TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ウィンタースポーツのすすめ

2005-10-30 13:14:56 | インポート
夫と二人、クロスカントリー・スキーのセットを購入。

私はダウンヒルは昔日本でやったが、クロスカントリーは初めてだ。
考えてみれば、ウィンタースポーツのメッカとも言えるカナダに長年住んでた
のにスキーは一度もやらなかった。アメリカに引っ越して、この山の環境に
住み始めてから急にスキーがやりたくなった。

不思議なのは夫も同じで、彼はこっちに来てからアイスホッケーをやりだした。
カナダ人なら誰でもアイスホッケーをやるかと思ったら大間違いで、やらない
人の方が多いくらいだ。これは、日本人なら誰でも相撲を知ってるが、だから
といって日本人全員が相撲取りでないのと同じだ。

夫もフロアホッケーは子供のころからやってきたが、氷の上でプレーするのは
初めて。用具だって何ひとつ持ってなかったし、全部こっちで揃えて何百ドルも
かかってしまった。今日も、未経験二人にブーツをはじめ必要な用具を
全て揃えたら、やっぱりそれぞれ何百ドルだ。この上さらに、ジャケットや
パンツなども必要だ。ウィンタースポーツは金がかかる。ま、私の場合は
小柄なのでジュニア用スキーで間に合ったため、やや安く上がったが。

なぜクロカンにしたかというと、これなら犬と一緒に楽しめるからだ。
ダウンヒルでは、TABIがスピード狂とはいえさすがにヒルトップまで行って
一緒にすべってくることはできない。つーか、あぶなくて許可にならないだろう。
周りにも迷惑だ。今年の冬は、犬とバックカントリーをおおいに楽しめる。

ところで、昨日は夫の職場でオクトーバーフェストがあり、ドイツ系の料理が
たくさん、ドイツのビールとともに供された。残りもたくさん出たので、パン
やチーズなどいただいてきた。Blutwurst、つまりドイツの郷土料理である
豚の血で作ったソーセージ、それも手作りのを夫が何十本ももらってきた。
「TABIが喜ぶと思って」と、彼。確かに喜んで丸々一本食べてしまった。

だけどなんとなく気になったので、一本しかやらなかった。
さっきレシピをネットでチェックしてみたら、どうも血だけでなく大量の
玉ねぎが入っている。ヤバイ。玉ねぎは犬には毒と言われる。ま、相当な量
を食べさせなければ死なないが。TABIは別に変わった様子はないし、今日だって
湖で泳いで遊んできた。丈夫な犬は、何食っても平気なのだな。


情け無用の電力会社

2005-10-26 15:01:19 | インポート
お昼過ぎ、全く突然に電気が使えなくなった。

テレビやコンピュータはもちろん、デジタルの時計は全部消えた。
お天気はいいのに停電?と思って外に出ると、近所はみな大丈夫のよう。
ご近所の車庫の自動ドアは開閉してるし、芝を刈ってる人もいる。
うちだけなのだ。ヒューズがとんだわけでもない。

電力会社に電話してみると、「お宅の名前はうちの顧客リストにない」だって!

結局、長い話をまとめると、電力会社の手違いで電気代の請求書が過去3ヶ月間
まったく別の人間、しかもここから車で3時間ほど行った場所に住む人物へ
送られていた。当然、この人物は自分の電気代じゃないから払わなかった。
そこで電力会社は、滞納のお仕置きとしてうちの電気を切ったというわけ。

だけど、うちはこれまで何の警告も受けなかったしもちろん請求書だって
見てない。寝耳に水とはこのことだ。今日あたりは日中あたたかかったから
いいけど、真冬は電気がなくちゃ大変だ。暖房がまず消えるし、夜はまっくら。
明らかに人が住んでいる家の電気を、バッサリ切ってしまうとは、なんとも
情け無用の会社である。日本だったら、「こちらの手違いでご迷惑をおかけし」
とか言って社員が千疋屋のメロンでも持ってくるところだ。
しかし、ここはアメリカ、絶対に謝らず態度が最後まででかい。

こういう、「手違いで」電気・水道・ガス・石油などをいきなり警告なしに
切られるというのは、もちろんカナダでもよくあることだ。知人は真冬に
突然切られて、あやうく凍死するところだった。彼女は20代の若さで健康
だから良かったが、年寄りならお陀仏だろう。それもひとつの淘汰ということか。

