団塊シニアのひとりごと

定年退職して14年目になりました、定年後の生活で
日々感じたことを伝えたいと思ってます。

何が起こるかわからないのが人生だ

2024年10月31日 | 生き方

人生は長い旅、しかし明日のことは誰もわからない、明日がく

るかもわからない、昨日まで元気だった人が自然災害で亡くな

ったり、突然病気で亡くなることがある、長い旅のなかで何が

起こるかわからないのが人生だ。

 

今日は精一杯生きただろうか?時々自分の心に問いかけること

がある、齢を重ねて病気になると、つい弱気になり明日死ぬか

もしれないと悲観的になる時と、まだしばらくは大丈夫だろう

と楽観的になったりと気持ちが揺れ動くことがある。

 

それでも人は必ず死ぬ、そして消えてなくなる、そう考えると

人は生まれたときから死に向かって生きてるといえる、だから

こそ生きてる限り思い残すことがないよう精一杯生きたいと思

っている。


60代女性の悩みは80代義母との生活

2024年10月30日 | 老後の生き方

夫は7年前に他界、現在は80代の義母と30代の息子と3人

暮らしという60代女性の投稿記事があった、40年間会社勤

めができたのは義母が二人の子供の面倒を見てくれたお蔭であ

る、しかし、しっかり者で元気な義母との生活は窮屈で正直の

んびり過ごしたい、もう嫁を卒業したいという内容だった。

 

今までいい嫁でいた投稿者、義母との関係を優先しようと時々

自分の気持ちに目をつぶってしまう、今さら「悪い嫁」と見ら

れたくない、周囲からいい嫁の評価を得ながら自分を通すこと

は難しいかもしれない。

 

それでもこれからの人生、自分はどう生きたいのか?自分の本

当の気持ちは?義母への感謝の気持ちは忘れず適度な距離感、

そして、なんといっても自分の気持ちを優先することも大切で

はないかというのが読後の感想である。

 

 

 


自分の思いをブログで伝える

2024年10月29日 | ブログ

仕事や家庭の問題、人間関係で、さまざまな思いを抱え自分ひ

とりの胸の中にしまいきれなかった時、解消の仕方は人それぞ

れ違うものだ、そんな時愚痴を文字にすることでストレスや感

情を発散させるひとつの方法にブログがある。

 

私自身誰かのブログのひとつの文章が心に残り、それが自分を

支えてくれたり、あるいは自分が反省するための視点となった

りしたことが今まで何度もあった。

 

そんなブログで伝える言葉は、本当は相手にではなくて自分に

向けられた言葉だと思うことがある、自分の本心を探りながら

自分の思いをブログにぶつける、自分と向き合うからこそ書け

るものだと思っている。


なにをやっても上手くいかない時

2024年10月28日 | 老後の生き方

長い人生のなかでなにをやっても上手くいかない時がある、そ

んな時が必ずあるものだ、そういう時はいくらじたばたしても

駄目である、運、不運はたいてい交互にやってくるもの、だか

ら一喜一憂しないことにしてる、変化がおもいがけない時に起

こるものと思っている。

 

 

実際人生の苦しみの半分は時間がたつに従って薄らいでいくこ

とが多い、いつかは消える、と心のなかでつぶやくことにして

る、苦しみは必ず去る、何もせず、じっと風が通りすぎるのを

待つ、やがて風は去る、だから焦らずひたすら待つようにして

る、そうして私は生きてきたし、これからもそんな思いで残さ

れた人生を生きていきたい。

 


88歳ひとり暮らし女性の生きがいは

2024年10月27日 | 老後の生き方

婦人公論の特集「達人たちに学ぶ、ひとり暮らしの楽しみ」の

なかで88歳ひとり暮らし女性の1ヵ月の家計簿に注目した、

自宅は人に貸し、現在介護サービス付住宅に入居している。

 

収入は27万円(年金5万円、遺族年金14万円、家賃収入8

万円)亡くなったご主人の遺族年金、さらに自宅を貸してるの

か家賃収入が大きい、支出は20.5万円、施設の費用が食費

を含め15万円、趣味2万円、交際費2万円、交通・通信費1.

2万円、医療費5千円、収支は6.5万円のプラスである。

 

さらに貯金が1000万円と経済的にはゆたかである、介護サ

ービス付住宅に入居してるが現在は健康である、外出の時の交

通機関は市の福祉カードを利用、そして生きがいがフィットネ

スクラブでの体操と孫とのデートと90歳を目前に充実した生

活を送ってるのがうかがえる内容である。


老後は自分の心の声を大切にしたい

2024年10月26日 | 老後の生き方

いい人と思われたくて他人の目を気にする、人間関係を優先しよ

うとするため自分の気持ちに目をつぶってしまう、人間、誰もが

経験のあることである。

 

つながりを作ることが大切でも合わない人と連絡を取り、無理に

知り合いの数を増やそうとするのは無駄なこと、人間には一人で

いることで最高の安らぎを感じる人もいる。

 

