TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

The Bridge

2010-05-29 17:15:28 | インポート
サンフランシスコのゴールデン・ブリッジでの自殺者を摂ったドキュメンタリー。

話題になったけど今まで観る機会がなかった。思い出したのは、これを見て。
http://friendsofirony.com/2009/12/02/no-hope-3/
これじゃあ自殺防止になってないじゃんよ(苦笑)。でも人生って、結局
悲劇と喜劇が隣り合わせだよね。

06年の作品だが、ちょうど私達がアジリティのチャンピオンシップで犬と
サンフランシスコへ旅行した年だ。映画に出てくる美しい橋、青い空など
とても懐かしい。海の匂いを思い出す。私達が橋へ行った時は、飛び降りは
目撃しなかった。「世界で最も自殺数が多い」って、年間数十人じゃあ少な
くない?グランドキャニオンはどうなんだ?

笑っちゃうのは、自殺に失敗して生還した青年の話で、飛び込む前に観光客
から「すいません、写真摂って下さい」と頼まれたという。日常ってそんな
もの。彼は落ちる間に「やっぱ死にたくない」と思って体勢を治し、足から
水中に入ったんだけど、足になにか感じて「やばい、鮫に食われるのか」
と思ったそうな(笑)。自殺を実行したのに、鮫の餌になるのは嫌なんだな。
人間ってそんなもの。

犠牲者の家族のインタビューに共通するのは、「安堵感」。ある親の「あの子
は今苦しみのない世界にいるから」という言葉に代表される。人生に問題を
抱えていたり、精神を病んだりしてた故人を、家族ももてあましていたことが
わかる。本人達も、出口のない悩みから抜けるには、それしか方法がなかった
のだろう。

最後のシーンを飾る男性の飛び込みは、まるでオリンピックのダイビングの
ような圧倒的に美しい完璧なスタイル。腕を大きく広げ、後ろ向きに青い海
に吸い込まれていく。彼の死んだ母の友人で、おそらく彼が伯母のように
慕っていたであろう女性の「彼は空を飛びたかったのかも」というコメント
がピッタリである。彼が最後に見たのは、サンフランの青い空と白い雲だったか。

それにしても、コーストガードは大変。観光地だから死体を浮かせておけない
し、太平洋は荒いから回収は簡単じゃあるまい。だからあそこは税金が高い
のかしらね。


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Pizza Night

2010-05-29 06:27:17 | インポート
今日は、セラピードッグの夏休みパーティー。

動物愛護協会の隣にあるオフリード公園で。協会がピザの出前と飲み物を
用意してくれ、犬と家族が集まってのピクニック。みんなセラピーのテスト
を通った犬だからお行儀が(まあまあ)良く、人間のガキが一人もいないので
サッパリして楽しい会合となった。

昼間シフトの人たちと私達夕方組みとは会う機会がないので、知らない人や
犬もいたが、いろんな人と話ができておもしろかった。犬は大体、三歳から
五歳くらいの若いのがほとんどで、TABIが十歳だと言うとみんな驚き
「信じられない!若く見えるね!」と。Erinなど本当にショックだった
みたいで、「うちには九歳になるシェパードがいるんだけど、もうヨボヨボで
完全に老犬よ。二頭並べたら、誰もTABIの方が年上なんて気づかないわ」
と目をまん丸。「現役アジリティ犬なのよ、先週はチャンピオン・タイトル
とったのよ」と付け加えたら、さらにビックリしていた。

確かに、セラピーで一緒のドーベルマンと追いかけっこしているTABIは
トシに見えないだろう。TABIの方がすばしっこくて、ドーブはすぐに
あきらめてUターンしてしまう。

CeceにTABIのタイトル獲得のニュースを伝えたら、おめでとうメッセージの
他に兄弟犬SHADOWの近況が添えてあった。彼は足腰がめっきり弱くなり体中
に良性腫瘍ができてボコボコ、すっかり不機嫌な老犬になってしまったそうな。
同腹の兄弟で、こうも違うのか?たった十年で、天と地の差である。

ま、なにはともあれ我が家の犬はいつまでも元気で若いのは嬉しい限りだ。

夜、アメリカから電話、アジ仲間のJanだ。DOCNAでタイトルをとり、さらに
USDAAではブロンズまでとったので今後はP3にエントリーするのだそうだ。
ALLEYは8つのアジリティ団体でそれぞれチャンピオン・タイトルを獲得した、
おそらく北米でも他にはいない犬だ。やはり十歳だが、まだまだ元気。
アジリティ犬であることが、若さと健康の秘訣なのかも。


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Good Dog!

