TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

フライボール

2003-01-30 10:57:19 | インポート
今日は、TABIをフライボールのクラスに連れていく。

冬の間のアジリティ練習場がまだ準備できていないので、練習はクリスマス前から
お休み中。再開するまでの間、フライボールを試してみることに。
もう一昨年からJaneやHeatherにやろうやろうと誘われてたので、顔出したら
ものすごく喜んでくれた。
ゲーム・クラスで一緒だったグエンも「TABI!また会えたね!」とニッコリ。

一応ビギナーに入る。
今日は、ターゲットの初歩と連続ジャンプ、ボールのレトリーブまで。
TABIはアジで基本ができてるので、来週は次の段階に進めそうだ。

次回は私用の飲み物も持参しなきゃ。
アジは夫が、フライボールは私がハンドラーとなると決めたので、今日はずっと
TABIと飛んだり走ったり。汗びっしょり。Tシャツ一枚で充分だ。
TABIも思い切り体を動かしてニコニコ顔。

夫の枕を抱きかかえるようにして爆睡中のTABI。
テニスボールが空から降ってくる夢でも見てるのかな。


毛虫対策

2003-01-28 04:08:26 | インポート
森の散歩道で、今日また毛虫に会ってしまった。

ちょうどうちの掲示板で小型犬と大型犬の軋轢について話題が出たところ。
なんか、日本では飼い主同士の間でもめることが多いみたいだ。
うちの方では、公園やビーチでむしろ小型と中・大型が仲良く遊んでいる光景
が普通なんだけどね。
TABIは子犬時代から、ミニチュア・シュナウザーのPRINCESSにキビシ?ク犬社会
のルールを教えられ、彼女の倍以上の体になった今でも尊敬して対応している。

でも問題が全く起きないわけではない。
飼い主がちゃんとコントロールしてない中・大型犬もいるからだ。大きい子は
自分が注意して遊ばないと小さい子をノックアウトしてしまうことを学習しないと
ダメだ。

また小型犬の飼い主も、自分の犬を猫かわいがりするだけで社交性が育つように
努力していないケースがある。子犬のころからマナーの良い大きい犬と遊ばせて
いれば、小さいなりに対応する仕方を学ぶものだ。
それをしないで、飼い主もやたら大きい犬を怖がるものだから事情がややこしくなる。

私は、過剰反応する小型犬の飼い主を「毛虫」と呼び、散歩道で出会った際には
毛虫コマンドを使って対応している。

今日も森で会った毛虫は、この界隈の犬飼には「神経質な女」として有名な
30代の主婦風で、白いマルチーズを連れている。
私は毛虫を前方に発見すると、TABIに向かい「TABI、ほら毛虫が来たよ!」と
叫び(日本語で。こういう時便利だね)道端へよける。
森の中を自由に散策していたTABIは、このコマンドを耳にすると私のもとへ
全速力で走って戻ってきて、私の左やや後方でお座りする。
私たちは毛虫に道をゆずり、毛虫が安全距離に到達するまで微動だにしない。

幸いなことにうちの方では毛虫人口が少ない。
毛虫でない人々、つまり常識ある小型犬の飼い主の方が多いからだ。
そういうお友達とは、犬同士も飼い主同士も仲良くしている。

そして毛虫に遭遇した場合は毛虫コマンドを活用することで、今のところ
私たちと毛虫との軋轢は生じていない。


祖父の想い出

2003-01-25 09:39:06 | インポート
tomodogsさんの乗馬のページを見て、乗馬が趣味だった母方の祖父を思い出している。

神官の家の次男だった祖父は、子供のころにポニーを買い与えられて以来、
ずっと乗馬を趣味にしていたそうだ。長男は宮中に出入りする神官の跡継ぎとして
厳しく育てられたようだが、祖父は典型的なのんびり次男坊で、うらやましいような
自由な人生をおくったらしい。
らしい、というのは、彼は私が3歳のときに亡くなったので、鮮明な想い出がないのだ。
すべては祖母や母、叔父叔母から聞かされた話だ。