また、二人でいることで安らぐ人もいる、大勢の中に身を置くこ

とで安らぎを覚える人もいるだろう、だから自分の価値観を信じ

て、自分の心の声に忠実に納得のいく生き方をするのが老後は大

切だと思っている。


家事に口を出す夫にうんざりという60代主婦

2024年10月25日 | 老後の生き方

読売新聞の「人生案内」相談者は60代主婦、定年退職した夫

は毎日テレビを見て過ごしている、そのくせ、洗いものの水は

こまめに止めろ、あそこが汚いなどと口うるさい、文句を言わ

ない日はなく、自分の家なのにくつろげない、こんな老後が続

くかと思うとゾッとする、姑化した夫にうんざりという内容で

あった。

 

この相談について回答者は定年退職後の夫は多くの部下を失っ

て家庭で指示命令できるのは妻一人、夫の上司化である、黙っ

ていては夫は変わらない、長年の働きに感謝しつつこれからの

後半の人生に夫に対する希望を、たとえ一騒動があったとして

も話しましょうという回答だった。

 

私の場合定年退職前に妻から家事の分担についての希望があっ

た、1年間は助走期間で教えてもらうことが多かった、そのお

かげで今では食事については1週間の交替制で12年間経過し

てる、そのほか部屋、トイレ、風呂の掃除と役割分担を決めな

がら今までやってきた、やはり妻が上司と思い、指導されなが

らやってきたことが少なからず、夫婦円満につながるような気

がする。


歳を重ねて思う身体のこと

2024年10月24日 | 老後の生き方

人間の身体は不思議なものだ、心臓、呼吸、排せつ、自分の意

志で思いどうりになってるわけではない、人間の意志を超えた

ものがある、身体のひとつひとつの器官が明確な意識を持って

いるような気がしてならない。

 

若い時は何の疑問も持たなかった、健康だし風邪をひいても回

復力は早い、当たり前のことだった、身体や命について考える

ことなどなかった、しかし齢を重ねるにつれ特に最近は、衰え

てきた自分の身体に対し優しい気持ちになったような気がする。

 

今まで一度も止まらず働いてくれた心臓、眼も見える、耳も聞

こえる、食べることもできる、それぞれの器官が必死に頑張っ

て私を助けてくれてる、特に痛みから解放された時はなぜか感

謝の気持ちが湧いてくる、自分の身体と対話してるような不思

議な感覚、この感覚を忘れないでいようと思っている。

 


笑って72歳の生涯を全うした男性

2024年10月23日 | 老後の生き方

絵本作家の伊勢英子氏は夫のノンフィクション作家、柳田邦男

氏との対談集「はじまりの記憶」の中で実父についての思い出

を語っている、銀行員で退職後は画家として生きた父とのエピ

ソードは心温まるものがあった。

 

進行がんで余命4ヵ月と告知された父は家で絵を描き続けてア

トリエで死ぬ生き方を選んだ、酸素の管を鼻につけモルヒネで

痛みを抑えながら展覧会出品の絵を描き続け10ヵ月を見事に

生ききった、それは壮絶という言葉など全然にあわないユーモ

アとペーソスにあふれた10ヵ月だったという。

 

ユニークなのは告知をうけてまもなく誕生日に免許証の書き換

えに行った、もう自分で運転できない体力だったからタクシー

での往復「もうすぐ死ぬのに更新してどうするの?」という母

に「ばか、免許証がないとあの世で運転できないじゃないか」

といった父。

 

67キロあった体重が50キロになりMSコンチン止血剤、咳止

め、安定剤など14種類もの薬を服用していたそんな時期でさ

え飄々としていた、泣くかわりに笑い、周囲の人をも笑わせ7

2歳の生涯、死を目前にしてこんな生き方ができるなんて、素

晴らしい人間力に心を打たれた。


私が経験した実家じまい

2024年10月22日 | 老後の生き方

私が実家じまいを考えたのは母が認知症になって高齢者施設に

入居したときである、築60年の一軒家で住宅が密集しており、

空き家になることで空き巣や放火のリスクが懸念された、月2

回新幹線で家の掃除と近所への挨拶を2年間続けた。

 

現在日本では空き家が870万戸もあるという、全住宅の14

%である、なぜ空き家の処分が進まないのか?面倒だからであ

る、更地にすれば固定資産税が5倍から6倍になるし、親が認

知症だと売却できない、私の場合も母が施設に入居して生きて

る間は売却できなかった。

 

 

さらに空き家の状態でも固定資産税、光熱費の支払いも発生す

るし、後見人制度を活用すればいいと国では推奨してるが正直

使い勝手が悪い、第三者に通帳を渡して管理されるので家族に

とっては不便である、親が生きてる間に家族信託を利用すれば

家を売却できるが、親が元気な時は実家の処分の話をしたがら

ないので現実的には難しい、母が亡くなって4ヵ月で実家じま

いが完了したが思いのほか手続きが煩雑なため空き家が放置さ

れてることが、わかる気がする。