして自分の過去を冷静に検証することで、これからの自分に何

が必要で何を支えにどう生きていけばいいかという現実が見えて

くるような気がする、そしてここまで生きて来た、これからも生

きていこう、この先何があるかわからないけれど、そんな気持ち

で老いを生きていきたいというのが76歳の実感である。

 


80代シニア夫婦の年金生活

2024年03月22日 | 夫婦

ある雑誌の「年金を生かす暮らし方」のなかに結婚60年、夫

87歳妻80歳の二人暮らしの年金生活の記事があった、23

年前夫が定年退職してから夫婦の第二の人生が始まった、年金

は月25万円(夫厚生年金19万円、妻国民年金6万円)普段

の家計は税金、社会保険料も含め年金の範囲で暮らしてるとい

う。

 

住居は持ち家でローンもないが奥様が車を所有しており、ガソ

リン含め諸経費が月3万円、ご主人の小遣いが月2万円、ただ

し外食するときは御主人持ち、医療費が二人で月1万7千円、

そしてコロナ禍以降旅行に行ってないが毎月1万円を積み立て

をしてるという、長年家計簿をつけてることもあり、さすがと

いう感じがする。

 

そしてお二人のモットーは健康でいるために規律を持って過ご

すこと、起床、就寝、食事時間を決め生活のリズムを大切に暮

らすよう心掛けてるという、お二人の趣味は旅行で20年かけ

て47都道府県すべて廻ったというご夫婦の生き方、やはり健

康が大切であることを痛感した。