ものは考えよう

アジ友達のラップトップが調子悪いというので、夫が直してあげることに。

時間がかかりそうだったので、簡単なブランチを作って一緒に食べる。
彼女は定年退職して悠々自適な生活で、アジリティとデイトレードが趣味。
でも、トレードではあまり儲けていないらしい。

儲けが出るときは出るのだが、損も大きいので、計算すると一年で６万ドル
の損だって。うへえ！新車が三台買える！「このくらい普通よ。この十年、
ずっとこんな調子だし」って彼女は言うが、もし私がそんな損出を出したら、
それもそれが十年続いたら、夫から三行半をつきつけられることは必至である。

結局、彼女のような一般投資家がいるから、一部のカリスマ・トレーダーとか
が儲けているのだろう。彼女はその道のセミナーも数々受けているのだが、
講師からは「ポジティブに考えろ」と言われたのだそうだ。つまり、６万ドル
損したと考えてはいけない。投資の世界は流動的で、損を出したり儲けたり
の連続であるから、「儲かったときはこれだけ儲かった」と肯定的に考える
ことが必要であると。

ふ?ん。でも、差し引き６万ドルの損という事実は、変らないと思うけど。

Happiness is a warm puppy

まさに。

私がボ?ッと考え事をしていたのがいけなかった。
昨夜からまるでハリケーンのようなすごい風、そして今朝からは雪が加わり
外はすごい嵐。そんな中、ＴＡＢＩをつれて公園へ。オモチャを持っていった
がさすがに遊ぶどころではないので、ただ散歩して帰ることに。

公園から出たところで、トラックが入ってきたのに気がつかなかった。
ふと気がつくとＴＡＢＩがいない。すっかり、トラックの下敷きになったかと
思って一瞬青くなった。が、寸前のところでトラックが停まってくれた。
タイヤの向こうにＴＡＢＩのニコニコ顔が見えたときの安堵感といったら。

運転士は良い人で、怒声をあびせるどころか「犬は大丈夫？」とさえ言って
くれた。私の不注意なのに。神様、ありがとう。今、机の下にはすやすやと
眠るＴＡＢＩがいる。