TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

4つになったよ

2003-11-27 11:15:20 | インポート
今日はTABIの4歳の誕生日。

TABIの母犬、KIWIが子犬を産んだというニュースを聞いたとき、私は里帰り
して日本にいた。木枯らしの吹く寒い日だった。あれから4年か。
早いものだね。大きくなったね、TABI。

出張に行ってた夫も無事に帰宅し、今年はみんなでお祝い。
大好きなチーズ入りのケーキを食べて、遊び疲れてスヤスヤ眠るTABI。
これからも健康で楽しい毎日を過ごそうね。


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Here comes BRIGHT

2003-11-26 10:42:09 | インポート
湖への散歩の帰り、通りへ出たところでTABIがぶんぶん尻尾を振り始めた。

知ってる犬でも来たのかな、と思ったら、品の良い老婦人がにこにこしながら
お座りしているTABIの首をなでている。「なんてかわいい顔してるんでしょ、
フレンドリーな良い子ねえ」

数年前に肺炎で亡くしたボーダーコリーが、TABIによく似ていたのだそうだ。
16歳だった。「いつもあなたがたがこの通りを散歩するのを、窓から見て
いるのよ」と言う婦人は、白い肌にローズ色の口紅がよく似合う。
旦那さんは、窓の外にTABIを見つけると「ほら、BRIGHTに似た犬が来たよ」と
奥さんに必ず声をかけるのだとか。「毎日楽しみなのよ」

そうか、知らなかった。
TABIのファンはこの界隈にたくさんいて、会うたびにクッキーをくれる人や
必ず遊んでくれるお爺さんなど、この4年間で知り合いがいっぱいできた。
でもそのほかにも、この老夫婦のようにひそかにTABIの姿を見るのを楽しみに
している人々もいたのだ。

若い犬に見る、亡くした愛犬のおもかげに、楽しかったころを思い出す。
私たち夫婦もいつか、そんな日が来るのだろうか。
Here comes TABI!


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Service Dogの攻撃性

2003-11-24 10:10:16 | インポート
Service Dogの攻撃性に関しては、今まで語ることはタブー視されてきた。

盲導犬・介助犬など人のために働く福祉関係の犬は、マスコミその他により
必要以上に美化されたイメージでくるまれている。それは警察犬やSARなど
他の働く犬も同様で、まるで彼らが犬であって犬でないような、神格化した
存在であるかのように描写されることが多い。

もちろん、彼らは厳しい訓練を受けている。
だが、犬は犬であり、犬であるために起きる問題行動は、働く犬においても
散見される。それを正直に認め、問題解決に向けての努力がはらわれるように
なってきたことは(北米での話だが)、とても良いことだと思う。

Service Dogにおいては、仕事の性質上、攻撃性は深刻な問題だ。
障害者であるハンドラーは、犬の攻撃性が表面化した場合、事故を防止することは
身体的に不可能または非常に困難であるからだ。また、Service Dogの供給が
需要においつかない現状では、犬に問題があるからといって代替犬を要求する
ことは、なかなかできない相談だ。そして悩み迷っているうちに問題が深刻化する。

攻撃性は、想像を絶するストレス下にあるService Dogにとっていわばストレス
発散の一手段だ。そこまで神経をすり減らす前に彼らに休暇を与え、ふつうの
犬としての社会化を経験させる試みは、まことに道理にかなっていると思う。


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Dog Age

2003-11-21 10:50:05 | インポート
犬の年齢を換算するテストを試してみる。
http://www.dogage.com/

よく犬の年を7倍すると「人間でいえばこのくらいのトシ」みたいなのが出ると
言われるが、それはもう古いんだそうだ。犬種・環境・健康状態なんかで
実年齢と細胞の年齢にはかなりの開きが出る。確かに、周囲の犬たちを見ると
そうだな、と思う。

来週はTABIの4歳の誕生日だ。
テストの結果、TABIは人間でいうと16.5歳だそうだ。
高校生のガキだな。同じ世代の平均よりも7.1歳若いとか。ひとつだけ減点に
なったのが「オフリードで散歩する」という点。車に轢かれたりして命を落とす
危険があるから、ダメだとか。でも、道に飛び出さなきゃいいわけでしょ?

Your dog is as young as he can be! とのコメントをいただいた。うほほ。
TABIもいつか、BUDDYみたく長寿村に入れるかな。

でもこのテストって、大手ドッグフード会社がやってるからちょっと胡散臭い
気もするが。


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Angelaの憂鬱

2003-11-18 10:50:34 | インポート
久しぶりに顔を見たAngelaに、どお、犬はその後?と聞いてみる。

眼鏡の奥の目がフッとくもったので、あ、ヤバかったか、と。
「あいかわらずなんだけどね…」と言いつつ笑顔が消えていく。
「3歳過ぎると落ち着くって、よくみんな言ってるよ」と、むなしい気休めを
口にしてみるが。

新婚で共働きの夫婦は、郊外に庭の広い家を買った。犬を飼うつもりで、フェンス
のある家を探した。犬好きな彼女は、お店の駐車場で私たちが当時ほんの子犬の
TABIを見せると、「かわいいわね、私も雑種犬がいいと思ってるの。SPCAから
ひきとることも考えてるんだけど」と言っていた。会うたびに犬の話で盛り上がり
私たちが犬連れで旅行に行ったことなど話すと、いつか犬を飼ったら私も、と
ウキウキしていた。

旦那さんがどうしても純血のラブラドールじゃなきゃ、と押し切り、知り合いの
つてで見つけたブリーダーから生後5週間の子犬を買った。「もうかわいくて
メロメロよ」とうれしそうだった彼女。ところが、その後会うたびに顔色が
悪くなっていく。

犬は強度の分離不安で、夫婦がともに出勤した後の破壊行動が並大抵ではないらしい。
ブリーダーのすすめで、留守中はクレートに隔離することにした。一日最低10時間
は、犬はクレートで過ごす。これにより破壊は不可能となったが、ストレスに
よる他の問題が出てきた。このころから、お店に行っても彼女の姿がなく、他の
店員に聞くと「事情があって休暇をとっている」と言われることが度々に。

彼女自身体調を崩して入院したことも聞いたので、私たちもなるべく犬の話題は
出さないようにしていた。彼女にとって、犬と一緒に旅行に行くどころの騒ぎ
ではないのだ。

結婚、新居、子犬。理想的な生活のはずだったのに。
ブリーダーもいまいち無責任ぽい感じだが。なんとかがんばって犬との楽しい
暮らしを取り戻して欲しいな。犬を手放したり処分したりするのは、最後の
手段にして欲しい。それか、もっと時間の余裕のある家庭にひきとられたほうが
犬にとって幸せかも。


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