まったくもって、アメリカもカナダも、健康できびきび動けないと長生きは
難しい国である。


ゆとりのある暮らしということ

2005-10-23 16:28:45 | インポート
今日は夫とスーパーで食料の買出し。

買い物に行くたびに、アメリカという国はなんと豊かなのだろうと驚く。
歯磨きひとつをとっても選択の幅が信じられないくらい広いし、なんせなんでも
安い。カナダのようなしみったれた貧乏国から来ると余計そのギャップがすごい。

今日行ったスーパーだって、「10個で10ドル」セールだ。
コーラ1ダース入りの箱を10箱で10ドルとか、とにかくすごい安さ。
品物だって安かろう悪かろうでなく、オーガニックのアイスティーとかもある。
これじゃあ儲けにならないだろう、とも思うが、当然のことながらすごい人で
ごったがえしている店内の様子から売り上げは相当なものと予想される。
単価の儲けが少なくとも、品数を多く売ってよその店より多く集客すれば
結果的には売り上げはのびる。お客にとってもこういう超低価格はうれしい。
しかも、50ドル以上買うと10ドルまけてくれる。信じられない!
カートに山盛り買って、100ドルですむのだ。

夫の上司が最近買った新型BMWは、なんとたったの2万8千ドル!
スバル・レガシーのL.L.Beanエディションより安く買える。
だから近所のアメリカ人はみな一家で4台も5台も車を持っているのだ。
ま、保険とかメンテにお金がかかるだろうが、車自体が安いのだから、どんどん
買い換えたり子供の誕生日のプレゼントにしたりできるわけだ。

カナダからアメリカへの頭脳流出が盛んなのも、うなずける。
一度こういうゆとりのある暮らしを知ってしまったら、もう帰りたくないだろう。
共産国から資本主義国へ移住するのに似ている。

アメリカ人に愛国主義者が多く、なにがなんでも国を守ろうとする姿勢が強い
のは、こういう豊かな生活を保っていきたいからだ。本当に恵まれている。
同じ大陸にありながら、この違い!なんてかわいそうなカナダ人たちよ。


りんごの山

2005-10-22 11:59:28 | インポート
朝晩ぐっと冷え込むようになった。

庭のりんごがバタバタと落ちてしまった。
赤くなるまで待ってよう、と言っていたが、どうやらこれはあまり赤くならない
品種らしい。まだ青っぽいが食べてみると熟しているので、これでも大人なのか。
落ちたものはナメクジに食べられているのもあるが、パイなどにすればまだ
食べられる立派なりんごもある。ダメなやつはみな肥料置き場に投げ、木に
なっているやつももぎとって大袋に4つくらいとれた。

さあ、これをこれからどうするか?
木からもぎったやつは生でサクサクといくことにしよう。
落ちてたやつはアップルソースにして瓶詰めに。

梨も実っている。
桃、りんご、梨、それにブルーベリー。たくさん果物の実る庭。
「この夏は大変でしたね。ささ、どうぞ秋の味覚を楽しんでくださいな」
と、木々が慰労してくれるような気がする。ありがとね。


リサイクル犬の行方

2005-10-16 14:20:40 | インポート
Sandyがアジリティのドロップインをオープンしたというので行ってみる。

こないだの競技会で見かけた連中がちらほら。
ボーダーコリー、シェルティ、オーストラリアンシェパードという羊追い関係の
犬ばっか(爆)、雑種はうちの犬だけだよ。Sandyの犬はベルジアンだし。

そしてBCの数頭は、またしてもStacyのリジェクト。こんなにいるのか?!
まあそうだろう。なんでも彼女は、ブリーダーからまとめて一腹分、7頭生まれたら
7頭全部買占め、モノになる子犬だけ残すそうだから、追い出される子犬の数は
相当なはずだ。人間でいえばまだ10歳足らずの子供が、いきなり親から
「お前は出ていきな」と放り出されるとしたら、その気持ちはどんなだろうか。

ま、でも今日見た犬たちは新しい飼い主に救われたラッキーな犬と言える。
犬のほうとしては「なんでも言うとおりにしますから、捨てないでください!
ご主人様!」と新しい飼い主にすがりつきたい気分だろうし、たしかに見てると
一生懸命ハンドラーのために走っている。足とか痛くても我慢して跳んでしまう
んだろうな。いじらしい。

こうした傾向はアジリティに限らず、フライや犬ぞり、狩猟犬やSARなんかも
同じだ。人間に都合の良い犬だけが脚光を浴びるのは仕方のないことだ。
その点、ペット犬は楽だね。TABI、お前は幸せだよ。お前なんか真っ先に
追い出されそうだよ、Stacyに(笑)