TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

忠犬Gitの死

2002-04-27 05:31:18 | インポート
テロ事件後のレスキューで活躍した警察犬が、殉職した。
http://www.ctlegalguide.com/SlideShow/git.html

7歳のシェパード、Gitは、ニューヨークでの仕事の後、ニュージャージーに
帰り通常の警察犬としての勤務に復帰した。
そして9月26日、盗難車の追跡中に殉職。短い生涯だった。

その夜、盗難車の通報を受けたGitのハンドラーは現場にかけつけた。
容疑者2人は逃亡をはかり、運転していた18歳少年はハンドラーが追い、Gitは
助手席にいた12歳少女を追った。こうしたケースではGitは容疑者の足をとらえ、
ハンドラーが駆けつけて「よし」というまで逃がさないように訓練されていた。
そこでGitは、少女の足をとらえて離さなかった。

だが、ハンドラーが駆けつける前にその現場に到着した警官2人が、Gitを
野犬と間違えて射ってしまった。ハンドラーがGitのもとに到着したとき、
Gitは虫の息だった。
Gitは警察犬バッジをつけていたのに、野犬に間違われるとは。

11発もの銃弾を体に浴びながら、Gitは自分の任務を忠実に守ろうとし、少女
の足を離さなかったという。
ハンドラーの悲しみ、悔しさは計り知れない。

犬って、愛しくて悲しい。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒーローたちの瞳

2002-04-26 02:25:50 | インポート
K9HealthのMLのメンバーが、Canine Search and Rescue TributeのURLを送ってくれた。
http://www.ctlegalguide.com/SlideShow/caninetribute.htm

トップのスライドショーに出てくる、勤務中のシェパード、ボーダーコリー、
レトリバー、雑種犬、テリア、スパニエル、ドーベルマン…
昨年9月のテロ事件後、不休に近い激務をこなした犬たちだ。

有毒ガスが充満する中、マスクもつけず焼けた瓦礫の上を生存者を探して
一日中歩きまわった犬たち。当時、あるMLではこの犬たちにブーティーを送る
ための寄付をつのっていた。焼けた足に包帯を巻いて勤務する犬が多かった
からだ。あまりの大惨事に、ブーティーの支給が間に合わなかった。

どんな危険な任務も、何も言わずハンドラーについていく真摯な犬の瞳が痛い。
ヒーローともてはやされる一方で、彼らの一生は短く、あっけなく終わるからだ。

警察犬は、年をとって引退すると安楽死処分となる。
軍用犬も同じだ。紛争地域の地雷除去活動に従事した犬などは、任務が終わると
現地で処分される。苦楽をともにしたハンドラーと一緒に帰国することは
できない。犬のために余分な予算は使えないからだ。

昨年うちへ火災保険の予備調査に来たおじさんは、元警官でK9ユニットで働き
優秀な警察犬と仕事をしてきた人だ。歴代の相棒の武勇談をおもしろく話して
くれた。今は犬を飼ってないというので、なぜかと問うと、
「犬はもうたくさん。犬はこりごりだね」
と笑った。本当は犬が大好きなくせに。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やれやれ…

2002-04-23 11:09:55 | インポート
待ちぼうけをくわされた一件をTABIのトレーナーに話したら、地元警察に
通報するようアドバイスを受けた。

だが夫がもう一度アニマルコントロールに電話してみると主張。
電話したら、金曜日は約束を「コロっと忘れてた」のだそうだ。やっぱし。

で、今日も7時に来るという。
全く、我が家では夕方7時が「魔の刻」になりつつある(笑)
あまり期待せず待ってたらやはり7時には来なかったのだが、9時ちかくなって
電話があり、20分後に係官がやってきた。

見た目が漫画の「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の巡査みたいな人だ。
とくに眉毛がそっくり。大柄で、彼ならアフリカ象と相撲がとれそうだ。

ま、とりあえず私は事件の詳細をワードでレポートにまとめ、プリントして
あったので、それを渡した。係官は、これから捜査に入ると言って帰った。

これで一件落着したわけではないが、まずは一歩を踏み出したことになる。
やれやれ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の海

2002-04-22 10:45:02 | インポート
今日は、海で初泳ぎ。

といっても、もちろん泳いだのはTABI。快晴とはいえ海岸沿いは風がものすごく、
冬のダウンジャケットを着て丁度いいくらいだ。しかしこの寒いのに、犬と
いうものは平気で水に入って泳ぐんだなー。

暴力犬から逃れるため新しいお散歩ルートを探索中。
友人から教えられたビーチに行こうと車を走らせたのだが、どうも夫が逆方向
に行ってしまい、そこへはたどりつけなかった。だが代わりに違う美しい海岸
を見つけた。まだ春浅いので、誰もいなくてプライベートビーチみたい。
どこまでも続く海岸を走り、TABIは波とぶつかりながら泳いで楽しんだ。
暴力犬に痛めつけられた足腰の痛みも、大分癒えたようだ。
往復に車で30分以上かかるが、また行きたい。

O'Doriscallの本を読んでいてふと思ったが、あの犬は脳に障害があるのかも
しれない。目つきの異常さ、常軌を逸した行動ぶりは、単に「躾の入ってない犬」
の範疇をはるかに越えている。狂犬病予防注射タグをつけていたので、狂犬病
の可能性は少ないかも。でも予防注射って気休めだしなあ。

ちょうどMLでオクラホマのこんな事件を知った。
庭に黒い野犬が迷い込み、そのうちのパグを30分に渡って襲った。飼い主は
ホースで水をかけるなどしたが攻撃は止まず、散弾銃をとりに行ったが(さすが
オクラホマ!)薬莢が見つからず警察を呼んだ。野犬は警官にその場で射殺され、
頭部は解剖のため病院へ運ばれた。
パグは体中を噛まれ、ショック状態で息をしていなかったが、動物病院で
危篤状態ながら治療中。野犬の脳を検査して狂犬病とわかれば、このパグも
安楽死させられる。

なんという災難。だが、他人事ではない。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

反省するTABI…かどうか

2002-04-21 09:54:38 | インポート
ウサギ事件のあと、夕べはTABIを寝室から追い出した。

ま、そんなことしても本犬には何の教訓にもならないのはわかってる。
でも気持ちがおさまらなかったのよ???
いつもは出入り自由にさせてるが、夕べは一歩も入れなかった。夫は夜中過ぎ帰宅
予定だったので、寝る前に寝室のドアに「TABIの入室を禁ず!」と張り紙した。

TABIは、ドアの前でいつ入れてもらえるのかとず?っと待っていた。
子犬の頃のようにクーンと甘え鳴きしたり、ドアをカリカリしたり、ため息
ついたりしていた。
帰宅した夫が張り紙のわけを聞くので、説明した。大人げねえなあ、と思った
らしいが、まあつきあってくれた。TABIは、パパが来て助けてくれると期待して
いたのにかなわず、ドアの前でやはりクンクン鳴いていた。

朝ドアを開けるとTABIはいなかったが、いつも遊んでいるボールやおもちゃ、
隠しておいた生骨などが床に散乱している。これでヒマつぶししながらドアが
開くのを待ってたんだろう。
どこにいるのかと思ったら、キッチンのすみで丸くなっていた。

まあ一晩寝たら私も昨日の怒りをサッパリ忘れちゃったので、バックヤードで
木の枝とりをして思いきり遊んであげた。
これで仲直り♪めでたしめでたし。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする