って、すごい。
あるトレーナーが飼っていた犬の実話。
昔、メスのロットワイラーとオスのボーダーコリーを飼っていた。ロッティは
BCより一歳くらい年上で、二頭はとっても仲が良かった。
ある日、ロッティの首輪をつかむと小さく泣き声をたてたので、気になって
獣医に連れてゆくことにした。獣医は家のすぐ近くだったので、お昼休みに
仕事から帰宅し、ロッティを連れて獣医のもとへ行こうとした。すると、
家に残ったBCが玄関に飛びついて叫び声を上げた。
いつも一緒の二頭とはいえ、ロッティだけを連れて外出したり獣医へ連れて
行ったりはごく日常的にやっていたこと。どうしてこのときだけ、BCがそんな
声を上げたのか、全く見当もつかなかった。
さて、獣医でレントゲンを撮ったところ、予想外に酷いというか致命的な
骨のガンであった。ロッティは、その場で安楽死となった。
どうして犬にはわかったのか?
飼い主は、そこまで酷い状態とは思わず、レントゲンを撮ってみて痛み止め
をもらうとか、そうしたことしか予想してなかった。まさか今朝まで元気だった
犬が、冷たくなって帰宅するなんて。つまり、犬は飼い主の様子から事態の
緊急さを読んだのでは、決してない。
これは私の推測だが、ロッティはわかっていたのだと思う。自分が二度と
生きて家に帰らないことを。そして彼女は、長い間の相棒だったBCに
「お別れよ。さようなら」と伝えたに違いない。BCは、突然の別れに、人間
であったら涙で「行かないで!」と叫んだのだろう。
我々人間にはとうてい想像もつかない、不思議な能力を犬は持っている。
だから私は、彼らの行動をいつも尊敬の念を持って観察している。
あるトレーナーが飼っていた犬の実話。
昔、メスのロットワイラーとオスのボーダーコリーを飼っていた。ロッティは
BCより一歳くらい年上で、二頭はとっても仲が良かった。
ある日、ロッティの首輪をつかむと小さく泣き声をたてたので、気になって
獣医に連れてゆくことにした。獣医は家のすぐ近くだったので、お昼休みに
仕事から帰宅し、ロッティを連れて獣医のもとへ行こうとした。すると、
家に残ったBCが玄関に飛びついて叫び声を上げた。
いつも一緒の二頭とはいえ、ロッティだけを連れて外出したり獣医へ連れて
行ったりはごく日常的にやっていたこと。どうしてこのときだけ、BCがそんな
声を上げたのか、全く見当もつかなかった。
さて、獣医でレントゲンを撮ったところ、予想外に酷いというか致命的な
骨のガンであった。ロッティは、その場で安楽死となった。
どうして犬にはわかったのか?
飼い主は、そこまで酷い状態とは思わず、レントゲンを撮ってみて痛み止め
をもらうとか、そうしたことしか予想してなかった。まさか今朝まで元気だった
犬が、冷たくなって帰宅するなんて。つまり、犬は飼い主の様子から事態の
緊急さを読んだのでは、決してない。
これは私の推測だが、ロッティはわかっていたのだと思う。自分が二度と
生きて家に帰らないことを。そして彼女は、長い間の相棒だったBCに
「お別れよ。さようなら」と伝えたに違いない。BCは、突然の別れに、人間
であったら涙で「行かないで!」と叫んだのだろう。
我々人間にはとうてい想像もつかない、不思議な能力を犬は持っている。
だから私は、彼らの行動をいつも尊敬の念を持って観察している。