団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

82歳ひとり暮らし男性の憂鬱

2023年11月30日 | シニア男性の悩み

現在82歳男性ひとり暮らし、65歳で定年退職した時点で貯

金は1200万円あった、それから17年、82歳で貯金はな

くなった年金のほとんどが家賃7万円に消える状態で最近アパ

ートを退去し友人宅に身を寄せてる状態だという、これは藤田

孝典氏の「下流老人」のなかの事例である。

 

高齢者の約4割の世帯が老後資金がほとんどないと言われてる

昨今この82歳の男性の事例は他人事ではない、定年退職時点

で借家、もしくは持ち家で住宅ローンの残債を抱えてると貧困

に陥るケースが多いことは確かである、定年まで勤めあげたの

に住まいを失い貧困に陥るのは自己責任なのか?考えさせられ

る問題である。


人間関係のピークは誰にでもあること

2023年11月29日 | 人間関係

人と会うことが激減、行動範囲も縮小し時間だけが過ぎいく

それでもぼーっとしながらも自由な時間、こんな時を求めて

いたのかもしれない、至福の時間というわけでもないが気分

は落ち着く心地よいひと時である。

 

若い時は、この人は嫌だなと思っても利害関係もあり、関係

を断ち切ることができないけれど、今はこの人はいいやと思

えば連絡をとらなければいいだけのことだ。

 

人間関係のピークは誰にでもあることで、環境が変わった、

話題が合わなくなった、どちらかが面倒だと思った、トラブ

ルが生じた等で自然に消滅することがある、どこかで偶然会

ったりしないかぎりそれっきり、齢をとったらそれでいい、

無理に執着することはない、もう人生の時間が限られてるか

ら心の声に忠実に生きるのがいいと思ってる。


高齢者のうつ病と認知症

2023年11月28日 | 老後の生き方

現在高齢者で認知症患者は600万人、2年後の2025年に

は700万人になると言われてる、高齢者の5人に1人である

一方高齢者のうつ病患者は300万人、記憶力の低下がアルツ

ハイマー病なのか高齢者のうつ病なのか間違いやすい

 

記憶力の低下、気分の落ち込み、不眠、食欲低下、動悸、息切

れが起こるのがうつ状態だけれど齢を重ねると誰もが罹患する

恐れがある、さらにその症状が2週間以上続くのがいわゆる、

つ病である。

 

高齢者の鬱は夕方から調子がわるくなる、脳梗塞にかかると

常にうつ病がおきやすい、さらに高齢者の鬱を放置している

認知症になりやすい、私の亡き父も認知症だったが、今思う

初期の段階でうつ病だったような気がする、それだけ齢者の

場合うつ病と認知症かの判断が難しいということである。


お金がなくても楽しく暮らす秘訣は

2023年11月27日 | 老後のお金

お金は生活に必要なもの、お金があれば幸せになれると思って

る人は多い、お金があればもっと楽なのにということはあるし、

お金があれば人生の大半の問題は解決することも確かである。

 

お金がない人にとってお金さえあれば幸せなにのにと思うだろ

うし一方、お金持ちの人はもっと欲しいと思うだろう、しかし

人間はお金に比例して幸せになるわけではない、だから人がう

らやむような生活をしていても、その人の心が幸せとは限らな

いし、逆にはたから見て貧しくて不幸に見える生活をしていて

も心が幸せな人が現実にはいる。

 

そう考えるとお金がなくても楽しく暮らす秘訣は他人と自分を

比べないことのような気がする、そのためには自分の価値基準

をはっきり持って生きることが大切だと思っている。

 


シニア女性家計簿の実態は

2023年11月26日 | シニア女性

最近シニアの家計簿というタイトルで色んな雑誌で年金生活者

の家計簿を目にする機会が増えた、そんな実例を見るとやりく

上手の人が多い、ただ預金額がわからないケースが多いので

実態をつかみにくいことも確かである。

 

女性のひとりぐらしの場合は国民年金は5万円前後、遺族年金

の額によって年金収入が大きく違ってくる、亡くなったご主人

がサラリーマンであれば遺族年金が10万円前後が多く、合計

15万円で生活しており、耐久消費財(冷蔵庫、洗濯機等)の

購入は預金を取り崩している、ご主人が自営業者であれば遺族

年金がなく国民年金のみとなり生活は厳しい、当然預金を取り

崩す必要がある。

 

さらに問題なのは医療費、そして介護状態になった時である、

ホームヘルパー、ディサービスと予定外の出費を覚悟しな

ばならない、ただ雑誌に掲載される事例の人はなんとか年

金収入の範囲内で生活してる人が多く、低年金、無年金、預

金なしの事例はあまりないのがシニア女性の家計簿の実態で

ある。

 


夫の親と同居しない約束を反故にされた嫁

2023年11月25日 | 嫁と姑

夫と子供の三人暮らしで借家住まい、主人は長男で実家の家

業を手伝ってる、結婚するにあたって主人の両親との同居は

しない、家業は手伝わなくてよいとの約束で結婚、ところが

主人と両親だけで実家の敷地に家を新築、両親も同居するこ

とを決めてしまった、同居しない約束が反故されたけど私の

我儘でしょうかという29歳主婦の人生相談。

 

