団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

会社に未練を残さない

2018年08月30日 | 会社

エッセイストの酒井順子さんが「職場の別れ」について言及して

る記事を興味深く読んだ、そこには定年退職した人が退職後も何

と会社に顔を出す人がいるものだが現役社員からみると、いか

にも過去の立場に恋々としてるという風に見えるもの、一度別れ

たら、いくら後ろ髪をひかれようが振り返らないのが企業戦士ら

しい引き際じゃないかという内容であった。

 

私の場合定年退職して7年の間に会社に顔を出したのは一度だけ

あるが基本的に酒井さんの意見に同感である、その理由は私がま

だ40代のころ、当時定年退職した先輩社員が、ある地方支店の

事務所に夕方になると顔を出し、麻雀や飲みに誘うため現役社員

が困ってるという話を聞いてたからだ、最初は先輩だし懐かしく

相手をしていたが頻繁なため、忙しいときは誰も相手にしてられ

ない、迷惑以外のなにものでもないという愚痴をよく聞いたもの

だ。

 

会社は居心地のよい仲間社会という気持ちも理解できないわけで

はないが定年退職すれば、ただの人で上司も部下もない、会社を

辞める側に必要なマナーは「未練を残さない」ということに尽き

ると思っている。


高齢者の暴力事件に思うこと

2018年08月08日 | 老後の生き方

「万引きを注意された77歳の男が逆上」

「電車やバスの車内でケンカ腰にふるまう」

「無抵抗の店員へ罵声を浴びせ暴れる」

 

キレた高齢者の暴行事件が続出してる、昔は老人といえば無害な

弱者というイメージがあったが現代ではそうでもないようだ、一

般刑法犯における65歳以上の検挙人員が4万7千人と他の年齢

層を抑えて3年連続トップである。

 

高齢者が増えてるのだから単純に犯罪の数が増えてるわけでもな

い、20年前と比較して検挙人員は約4倍、人口構成比では約2

倍と高齢化率をはるかにしのぐ実態である。

 

なぜだろうか?齢をとれば脳の前頭葉が縮んでくる、衰えると物

事の決めつけが激しくなる、しかし人間は多面性を抱えた生き物、

相手の応対や状況しだいで変化するもの、例えば病院で予約して

るのに何時間も待たされる、飲食店で店員の対応が悪い等同情す

る面もある、ただ暴言、暴力はいけない、そういう時こそ強い自

制心が必要だと思う。