木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

本当に欲しいものを手に入れる

2013年03月22日 | 日常雑感
現代は色々なものが安く手に入る時代だ。
プラスチック成型品などはその最たるもので、カラフルなバケツやごみ箱、その他さまざまなものが本当に安く求められる。
食品も同じで何でも安い。

だが、ここで一回立ち止まってみる必要がある。
手に入りやすいものばかりを求めているのがいいのかどうか。

ふと自分を振り返ってみると、最近は本当に欲しいものを求めるのではなく、手に入りやすいものを求めて来たように思う。
順序が逆だ。
以前、世界的に有名なアルピニスト夫婦のドキュメンタリーを観た。
ふたりは1年のうち半年近く海外へ山岳旅行に出かけている。
そのほとんどが自腹だ。
そこで、ふたりは日本にいる残り半年を倹約に倹約を重ねている。
食べているのも家庭菜園で収穫した野菜が中心だったと思う。
もちろんケーブルテレビなどはなく、揃っている家電製品も乏しい。
それでも、ふたりには目標があるから、倹約も苦にならない。

本当に欲しいものを手に入れようとする気持ち。
本当に欲しいものを手に入れるには代償が必要だ。失うものも多い。苦しみもある。
そこまでして、欲しいものに手を伸ばそうとする気持ちは特殊なのだろうか。
そんなことはない。
手に入りやすいものを求めるのではなく、本当に欲しいものをがんばって手に入れようとする気持ちは、大切なのではないか、と思う。

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