たちあおい日記

chiaki in wonderland

家庭内カツアゲ

2012年01月11日 | 日記・エッセイ・コラム
    
    大学病院の待合室で、診察の順番を待っているとき
    隣に、ちょっと品の良い老夫婦が座っておしゃべりを始めた。
    
    「ここに歩いて来られるってことは、大した病気じゃないってことですね!
    ああやって、運ばれてくる患者さんばかりだと思っていました。」
    と、妻が救急車で運ばれて来た患者さんを見てそう言った。
    ご主人らしき人がすかさず、「それじゃあ俺達も大したことなくなるじゃ
    ないか!それより、お前の財布に入れて置いたお金、ちゃんと
    入っているか?」と、妻に聞いた。
    妻は慌てて財布の中を覗き、「ありました!ありがとうございます」と
    喜んでお礼を言っていた。
    推察するに、きっとこの奥さん、ご主人からお小遣いを貰っているの
    だろう。
    
    いいな!いや、待て、私もたまにお父さんに貰っている。
    テニスの試合の時のおやつ代とか、小銭がないから「500円ちょうー
    だい」、「お餞別ちょうだい」とか言って、僅かながらのお小遣いを
    貰っている。
    
    娘に言わせると
    「同じ財布から貰っているようなもの!まあ、悪く言えば家庭内カツアゲ
    だね!」
    
    失礼千万!  言うに事欠いて  ”カツアゲ”とは、
    少なくともお父さんは、「仕様がないな」と言いながらくれるんだが・・。
    
    
コメント
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