自分の思いや考えがそのまま100%相手に理解されることは
難しい、だからそういう前提で人とのつながりを考えたほうが
いい場合がある。
たとえば家族、友人など、どんな親しい人でも自分とは違う、
だから他人への期待が過剰であればあるほど、それが叶わなか
った時の失望感は大きいものだ。
実際自分と価値観が似てる人はいるけれど同じということは
まずない、そのことをスタートと考えれば、相手の考えが違
ったとしても素直に受け入れることができると思っている。
自分の思いや考えがそのまま100%相手に理解されることは
難しい、だからそういう前提で人とのつながりを考えたほうが
いい場合がある。
たとえば家族、友人など、どんな親しい人でも自分とは違う、
だから他人への期待が過剰であればあるほど、それが叶わなか
った時の失望感は大きいものだ。
実際自分と価値観が似てる人はいるけれど同じということは
まずない、そのことをスタートと考えれば、相手の考えが違
ったとしても素直に受け入れることができると思っている。
現在女性の労働者3056万人、そのうち約6割がパートや派遣
社員などとして働く非正規労働者である、主婦層が主だが子供の
いない未婚女性も増えつつあるという、低収入で不安定な暮らし
の中、将来に希望を持てず、孤立する人も多い。
非正規で働く理由としては「正社員として働ける会社がなかった」
が一番多い、また若い非正規女性は以前からいたが、いずれ結婚
すると問題にされてこなかったが非婚化、晩婚を背景に35歳以
上が増えている。
非正規のため十分な経験を積めず、低収入のままで病気をしたり
親が要介護となったりした途端、生活が立ち行かなくなるリスク
も高いといわれてる、当然老後のリスクを考えると不安である。
実際単身女性高齢者の相対的貧困率(税金や社会保険料を除いた
可処分所得が年収122万円)が約5割と非常に高いのも問題で
ある、大企業では正社員化を推進してるが中小企業ではまだまだ
かと思う、老後のことを考えると未婚女性の非正規は深刻な問題
である。
会社という組織を離れると群れから孤立しているように見えるか
もしれない、しかし本人は自分自身でいられるという意味では案
外、孤独を感じることはないものである。
私自身、定年退職してもうすぐ10年今はどこにも属さない、久
しぶりに会う知人、友人とは、つかず離れずの関係、ほどよい距
離感を保って相手の人生に過度に立ち入らず、相手がいいたくな
さそうなことは聞かない、この姿勢は会社にいた頃も今も変わら
ない。
群れの価値観よりも自分の価値観を信じ、群れずにつながる、今
はそんな生き方が自分に一番しっくりしてる気がする。
生きていくためにお金は必要である、お金は生活に必要な
もの、食べ物、住居、医療、趣味、旅行とお金があれば解決
できることが多いしお金があれば不幸をある程度回避できる
ことも確かである。
お金があることでぜいたくをする、そして生活するためのお金
が十分あっても、もっと欲しくなる、際限なく欲しいと思う人
だっている、そしていつのまにか生きるための手段にすぎない
お金が生きる目的になってしまうことだってある。
そう考えると生きていくためにお金は必要だし大切だけど、そ
れで幸福かというと必ずしもそうではない、生活はお金で買う
ことができるけれど幸福はお金で買うことができるとは言い切
れない、幸福はその人自身の考え方、その人自身の心のありよ
うだと私は思いたい。
死は常に思いがけないかたちで襲ってくる、いつどんなかたちで
やってくるかはわかったものではない、それでも人間いつかは死
ぬ、まちがいなく死ぬ。
老いを生きるというのは自分の家に戻るように帰り道を歩いてい
るようなもので、あせる必要も不安になる必要もない、歩いてさ
えいれば、やがて家にたどりつく、私たちはそれまでの道のりを
楽しんでいけばいいという先人の言葉を時々思い出すことがある。
自分はなぜ生きているのか、自分は何のために生きてるのだろう
か、悩みながら迷いながらも毎日の小さな日常に喜びを見出して
今日を楽しむ、そんな生き方でゴールまでの道のりを生きていけ
ればいいと私は思っている。
ウイズ・コロナの生活が続いて人に会う機会が減り、煩わしい
つきあいからは解放されてさっぱりした半面、コミュニケーシ
ョンがない寂しさを感じることもあるかと思う、その結果、あ
らためて大切にしたい人間関係、アンケート調査から見えた声
