TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Rumor has it

2003-09-28 12:00:12 | インポート
食料買出しの帰り、アジリティ競技(スタンダード)を見に行く。

足の怪我がなかったらTABIも出る予定だったやつ。
今回はスタータークラスに40組以上が参加したとかで、賞争いは厳しいもの
となった。TABIのクラスメイトはみな、いい走りをみせ、楽勝でQだ。

笑ったのは、あちこちでいろんな人から「新しく子犬を迎えるんだって?
どんな子なの?」と聞かれたこと。私たちは、へ?!と鳩が豆鉄砲くらった
ような顔で返答に窮するばかり。

「あ、そうか!TABIを引退させて、新しい子犬をアジリティ犬として育成する
んじゃないかって思われてるのよ」と、夫に耳打ちする。そして大笑い。

ちがうちがう、まだTABIは引退しないわよ、と言うと「だってこないだドッグ
ショーに来て写真撮ってたじゃない。次に飼う犬を物色してたんじゃないの?」
だって。オイオイ…

もお、これだから競技会の衆はよ。


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Macho, macho man♪

2003-09-26 02:51:51 | インポート
Stanley Corenが警察犬について書いたもの読んでたら、思わず笑った。

K9ユニットの犬といえば、GSD、マリノア、ロッティ、ドーブ、黒ラブなど
デカイ・黒い・強面の三拍子そろった連中がほとんど。しかしこれは彼らが
他の犬種に比べて警察犬ワークの能力が特別優れているために選ばれたのではない。

例えばスニッフィング。
「Nose Knows」の講師によれば、これは雑種を含めどんな犬でも訓練次第でできる。
またセントハウンドのビーグルの方が、バードドッグのラブよりこの仕事に
向いている。実際、カナダの国際空港ではビーグルが勤務についている。
だが、K9ユニットでスニッフィングの職につくビーグルは、おそらくいない。

凶悪犯罪者を追跡するにはある程度アグレッシブな犬でなければ難しいから
上記の強面犬が最適だ、という説があるが、それなら食いついたら離さない
小型テリアだって充分だ。フライのクラスにいるボストンテリアなど、ピラニア
より怖いぞ。でもK9ユニットにテリアはいない。

Corenによれば、警察官自身がマッチョなイメージをキープするために強面犬
を好んで選んでいるのだという。北米のおまわり、とくにK9ユニットの連中は
みなすんごいマッチョだ。筋肉隆々・入れ墨バシバシ・空手黒帯、「ロッキー」
のテーマを背中にしょって歩いている。彼らに黒光りしたロッティはよく似合うが
ピンクのリボンをつけたトイ・プードルは可愛いすぎる。同僚にだってバカに
されるだろう。

しかし、私が思うにこれらイメージに合わない愛玩犬というのは、逆にアンダー
カバーとして最適なのではないか?あるときは赤いコートを着たかわいいパピヨン、
実は訓練を受けた警察犬で、追い詰めた容疑者のお尻をガブリとくわえたら最後
離さない!お手柄よ、PINKYちゃん!みたいな。

いつかそういう日が来るのを楽しみにしている。


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お買い物TABI

2003-09-23 11:32:10 | インポート
今日も川で水泳リハビリをして、帰りにHome Depotへ。

ベースメントの床タイルを修理するため、セメントを買った。
犬連れで入れる店というのは少ないが、Home Depotはリードにつなぐかカートに
乗せるかすればOK。うちではリードにつないで、一緒にお買い物する。

お店の人も犬好きが多く、あちこちでなでてもらえるのでTABIは大喜び。
大きなクレーンが動いててもチェーンソーがガーガー音をさせてても全く動じず、
ウキウキして見ている。とくに木材が置いてあるところは大好きで、クンクン
ニオイをかぎまわって楽しそうだ。

こないだは、ケーブル部門のおじさんからTABIのオモチャになりそうな巨大糸巻き
をもらっちゃった。最後にはレジのきれいなお姉さんにお腹をなでてもらい、
TABIは「この店いいねえ!気に入ったよ!」って顔をしている。

いつかここでバイトして、エサ代を稼いでおくれ。


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Thrombosis

2003-09-21 23:52:46 | インポート
夫の部下の奥さんが、やっと退院した。

先週末、急に胸の痛みを感じた彼女は、夫の運転する車で病院へ向かった。
途中で容態が悪化したため、夫は近くの消防署で降りて救助を求め、そこから
救急車で病院へ。だが、救急車の中でflat line。
電気ショックにより蘇生したが、運ばれた病院でも三度、心停止。
なんとか蘇生し、ICUにぶちこまれていた。

血栓だった。
幸いにも心停止した時間が短かったため、いまのところめだった後遺症は
ないらしい。彼女はまだ38歳だが、糖尿病・肥満・狼そうなど、いろんな
持病を持っている。だが、これまで心臓にはなんの異常もなかったという。

こういう、突然倒れて死亡とかあやうく三途の川を渡るとこだった、という話は
周囲にとても多い。しかも、低年齢下してるように思う。
一昨年だったか、夫が帰宅したら幼児2人が泣いており、部屋の真ん中で妻が
倒れていた。すでに死後数時間が経過していた。やはり血栓で、彼女は25歳だった。

共通しているのは、彼らが典型的カナダ人(デブ気味、運動不足、持病もち)で
典型的カナダ人食生活(脂質・糖質・動物性蛋白質が多く、ファストフードや
ジャンクフードが大好き)をしているということだ。

突然倒れてポックリ、というのは私の理想ではあるが、不幸にも(?)生き残った
場合、20代や30代の若さですでに体がポンコツであると診断され、その先
一生あらゆる薬をしこたま飲みながら生活しなければならない。
配偶者の苦労も、見ていてつらいものが。

やっぱり、気をつけたいのは生活習慣ですね?


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Spanish的カルチャーショック

2003-09-20 00:38:24 | インポート
夫の転勤に伴いカナダに来たスパニッシュ系奥様たちは、おもしろい。

ペルー、メキシコ、アルゼンチンなど出身は様々だが、みなラテンのノリで
ほんっと陽気だ。興味深いのは、彼女らがカナダに来て感じたカルチャーショック
は、英語の壁よりも「自分でなんでもやること」だそうだ。

スパニッシュ・アクセントが超強いとはいえ、彼女達は教養が高く国際政治から
マーケット動向、芸能情報までよどみなく英語で語ることができる。当地の
日本人会の日本人妻よりずっと達者だ。うち一人はモントリオールで夫とともに
博士号をとったとかで、フランス語も上手。

だが、裕福な彼女ら、本国では使用人が何でもやってくれていた。カナダに来て
からは、料理から子供のおけいこの送り迎えまで自分でやんなきゃなんない。
ま、掃除なんかはメイドサービスを利用してるんだろうが、本国ほど安く使用人
を雇えないカナダであるから、庭園の手入れも自分でする。
「もう毎日、疲れて疲れて…」と、こぼす。自分の国では、週末は明け方まで
パーティーで踊ったりしてたのに、そんな体力は今ない、という。

そりゃそうだろうな。かわいそうなので、コーヒーの用意とあとかたずけは
いつも私とSylvieが担当し、奥様方には休んでいただいている。
私たちは庶民代表(爆)だから、サービスすることが苦でないのだ。

奥様方も気の毒だが、文句を言われる彼女らの旦那さんはもっと気の毒かも。
ラテン系は黙ってないもんね…


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