2010-05-29 05:13:08 | インポート
http://friendsofirony.com/2009/12/23/if-only-snoopy-had-thought-of-this/


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トマト日和

2010-05-27 14:01:29 | インポート
昨日は、今年になって初めてエアコンを使った。

つい二週間前の母の日に雪が降ったとは思えないほど、いきなり暑い。
うちは窓を開けたり、涼しい地階で過ごしたりして極力エアコンをつけない
のだが、両隣は三月の終わりからエアコンをつけている。お隣の老夫婦は
やはり年齢的に気温の変化に弱いからだろうし、反対側のお隣は寝たきりの
重病人がいるので年間を通して暖房やエアコンはつけっぱなしだ。
うちの窓を開けると、両隣のエアコンからの熱気が入ってくる。

しかも昨日は、外気温が三十度を越したのに夫が「ピザが食いたい」という
ので台所で調理してたら、室内がもう熱気でサウナ状態!迷わずエアコンを
オンにした。家全体が涼しくなるのに時間がかかったが、つけないではとても
屋内にいられない。シーリングファンも、オン。

でも、こうした暑い日には菜園のトマトがぐんぐん大きくなる。
ゴーヤとかオクラなんか植えたら、よく育つだろうな。暑い夏というのは、
夏の野菜にとって恵みである。

さて、今日は夏休み前の最後のセラピードッグ訪問。
今回のは、各病室をまわって訪問する形式。散髪して子犬のようにかわいく
なったTABIは、どこでもみなさんにかわいがってもらえた。

土曜日からほとんど食事に口をつけないTABIだが、ビーグルのMONTIも
そうなのだという。「いつもは食いしん坊なのに。いきなりの猛暑だもの、
食欲も減るわよね」と、飼い主さん。ほんと、私だってこのところは蕎麦とか
そうめんばかりだ。

でもエアコンで室内温度を適温に下げてやったら、あの子も食欲が出てきた。
子羊肉のシチューを冷凍してあったのを、解凍して冷たいままカットして
与えたら、パクパクといつもは残す野菜まで全部、きれいにたいらげた。

今夜も寝る前に快適温度に設定してあげよう。


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Can-Am Champ!!

2010-05-23 13:43:52 | インポート
Woo woo!!!! ATChC TABI!

今日はJenniferのとこでマスターズ。
タイトルまであとギャンブラーのQ一個とせまり、今回はギャンブラーの
二走を申し込んだ。ジャッジはGeorge、クロージングにコンタクトはいれない
でくれ?、と密かに願ってたら、二つともコンタクトなし。しかし、決して
やさしくはない。特に最初のは、クロージングに五つの障害物、トンネルの
エントランスもジャンプから一番遠い方だ。二回目のはクロージングに十二本
ウィーブがあるが、TABIならこっちの方がチャンスありと見た。

天気予報では曇りのち雷をともなうにわか雨、と言ってたのに、実際は雨
どころか雲もないピーカン。しかも湿度高し。一番苦手なタイプだ。私達は
午後からだったが、朝から走ってた連中は疲労のため午後を棄権して早々と
帰り始めるのもちらほら。

一走目、出だしは好調でミニを二回ともクリア、次々に高得点をあげいい
タイミングでクロージングへ。しかし最後のジャンプからトンネル、ジャンプ
とタイヤへの流れでつまずき時間をとり、完走したもののタイム・フォルト
をとってしまった。

もう二走目もダメならまた再来月だ、とあきらめムードで挑戦した。
ミニにしくじり、ボーナスポイントはもらえなかったが、ティーターを二回
ともクリアしブザー前にかろうじてシュートをクリアしてなんとかオープニング
に二十三点を獲得。クロージングでは、ジャンプからトンネルへのルートで
TABIは一瞬立ち止まったものの、そのまま直進(リフューザルをとらなく
て良かったよ)、ウィーブをそつなくこなしてフィニッシュ!

タイマーは「タイムOKよ!ポイントは?!」と興奮気味で、スコアはジャッジ
と一緒に得点を計算、「大丈夫、Qよ!」とOKサイン。ゲートを担当して
いたJenniferは「おめでとう!みんな、ヴィクトリー・ラップよ!」と
拍手して送り出してくれた。

カナダでアジリティを始め、その後アメリカ転勤のためアメリカのチャンピオン
タイトルの方が先になったが、やっと今日、カナダのチャンピオン・タイトル
も獲得し、TABIは晴れてCan-Am Champとなったのである。

NATCHの時ほどウルウルはしなかったけど(三個目のチャンピオンタイトル
ともなると、スレてくるのか?笑)、いつも慣れているお友達ばかりの場所
でタイトルがとれて、本当に良かった。あの子も、良く頑張ったと思う。

見守ってくれたpixieに、感謝。


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