TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

就活

2012-04-28 13:04:14 | セラピー・ドッグ
今朝は、TABIの就職の面接に行って来た。

地元のセラピー・ドッグのボランティアである。
こちらに来てからアジリティもラリーもセラピーもご無沙汰しているTABIは、ヒマで飽きちゃって機嫌が悪い。人間でも、「もうトシだし引退して毎日遊んで暮らそう」ってタイプと、「いつまでも現役で!」っていうタイプとある。TABIの場合は、「リタイアなんてまだ早いよ!」ってタイプらしい。

そこで、このあたりで最も歴史の古いセラピー・アニマルの会長さんにメールしてみた。とてもこころよいお返事をいただいて、先々週は獣医さんとこでテストしてきた。獣医さんから「この子ならバッチリ大丈夫!」のお墨付きをいただき、今日はいよいよ会長さんと面接。

会長さんのヨーキーが吠え続ける中、無事合格。
メンバー犬用のバンダナとか、タグとかいろいろいただくき、お仕事のオリエンテーション。

首輪につけるタグ

お祝いとして、夕食はいつもより手をかけた。

TABIパパの好物、シーザー・サラダ。
クルトンも自家製。やっぱ作りたてのクルトンは美味しい。


エスカルゴのマッシュルーム焼き。
マッシュルームにエスカルゴとハーブバターを詰め、スモークしたグーダチーズをかけてオーブン焼きしたもの。



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ハロウィーン・パピー

2011-10-26 12:02:57 | セラピー・ドッグ
今日のセラピー訪問は、リタイアメント・ホーム。

まだ体も頭もしっかりしている老人がほとんどなので、会話がはずんで笑いが絶えない。セラピー・ドッグが来るのを楽しみにしている方々ばかりがホールに集まり、中にはちゃんと犬用オヤツ持参の人も。TABIは、今日もコスチュームを着ていったので「ハロウィーン・パピーだね、かわいいねえ」と大人気。



今回は犬はTABIと、ゴールデンのEMMAだけ。
でもこのホームは猫と小型犬は飼うことが許されているので、一人老婦人がミニチュア・シュナウザーを連れてやってきた。ゴールデンとこの子はガウガウ合戦。TABIは、一人おとなしくしていた。



ホールの横には瀟洒なダイニングがあり、メニューを拝見するとなかなかの内容。このホームは新築で、設備が行き届いており、入居するには庭付き一戸建てを買うより高い一時金を払う。その他の料金は、また別である。本当にお金のある人でなければ、とても入れない。だから、お年寄り達もとても上品できれいだ。そしてどの人も、「来てくれてどうもありがとう」とにこやかに笑って迎えてくれる。

帰り際Esterに「今日で最後なんだ」と言ったら、とってもびっくりしていた。
私も悲しい。EMMAの写真をメールで送ってあげよう。


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うすれゆく記憶

2011-10-19 10:59:41 | セラピー・ドッグ
今日のセラピー訪問先は、アイランドに設けた眺めのよい施設。

ハロウィーンの衣装を着ていったTABIと、バンダナをつけたゴールデンのEMMAはナースのみなさんに熱烈歓迎。この施設では、個室を一つづつ訪問する。

途中、私は話好きなおばあさんにつかまってしまい立ち話。「私も昔は犬を飼っていたのよ~」に始まり、歴代の犬達の話になるが、時代が行ったり来たり。そして、「来週はうちの両親が遊びに来るのよ~」という話までいった。もちろん、彼女のご両親はとっくに他界しているだろうから、コレは彼女の幻想なのだが。このように一見しっかりしているように見える老人が、つじつまの合わない話をするのは認知症の特徴だ。

この施設では、各個室のドアの横に飾りだながあり、入居者の若かりし頃の写真や、勲章などをディスプレイしてそれぞれの人となりをあらわしている。今日訪問した中に「ドクター」の称号を持つ紳士があった。おそらく三十代と見える写真を見ると、すごい美男子。ドラマ「Mad Men」の主人公みたい。部屋には科学雑誌が置かれ、その紳士は車椅子で読書中であった。現在九十代と見えるドクターは、若い頃のおもかげは全くなかった。

次に訪れたフランス系の元ナースは、頭の方は今でもかなりしっかりしており、他の誰よりも筋の通った話のできるおばあちゃま。車椅子に様々な医療機器がついており、おそらく頭の方は問題ないのだが病気で体がきかないため入居していると見える。私がもっと仏語ができたら、いろいろ話ができたろうに。

ドアに犬写真を貼り、飾りだなにはドッグショーのリボンやたくさんの犬の置物を置いているのは、犬好きで知られるおばあちゃま。ベッドから落ちて怪我をしないように、ベッドは低くし周囲にマットを敷き詰めてあった。ろれつは回らないのだが、犬の話題になると生き生きとして話がつきない。しかも、レスキュー活動の最新情報にまで詳しい。「毎回、セラピー・ドッグが来るのが楽しみなのよ」と言っていた。

私も老人となってホームに入ったら、飾り棚に犬写真やアジリティのリボンを飾るんだろうか。そして、セラピー・ドッグのボランティアに「私が若い頃は、犬とアジリティやラリーをやっていてねえ~」とか話すんだろうか。


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老人ホームというもの

2011-10-05 11:17:42 | セラピー・ドッグ
今日はセラピー訪問の日。

10月はハロウィーン月間なので、TABIにコスチュームを着せて出かける。
老人ホームは、来週の感謝祭にむけて飾りつけも華やか、夕食のメニューはもうすでに七面鳥だった。

私達のチームでコスチューム着てきたのはTABIだけだったので、ホームのナースのみなさんから「きゃあ~カワイイ!」と大絶賛を浴びる。一人いつもキレイに髪をセットし、赤いマニキュアをしておしゃれなおばあさんがいて、彼女はしきりにTABIの衣装をめくってみたりしては「まあ良くできてるわねえ」と感心していた。彼女は、若いころはファッション関係だったんだろうか?オシャレだった人は、ホームに入ってもオシャレなのだ。

上階のファミリールームには、一人で昔の白黒ドラマを観ていたおばあさんがいた。
もうTABIはおなじみなので、顔をくしゃくしゃにして喜んでくれた。

老人ホームはうちの近所にもあり、とても瀟洒な建物で庭には花が色とりどり、お世話も行き届いた場所と聞く。
ここを通るたびに思うのは、「いつか私も、こういうところに入るのだな」ということ。

ホームに入居できる人は、まだ幸せなのだということは良くわかっている。
だけど、入ったら犬を飼えない。飼うだけの自活力がないからだ。
それはさみしい、さみし~い毎日だと思う。


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