TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

王様は裸だ!

2024-06-19 11:19:44 | TABIのいない日々

恒例のTABI月命日、今月はスパークリングではなく、シャンパン。

実は夫が先月、シャンパンだけをいろいろ選んで一箱、酒屋から送ってもらったのである。

先々週の祝日に彼が選んだのは、いわゆる日本で有名なドンペリの、期間限定アイス・シャンパン。珍しく氷を入れて味わうタイプのシャンパンだ。

これがもう、大失敗!

いや、味は悪くはないのだが、「この値段でコレかよ?!」という残念なシャンパンなのだ。

実際、ドンペリで「うまい!」というものに出会う機会はまずない。日本でも海外でも、お祝いというとよく出てくるので飲むチャンスは多いのだが、正直言ってそれほど美味しくない。もっと庶民的な値段で、ずっと美味しいスパークリングはいくらでもある。自腹切るなら、ドンペリはすっ飛ばして好みのスパークリングを買うほうがずっといいと思う。

でも、特に日本では、高級シャンパンといえばドンペリ、ということになっているので、ドンの悪口を言う人などあまりいない。「王様は裸だ!」とハッキリ言うものなら、空気が読めないだのなんだのと周囲から袋だたきに合うだけだ。

ま、私達夫婦はハッキリ思ったことを口にするタイプなので、今後はもうドンペリは二度と買わないことに決めた。

そして今日のシャンパンは、メゾン・マム。

これもまずかったらガッカリだな、と思いながら開けたが、こちらは美味しかった。お値段に見合うだけの味わいだ。

とても細かい泡で口あたりがやさしく、フルーティーな香りと爽やかな味は最後の一滴まで変わらない。さすがシャンパン!と言える味だ。

前菜に用意した、オレンジとジンで下味をつけたスモークサーモンにも、よく合う。もちろんTABIにも、サーモンをおすそ分け。たくさん食べてね。

 


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七周年

2024-04-19 04:53:36 | TABIのいない日々

もう7年もたってしまった。

時間の過ぎるのが早すぎて、心が追いついていかない。

さて、いつもはこの時期に夫婦でどこか旅行へ出かけるのだが、今年はお客サマが来ている。ラブラドゥードルの女の子。飼い主が昨年生まれた孫の顔を見にニューヨークへ行っている間、お守りをして欲しいと頼まれたのだ。このコは前にも預かったことがあるので、うちへ入るなり別荘に来た気分ですっかりくつろいでいる。

今年の記念日には、イタリア産のプロセッコでお祝い。とても軽口で、きめ細かな泡が心地よく、どんな料理にもよく合うと思う。

メニューは、紅鮭のスモークサーモン、イチヂクとトマトのサラダ、そして野菜のチャプチェ。チャプチェは韓国では、お祝いの席でよく出されるそうである。普通は肉が入っているのだそうだが、うちではベジタリアン版として野菜だけにした。ごま油の香りが食欲をそそる。もちろんTABIには、大好物のバターライスにサーモンをのせた鮭ご飯。今日のお客サマにもおすそわけ。

そしてデザートは、マシュマロが大好きだったTABIのために特製のS'more。あぶったマシュマロとチョコをグラハムクラッカーでサンドしたアメリカ生まれのデザートである。よくキャンプファイアーを囲みながら、みんなでマシュマロを火であぶって作って食べるものだ。

TABIちゃん、たくさん食べていってね。

I love you to the moon and back, TABI!!


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四年目の再会

2024-04-14 06:05:54 | TABIのいない日々

すっかりあきらめていたのに、不思議。

 

四年前に転勤で引っ越したときのこと。

新居で荷物を解いていて、前の家のキッチンに飾っていた時計が見つからないことに気がついた。ちょっと思い出のある、ポートマリオンの時計。

いつも引っ越しの際は、何かしら紛失するものがある。引っ越し業者が全て梱包してくれるのだが、壁にかけた絵画や時計などは私達依頼主が責任をもって取り外し、梱包だけ業者にお願いすることになっている。全て私達で取り外したつもりだったのだが、忙しさにまぎれてつい忘れてしまったのだろうか。

前の家を私達から購入した家族が無事に引っ越しを済ませたころに、メールで連絡してみた。ところが、返事は「それらしきものは見当たらない」とのこと。

夏の引っ越しシーズンには、よその家の荷物とごちゃまぜになって箱ごと荷物が無くなることはよくある。あの時計も、そうやってどこかに行ってしまったのだろう。転勤族にはあるあるの事柄だ。がっかりしたが、仕方がない。

が、今日の午後、TABIパパが地下の食料貯蔵室を整理していたところ、見慣れない箱を見つけた。何が入っているのだろう、と開けてみたら、梱包用紙に包まれた件の時計が!

ちょっとホコリっぽかったが、傷ひとつない状態で見つかった。

なぜ、4年前には気づかなかったのか?

今の家を新築して再び引っ越したときも、探したのに見つからなかったのに?

ちょっと異次元に迷い込んだような気がするが、不思議なことがあるものだ。この4年間、あの時計は私達とともにいたのだ。ただ私達が鈍感で、気が付かなかっただけ。

なんだかTABIが、「ぼくはいつでもそばに居るよ。気が付かないかもしれないけど」と濡れた鼻先でツンツンとつついて知らせてくれたような気がする。

綺麗に拭き清めた時計は、早速キッチンの壁に。めでたし、めでたし。

 

 

 


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犬は、かすがい

2024-02-07 18:07:13 | TABIのいない日々

書斎の引き出しを整理していて、古いミニ・アルバムを見つけた。

 

アメリカ転勤時代の私達夫婦や、アジリティ競技会で走るTABIの写真がいっぱい。みんな、若かったな。あの頃は、楽しかったな。

 

つい、涙がポロポロ出てきてしまった。夫もそれを見て、涙。二人で抱き合って涙、涙。あの子を失って早や7年がたとうとしているのに、今も悲しみが止まらない。

 

そして思った。

あの子の思い出を語り合い、この悲しみを分かちあえるのは、世の中広しといえどもこの人しかいないのだ、と。いろいろ夫には不満があるが(苦笑)、二人で一緒に生きていくしかない。

 

TABIが子犬のころ、私達が派手な喧嘩をしていると、あの子は困ったような顔をして小さくちじこまっていたものだ。その様子がいじらしくて、私達は喧嘩を止めてしまう。すると、あの子は喜んで私達の顔をぺろぺろなめるのだった。

 

お星さまとなった今でもなお、あの子は私達のかすがいになってくれている。


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今年の抱負

2024-01-01 11:30:31 | TABIのいない日々
Prepare for ascension

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