TABI The Gimp

パッドの出血はだいぶおさまった。

生理用ナプキンがこんなに役立つとは思わなかったが（爆）、考えてみれば
衛生的・吸水力抜群・表面サラサラおまけにテープがついて留められるし、
ファーストエイド・キットに入れておくといいアイテムかも。
出血が少なくなってからは、パンティライナーに昇格だ（笑）
男の子なのにこんなもの使って、ますます女の子にまちがわれるな。

散歩に出るときは怪我した足にブーティーを履くのだが、その足を持ち上げて
器用に三本足でトットコ走ることを覚えたようだ。それも、結構速い！
パッと見では、後ろ足1本だけで走っているようには見えない。
犬の推進力は8割が前足だと言われるが、本当だ。前回は前足のパッドだったので
歩くのがつらそうだったが、今回は楽勝だ。

ハーバーのボードウォークでは、行き交う人ごとに「足どうしたの？」と聞かれ
かわいそうにねえ、となでてもらって大喜びのTABI。
パパにはGimpなんて呼ばれてるけど、早く良くなるといいね。

酔っ払いの季節

散歩に出ると、どこもかしこもガラスの破片と吸殻だらけ。

卒業式シーズンだからだ。
プロムに出かける高校生が、タキシードやドレス姿でリムジンに乗ってるのを
先日あたりよく見かけた。パーティーのあとは、あちこち寄っては酒飲んだり
マリファナ吸ったり乱交したりして明け方にへべれけになって家に帰る、と
いうのがおきまりだ。裕福な家の子は、お小遣いに困らないからハードな
ドラッグをガンガンやったりして病院にかつぎこまれたりしてね。

ま、それはカナダの伝統みたいなもんだから仕方ないとして、こういう酔っ払い
ティーンエイジャーが飲み終わった酒ビンをそこらじゅうに投げるものだから、
道がガラスだらけなのだ。ま、私は靴はいてるからいいけど、犬は裸足だから
あぶないったらない。去年は、近くの湖で近所の飼い犬がガラスの破片を踏んで
足の血管をざっくり切ってしまい、大出血の大手術でてんやわんやだった。

だから気をつければよかったのに。
ついうっかり、散歩の帰りに湖で遊んでしまった。急にTABIが動かなくなった
のでヤバイと思ったら、パッドが見事にザックリと切れ、ピンクの肉が丸見え。
出血が多いし本犬が動かないので、抱きかかえて表通りまで歩いた。
重いのなんの！でも母は強し。

まったく偶然に夫が車で通りかかったので、乗って帰る。
お風呂場で足を洗ってやり、消毒して抗生物質軟膏を塗り、生理用パッドを
巻いて（これが便利なんだ！出血の多い怪我に）ブーティーをはかせた。
パッドの怪我は、縫うより自然に肉があがるのを待つほうがいいと言われたので
時間はかかるがこれで様子を見てみよう。まだ出血はあるが、死にそうにない
から大丈夫だろう。

TABIは夕飯も食べずに寝ちゃったよ。
チックショー、ガキどもめ！このままですむと思うなよ！

牛の恨みは…

たった一頭の牛から広まる波紋。

アルバータで狂牛病の牛が出た（？）ことをうけ、5月20日アメリカはカナダからの
牛の輸入を禁止した。Ralph Kleinはワシントンまでわざわざ行って「なんとか
なんないかね」とお願いしてみたものの、Richard Kewpherは「ダメだね、
だって日本が『純粋なアメリカ産の牛だという証明をつけなければ、もう
アメリカから牛は買わないよ！』って脅すんだもの。あいつらはアメリカ畜産業界
のお得意さんだからね、いい顔しとかないとまずいんだ」と、剣もほろろ。

日本をダシにした言い訳ってかんじもするけど。
Kleinは「牛はパスポート持ってないし、カナダ産とアメリカ産とどうやって
区別するんだよ！」と苦い顔。そおねえ、耳にメープルリーフのピアスしてる
牛がいたらカナダ生まれなんじゃない？あと、語尾にeh?をつけるとか。

まあね、アメリカ産の牛なら安全と単純に考えてる日本人がいるとしたら、
狂牛病で死ぬ前に豆腐の角に頭ぶつけてあの世に行きそうだよね（爆）
あ、でもSARSを本気で怖がる連中は、きっと狂牛病にも怯えるだろな…
キリがねえよな、西ナイルウィルスとかさ。心配するたびに寿命が縮んでるん
じゃないの（爆）　ウィルスにやられる前に、ストレスが嵩じて死にそう。
それも自然淘汰ってやつですか。

日本がどれだけ輸入規制を厳しくしいているかわからないけど、こういうこと
すると絶対にタダではすまないよね。いずれカナダ側も、日本からの輸入に
規制を加えるようになるでしょ。車とか？

First Day of Summer

今日から暦の上では正式に夏初日となる。

それにふさわしく、ピーカンの気持ち良い一日で、ハーバーには船がいっぱい。
今年は雨ばっかでびしょびしょした実にうっとおしい春だったから、今日の
ような日がうれしい。ま、このお天気が続くとは限らないが。

変な気候のおかげで、植物の育ちが悪い。
もうすぐ咲きそうだったクレマチスが、wiltにやられ一晩でダメになってしまった。
菜園の野菜も育ちがいまいち。今年はトマトが赤くなるだろうか？

お天気なのはうれしいが、ピーカンは黒犬にとってはつらい。
TABIは散髪してだいぶ軽くなったが、それでも買い物中に車の中でお留守番は
命とりになりそうな暑さだ。木陰を探して駐車したり、夫に買いにいかせて
私がTABIを連れて日陰で涼んだり、その逆をしたりしながらのお出かけ。
帰りは川で思いきり泳がせて、体を冷やしてやる。
泳がない犬だと、こういうときどうするんだろね？

明日は海に連れて行ってやろう。

ゲロTABI

昨日はTABIは、朝から晩までゲロを吐きどおし。

やっと夜遅くになって、なにかの塊を吐き出した。
調べてみると、何かの骨の破片らしい。かなり硬く、出てくるときに鋭い先が
粘膜を傷つけたのか胃液に血が混じっていた。小指くらいの小さな破片だ。
私がうっかりしているうちに、森の中を散歩中にBBQの残りものが落ちている
のを見つけて食い漁ったのだろうか？生骨だとTABIは小さく噛み砕くし、塊は
通過して下から出てくるのが普通だ。

そういえば先週末から食べ物にほとんど口をつけなかった。
アジリティ競技会でも、韋駄天TABIには珍しくスピードがいまいちだった。
骨がひっかかってたのかよ！な?んだ（爆）

出すもの出したら、ケロっとして元気になってしまった。
でも夫に無理やりPeptoをシリンジで飲まされ、TABIは渋い顔。
今日は、骨類はあげず鹿肉を煮てペーストにしたものを与えて様子を見る。
便の状態もいいし、明日には完全復帰だな。