を集めてみました。
■ 友達と自由に会えなくなった代わりに、近所の親戚と互い
の家を行き来するようになり手作りマスクや食べ物の差し入れ
に助けられた、こんな身近に、気楽に会える人がいたなんて
(65歳パート)
■同年代の友人とは健康の悩みや非正規ならではの悩みを共有
できるのが心強い(53歳アルバイト)
■友人はこの状況をチャンスと捉えられる、私も新しいことに
チャレンジするいい機会だと思いZOOMの使い方を習って友人
と連絡をとりあっている(68歳自営業)
■60年以上のつきあいになる友人とはいつも電話で近況報告、
お互い耳が遠かったり口がもごもごして以前のようにうまく会
話できないので墓参りに行くとき、立ち寄って顔を見るように
しています(77才無職)
■両親が91才と80才でいつ何があるか、わからないので、
今のうちにたくさん話を聞いてあげようと思った
(59才パート)
現在非正規雇用労働者が40%ということもありきょうだい間で
の収入格差の問題は深刻である、現実問題として35歳~44歳
でパラサイトシングルとして親が生活の面倒を見ている独身者が
100万人以上存在する。
また結婚しても「夫の稼ぎが悪いと嘆く娘にちょくちょく小遣い
を渡す」 「いずれ介護してあげるといった息子夫婦に二世帯住宅
建設の資金を渡す」など経済的に困っている子供や将来頼れそう
な子供に援助をしてやりたいと思うのが親心というもの、これが
一人っ子であれば問題ないがそうでない場合、ほかの子供と同じ
きょうだいなのになぜこんなに差があるかという反発や嫉妬を抱
いて格差が問題になってくる。
そして自分ばかり損をしてきたという恨みの気持ちも沸いてくる、
さらに問題を複雑にするのは配偶者の存在、親からの支援に差が
あった場合、本人は納得していても妻や夫が「あのとき不公平だ
った分相続では多く受け取る権利がある」と主張する例で相続人
の配偶者が口出しするとトラブルは長期化するといわれている。
かつては同じ家族であったきょうだいも今はそれぞれ別に家族が
いる、人生をともにする運命共同体はきょうだいではなくもはや
配偶者や子供だという悲しい現実があることも確かである。
わかってるようでわからないのが人間関係、わかっているのは表面
的なこと、食べ物や好み趣味スポーツ、いわゆる自己紹介的なもの
その人の本質でもない単なる好みや行動パターンにすぎないことが
結構あるものだ。
例えば職場の仲間であっても今思い起こせば、何年も一緒に仕事を
して考え方や悩みを聞いたり価値観を共有できる人間はそんなにい
ないもの、知ってるのは案外人づてに聞いた話でその人のことを知
ったつもりになってることがよくあるものである。
また人間の行動や考え方は変化するだけにさらにわかりにくい、い
わゆる置かれた立場によって物の考え方に変化が生まれることがあ
る、そもそも自分自身でさえ理解できないことがある自分というも
のを他人が根本的に理解することなどできないかもしれない。
人生は思いどうりにいかないもので、上手くいかないときはいく
ら頑張ってもうまくいかないし、うまくいくときはちょっとした
きっかけでうまくいくときがあるものだ。
実際個人の努力ではどうしようもないことが人生には多い、予想
外の事故や災害、病気などに襲われて人生がつらいことになるこ
とがある。
長い人生のなかでは頑張っても努力しても報われないことがある
ものだ、それでも人生を楽しくするのもつまらなくするのも自分
の責任ということになる、だからこそ人生なるようになると腹を
すえて自分に与えられた条件の中で最善をつくすことが大切だと
思っている。
人は心に問題を抱えて苦しいとき、悩んだりしてるとき、他人に
対して優しい気持ちにはなれないもの、逆に心が満たされている
と優しくなれるもの、それはきっと気持ちに余裕があるからかも
しれない。
優しさは人を癒すし優しさは相手に安心感を与えることは確かであ
る、ちょっとした優しい励ましや情愛の言葉で勇気づけられ心が救
われることだってある、しかし人はそれぞれ違う、優しさの捉え方
が違う場合がある、だから同じ行為がすべての人にとって優しいと
いうわけではない、それでも優しさは生きていくうえで大切なこと
である。
私が思う本当の優しさとは自分が辛く苦しいときであっても人に
対し思いやりの心を持ち真摯に向き合うことだと思っている、難
しいけれどそんな気持ちを忘れないで生きていきたい。