生涯ずっと着物で通した祖母と対照的に、祖父は若いころからハイカラ好みで、
母がアルバムに収納している写真もイギリス紳士のように帽子・ロングコートで
ステッキを手にしている。たいへんなおしゃれで、いつも上質な服地で洋服を
仕立ててもらってたらしい。亡くなったときには、ものすごい数の箱に納まった
帽子や乗馬服、スーツが残されて整理が大変だったらしい。

この祖父には、明治男にありがちなおもしろ武勇談?がいろいろあったようで、
あの世で会ったら是非話を聞いてみたいものだと思っている。
ハイカラな暮らしを通しながら一度も洋行する機会のなかった祖父、その孫娘で
ある私が、今はカナダに暮らしている。甘栗が食べたい、とか思いつつ(笑)
なんだか不思議だ。


ダイヤモンド・ダスト

2003-01-23 02:49:27 | インポート
今日は風が強く、日中でも体感温度はマイナス30度を下回った。

実際の外気温はマイナス20度くらいで、真冬としては普通だ。しかし、それに強風が
加わると体感はぐっと低くなる。TABIを連れて森へ散歩に出たが、さすがにこんな日に
森を歩いているキチガイは私くらいなもので、誰とも会わなかった。

いたるところで、雪の重みと強風でなぎ倒された大木が路をふさいでいる。
小道の両脇の木々も、ミシ、ミシ…と音をさせながら大地震で揺れる高層ビルのように
ゆらゆらと揺れ、いまにも倒れそうだ。そんななかを歩くのは、スリル満点。
ときおり強風で舞い上がった雪が視界を塞ぎ、膝まで雪に埋もれた体は前に進めない。
「天は我を見放したか」の八甲田山みたい。

そんななかでも、私が「グリムの森」と呼んでいる童話に出てくるような森に入ると
うっそうと茂った樹が風を防ぎ楽になる。風に舞う粉雪は、ユーミンの歌に出てくる
ダイヤモンド・ダストってやつか。キラキラしてきれい。
TABIは、あいかわらずこのクソ寒い中、全く平気で雪まみれになり走りまくっている。
カナダ育ちのせいか、こいつは自分の毛皮だけでこの寒さにも充分耐えられるようだ。

帰宅すると、TABIの足はおろかお腹やアゴにも雪玉がいっぱい。シャワーで洗い流し、
私は熱いお茶をいれてTABIとともに暖炉の前で暖まる。
2時間のハイクで冷え切った体には、これがこたえられない!
極楽、極楽。


WOODROW

2003-01-20 08:36:34 | インポート
埠頭に散歩に出て雪まみれで遊んでたら、枯葉色のラブ・ミックスが走ってきた。

名前はWOODROW。28代アメリカ大統領Woodrow Wilsonと同じだ。
TABIと犬相撲していつまでも仲良く遊んでいる。

彼は、飼い主とともにアメリカから移住してきたばかりという。
「どこかに犬と住める賃貸がないかしら?」と、中年女性の飼い主。
彼女はニューヨーク出身で、都会生活に慣れているので初めはコンドミニアムを
探していたのだが、大型犬を許可するとことは少ないし、あってもものすごく高い。
「ここは物価が高いわね?」と言うが、強いアメリカドルを持ってきたのにもかかわらず
そう感じるのだろうか?

WOODROWは逆にニューイングランドの田舎育ちだそうで、彼のためには庭付きの一軒家
のほうが良さそうだ。どういういきさつで飼い主と出会ったのか知らないが、おしゃれな
都会派女性といかにも野良に近い雑種犬との組み合わせは、見ていておもしろい。

今はホテル滞在で住居を探しているらしいが、この土地には知り合いもなく、どこを
どう探していいのかわからないという。
大型犬と暮らせる賃貸といってもねえ…
しかも、WOODROWはかなりの大声でよく吠える。入居しても追い出されそうな気が。

最後は美味しいレストランの場所など教えてバイバイしたけど、早くいい家が
見つかるといいね。