これは「人生案内100年分、きょうも誰かが悩んでる」の

中の記事で今から20年前、29歳主婦の相談である、これ

について、ご主人はあなたと結婚したいためご機嫌をとった

のでしょう、しかし住居問題はみんな苦労してます、そう考

えると、多少の煩わしさはあってもありがたい事だと思いま

すという回答だった。

 

この相談内容は自分と重なるところがあった、私はサラリー

マンで長男、妻の母親は嫁姑で苦労しただけに長男との結婚

に難色を示した、ただ私の場合、転勤があるし両親との同居

はないということで結婚し、両親が亡くなるまで同居するこ

とはなかったが相談者にとっては大きなストレスだったのか

もしれない。

 

 


いじめ問題について考える

2023年11月24日 | 人間関係

昨年度の国公私立の小中高校と特別支援学校のいじめ認知件

数は前年度から1割増の68万件と過去最多だった、いじめ

は昔からあってなにも今に始まったことではない、ただいじ

めの質がSNSの普及で変わってきたことは確かである、実際

人間社会にはさまざまな力関係が張り巡らせており、集団に

なると必ず力関係が働き上下関係が生じる、最近問題になっ

ている宝塚歌劇団の女性の自殺も上級生からのいじめが原因

と言われてる。

 

さらにどんな人間にも心の奥底には無意識のうちに無抵抗な

ものをいじめることに楽しさを感じる快楽本能があると言わ

れてる、子供だけではない、大人になってその本能を刺激す

る状況におかれると噴出する、だからパワハラがあとを絶た

ない、みんな仲良くという規範意識だけではいじめはなくな

らない、この社会は苦しいこと、つらいことが多い、辛抱が

いろんな場面で要求されることも確かである。

 

作家の平野啓一郎氏がいじめ問題についてこんなことを言及

してる「学校でいじめが起きているときに、かわいそうなこ

とをしているからやめましょうと諭すことも大事ですが、ま

ずいじめるということは相手の教育を受ける権利を侵害して

いることだから、やってはいけないことだと教えなくてはな

らない」まさに同感である。


マスク注意事件65歳男性の後悔

2023年11月23日 | 新型コロナ

神戸で起きたマスク注意事件は3年前の事だった、65歳男性

は昼食に向かう途中、コインパーキングでマスクをつけてない

若者(25歳男性)を見かけた、そして「マスクをせえや」と

注意したところ「おっさんに言われたくない」と言い返し、激

高し執拗な暴行を受けた。

 

救急搬送され緊急手術を受けたが脊髄損傷の重傷、下半身不随

となり車椅子生活を余儀なくされた、手の指は自由に動かず脚

も痙攣したりとヘルパーの介護を受けて日常生活を送っている。

 

定年後の穏やかな生活から暗転、不自由な生活、正義感から注

したものの「注意の仕方が悪かったかもしれない、もう死ん

も同然だ」と後悔してる男性、悪いのは若者であるが正義感

代償が下半身不随とはなんとも後味の悪い事件だった。

 


いい夫婦の日に思うこと

2023年11月22日 | 夫婦

生まれも育ちも環境、感覚、違った二人の人間が同じ屋根の下

に住んでると恋愛時代には互いに見せなかった素顔が現れるも

のである、長い年月のなかで仲のいい夫婦でも些細な喧嘩は数

しれずあるのが普通だと思う。

 

なぜこの男性とあるいはなぜこの女性と結婚したのだろうか、

他にもっといい相手がいたかもしれない、いや他の相手でない

から今幸せなんだとそれぞれ思いは違うかもしれない、これば

っかりはわからない。

 

結婚生活47年で思うことは完全な男も完全な女もいない、そ

れなのに完全な関係を当たり前の前提に結婚生活を考えがちだ

けど、それは大きな間違いだということだ、そして大切なのは

お互い「ありがとう」という感謝の言葉を伝えること、小さな

感謝の積み重ねとさりげない日常の会話が夫婦の風通しをよく

するし夫婦円満の秘訣のような気がする。

 

 


安らかにあの世に行ける健康法があったなら

2023年11月21日 | 老後の生き方

人間誰でも老いていく、老いていくと同時に死ぬものだ、今

は亡き作家の遠藤周作氏がエッセイのなかで「楽に死なせる

研究」が行われないかと時々夢想するという。

 

医学では少なくとも現在本人が望む、望まないにかかわらず

一日でも長く生き伸ばすことを研究してる、認知症や寝たき

りになりたくない、その前に死にたいといっても許されない。

 

だから「ご安心下さい、そうなられる前に安らかにあの世に

行けるような健康法を教えましょう」という医者がいたらど

うだろうと読者に遠藤氏は投げかけてる、闘病生活が長かっ

ただけにわかるような気がする。

 

私の場合、両親とも晩年苦しんで亡くなったのを見てるだけ

に、そんな健康法にすがりたい気持ちもあるけれど、今はと

にかく生きることだけ考えよう、いつか人生は終わるのだか

らというのが偽らざる心境である。