TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

タフということ

2007-05-30 14:11:52 | インポート
今朝方は青空が広がり、真夏のような陽射し。

こんな天気はまたとない庭掃除のチャンス。
近所の人々は、天候が変わってまた雪が降ったりする前に、芝刈りや雑草取り
に忙しい。うちも夫婦で庭仕事をしていたら、裏のSuzanも庭いじりに出てきた。

「今日は午後からトルネード注意報が出てるのよ」と彼女。
やばい。庭仕事は早めに切り上げて、ハンギングバスケットなどをガレージ
にとりこまなければ。このあたりの家は、トルネードにそなえた造りになって
いるので、いざとなればベースメントへ避難すればいいが、非常用の食料など
は準備しておかなければ。

お昼過ぎにいきなり雹が振り出したが、その後はまた青空にもどる。
トルネードが来る前に、犬を連れて湖へ。このごろはTABIは水泳が日課だ。
誰もいないかと思ったが、けっこう釣り人が出ていた。15分ほど遊んだところ
で、急に空が暗くなり、いきなり強風が吹き始めた。釣り人たちもかたずけて
帰り支度をしている。私たちも、車へ走った。

今も強風がごうごうと音をたてて吹きまくっている。
全く、この土地の人々はタフである。植物もタフだ。風にあおられながらも
じっと耐えている。どんな環境にも対応できる体力と精神力。開拓時代から、
そうした種族だけが生き残ってきた土地柄なのである。


庭のお客さま

2007-05-29 08:52:23 | インポート
バックヤードに、新しいバードバスを設置。

カナダから持ってきたやつは破損がひどく、もっと丈夫なのをと探していて
素敵なのを見つけた。レジンでできているが、大きな木をくり抜いて作った
ようなデザインで、花畑の中に置いても違和感が全くない。

けっこう高かったのだが、果たして鳥たちは気に入って遊びに来てくれるのか。
常連はやっては来るのだが、回りをうろうろしてなかなか入って来ない。
バードバスの周囲には、草花や小動物などが彫ってある。バスの上部には、
リスが水を飲むような格好でうつむいており、遠目でも結構リアルだ。
もしや、リスを警戒して近づかないのだろうか?

鳥どもは、バスの近くのリンゴの木や梨の木、フェンスなどにとまっては
バスをじ?っとながめている。なかには好奇心の強いのがバスに降り立ち、
ちょっと水を飲んでみたりする。が、誰も長居はしない。

TABIが庭でうろちょろしていても全く無視して水浴びしたり、餌をついばんだり
する鳥なのに、この新しいバスには興味はあるが信用はまだ決してしないらしい。

ま、いずれみんな慣れて平気で遊びに来るだろう。
野生動物というものは、全く警戒心が強い。いや、そうでなくては生き残れ
ないだろう。労災も生命保険もない野生では、粗忽モノは淘汰されてしまうのだ。


白銀再び

2007-05-25 14:08:08 | インポート
朝方には雷雨、そして午後遅くには完全な吹雪。

夏と冬を一日のうちに体験できるのは、この土地ならでは。
花壇に花苗を植える予定だったが、やらなくて良かった。芝生も花壇も、
すっかり白い雪で覆われている。

こんな天候のせいか、このあたりではガーデニングを楽しむ人は少ない。
ガーデンセンターも、芝の手入れ用具とかBBQ関連用品とかアウトドア用暖炉
なんかばかりで、あんまり花の数だって置いていない。せっかく植えても、
とんでもない天気で枯れてしまうからなのかも。どこの庭も、芝生は青々して
きれいだが、色とりどりの花に囲まれているところはまず見られず、全く
つまらない。

やっぱ長年住むところじゃないかもね。
山の景色は抜群なんだけどなあ。


北米人と肥満

2007-05-23 15:17:42 | インポート
なぜ北米に住む連中はデブなのか?

先月、出張でカナダに帰った夫は、一週間で6ポンドも体重を増やして帰宅
した。翌日から私の手料理を食べて、一週間足らずで体重がもとに戻った。
その後も体重は増えることなく、順調である。とくにダイエット料理を食べ
させたわけでなく、量も制限しなかった。いつもどおりの野菜中心の、和洋折衷
の献立だ。いかに典型的な北米式食事が体に良くないか、良い証明である。

なんといっても、こっちの連中は量を食べ過ぎる。
映画Supersize Meを見ればわかるが、大きいことはいいことだ、という風潮が
なんにでも浸透していて、ポーションが年々大きくなる。レモネードを注文
すればバケツのような紙コップになみなみとついで出てくるものだから、
持ち上げようとすれば重くて腕の筋肉がぷるぷるしてしまうくらいだ。
この液体の中に、どれだけ砂糖が含まれているのか?こんなに飲めるやつが
いるのか?いやそれどころか、それは「並」サイズで、もっと大きいサイズを
注文するやつがごまんといるのだ。車についてるカップホルダーも、そうした
傾向を反映して、新型の車ほどデカイのが装備されている。

こういう話を日本にいる友達にすると、いや毛唐は体がデカイから食う量だって
大きいんだろう、と言う。しかし、昔から北米人がキングサイズばかりだった
かというと、そうではない。パイオニア時代の生活を伝える博物館などを
訪れると、当時のベッドやウェディングドレスなどの服が陳列されている。
それらはびっくりするほど小さい。もちろんなかには大柄な人もいたろうが、
平均的な人は現代人よりずっと小柄だったのだろう。今より粗食で、適量を
食べていた人々は、キングサイズに成長することなどまれだったのだ。

人間も動物も、それぞれ適当な体のサイズがあって当然。
肥満した野生動物などいないし、象よりデカイ猿など存在しない。野生では、
健康な個体のみが生き残り次の世代へ遺伝子をつなぐことが許されるからだ。
北米人の肥満傾向は、その遺伝子がいずれ淘汰される運命にある(つまり病的な
肥満の個体は子孫を残すことなく絶滅する)ことを示唆しているのではないか。
それはそれで、進化の過程と言えるかもしれない。


長い一日

2007-05-22 07:52:17 | インポート
今週末も、競技会。

去年はむちゃくちゃ暑かったが、今年は途中で雷雨が来そうな空模様になったり
してまあまあ過ごしやすかった。風もそれほど強くなく、テントが倒れる
ような事態にならなくて済んだし。

またチャンピオンシップ出場権獲得。TABIちゃん、よくがんばったね!
今回は2位で、1位はBillにさらわれてしまった。ま、彼はアジのトレーナー、
うちは素人だし、しょうがないんじゃないの。

それにしても、アジのみんなはタフである。
競技会の一日は早い。朝は少なくても5時には起きて荷物を積んで車で家を
出る。一日中犬と走り、ボランティアとしてコースをつくったりリングで
働いたりし、競技が終わってから後片付けして会場を出るのは夕方すでに
暗くなってからだ。私なんか、もうヘトヘトでご飯作る元気なんか残ってない。
中華のテイクアウトで済ましてしまった。美味しかったけど。

でもきっと、年をとってアジを引退してから思い起こせば、そんな日々がすごく
なつかしく思えるに違いない。長い一日だったけど、今日のこの日は二度と
戻っては来ないのだ。無事に過ごせたことを、感謝しよう。