TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

The manliest of the men

2021-06-28 22:14:52 | その他
まさに、男の中の男。

アメリカのプロフットボール選手、Cole Beasley (現在はNFL Buffalo Bills で活躍)が、コロナのワクチンを断固として拒否する声明を出して話題になっている。

アメフトに限らずプロ選手は現在、それぞれ非常に厳しいコロナ制約を強いられている。度重なる検査、マスク着用の強要(動きの激しいスポーツ選手にマスクってのが、そもそも論外)、チームのメンバーとの距離を保つ、サウナに一緒に入れないなどなど。いずれもその規制を支持する科学的根拠に欠け、その規則のおかげで選手たちが精神的にも身体的にも疲弊しているのが実情だ。

さらに最近は、選手全員にコロナワクチンの接種が強要されている。
いちおう「接種のおすすめ」という言い方なのだが、打たないと遠征中にチームのみんなと一緒にご飯も食べさせてもらえないし、ものすごい差別待遇が待っている。「無理強いはしてませんよー」と言いながら、ムチでバシバシひっぱたくのと同じことやってるのだ。

それでもお上にたてついたらクビになるのが怖くて、みんな黙っていたわけだが、ついに立ち上がったのがBeasley。

“I’m not going to take meds for a leg that isn’t broken. I’d rather take my chances with Covid and build up my immunity that way. Eat better. Drink water. Exercise and do what I think is necessary to be a healthy individual. That is MY CHOICE based on MY experience and what I think is best.” 

「体にいいものを食べ、水分を十分とり、運動して健康になるように努め免疫力を高めることのほうが大事だ」って、確かにそのとおりだよね。そういう努力もしないでワクチン打って「これで無敵!」って考えるやつのほうが、どうかしてるよ。接種してもコロナにかかるやつがいっぱいいるのに、打つことに固執するのはなぜか、少し考えればわかるだろう。

もちろん出る杭は打たれるので、彼はこのことでアメフト選手生命を絶たれる可能性はある。それについて彼は、「引退しろというなら、それでもいい。お金より大事なものがある」とキッパリ。

ま、彼ぐらいの大物はいつ引退してもいいくらいお金はあるから、こういうことが言えるんだけどね。彼のチームメイトも彼の意見に同意する人が多いが、やはりまだ家族のことを考えると何も言えないのだそうだ。

お金のことはさておき、「これが俺の選択だ!」とキッパリ言える男らしい男が、今の世の中どれだけ残っているのか?砂丘に落としたコンタクトレンズを見つけるより、難しいと思うなあ。

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カナダ式日常というもの

2021-06-16 12:49:38 | カナダ話題
早朝7時、突然水道が止まった。

我が家はTABIパパの仕事が早いので、ちょうど朝食が終わり片付けているところだった。お隣さんからの電話で「この近所一帯が断水みたいよ」との情報。

9時過ぎにまたお隣さんから電話。どうやらこの新興住宅地の近くで始まった工事現場で、都合でこの一帯の水道を一時的に止める措置をとったのだそう。事前になんの通知もされていなかったから、住民はびっくり。そりゃそうだ、朝のシャワー中に突然お湯が止まったら、どうにもならない。洗濯だって、途中で水が出なくなったら困る。水がなければ、朝ご飯の支度もできない。コロナのため今まだレストランが開いてないのに、メシはどうする?赤ちゃんのミルクは?

私は東京出身だが、昔は東京都は断水の際は通知のチラシを配っていた。アメリカでも、ちゃんと住民に通知はしていた。そうじゃなかったらアメリカ人のことだもの、訴訟で大変なことになるだろう。

でもやっぱ、カナダってのはそこが違うんだな。なんの知らせもなし。
でもとりあえず丸一日断水の予定だったのを、午後3時までってことにしてもらったらしい。

だけど困るのは、トイレ。
水洗だから、一度流しちゃったらもう次は流せない。事前に通知されていればバケツに汲み置きできるけど、こんな突然じゃあね。そこで私達は、市内まで車を飛ばして買い物ついでにスーパーのトイレを使わせてもらった。

とんでもない不条理につきあって生きるのが、カナダの日常である。

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Westminster

2021-06-13 23:35:51 | 犬話題
今年の勝者は、ペキニーズのWASABI。

この子は前にAKCでもBISとったよね。
ウェストミンスター・ドッグショーはいつもならNYのマディソン・スクエア・ガーデンで開催されるんだけど、今年はコロナのおかげで場所を変更。郊外にあるLyndhurst Estateというお城の敷地内で。あのイギリスの人気番組Downton Abbey を思わせるような、時代劇っぽい雰囲気。もともとの城主はセントバーナードを繁殖していたそうで、そこのところが犬つながりってことね。

アメリカ転勤時代は、所属していた犬クラブが毎年、レストランを貸し切ってメンバーたちがお食事しながらウェストミンスターを大画面テレビで観戦していたものだ。私はコンフォメーションには全く縁がないのだが、クラブの面々にはジャッジも多く、いろんな裏話が聞けておもしろかったな。

TABIが天使になって以来、ウェストミンスターはずっと観てなかった。
コンフォメーションだけでなく、今はアジリティ競技も土曜日の午後にやってるってのも、知らなかった。

涙なしで犬競技を観戦できる日が、いつか来るのかしらね。

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