生物の形-ポリ亭のマクロ・顕微鏡写真-

 身近な動植物のマクロ写真や顕微鏡を用いて撮るミクロ写真を載せていきます。「生物の形」を気楽に楽しんでいきたいものです。

タイのうろこ(6)根元#

2007-06-01 16:36:40 | Weblog
 タイのうろこの根元の写真をもう一枚載せました。太短くいかにも強固な針が突き出しています。針の右側には六角形の構造がびっしりと平面を埋めています。六角形だからこを平面を埋め尽くすことができ,うろこの根元をしっかりとしたものにすることができます。五角形を並べても平面を埋め尽くすことができないので,隙間ができてしまい,いわば”奥歯がたがた”の状態になるでしょう。
 六角形の構造の一辺はうろこの外周(この写真の上下)に平行に配列していることが写真を見ると分かります。針のような構造は六角形の一辺がぐんぐん外側に伸びて形成されたものではないでしょうか。針が折れても次の六角形が前進してきてその一辺が伸びれば針が次々と生えてくるのかも知れません。鮫の歯は次々生えてくるそうですが,人間の歯は残念ながら・・・。
キーワード:タイ うろこ 顕微鏡
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭  参照 高分子-ミクロの世界-(Yahooブログ)
 

タイのうろこ(5)根元

2007-06-01 16:10:17 | Weblog
 タイのろこの根元の顕微鏡写真を示します。にょきにょきと尖った針のような構造が突き出しています。この部分で皮膚の組織に突き刺さっているのでしょう。タンパク質で強く繋がっていますから,包丁でこするとピンピンとはじけるようにうろこが飛び散ります。イワシのうろこのように手で擦ったくらいで取れないのは,はりが深く組織内にもぐりこんでタンパク質で繋がっているからでしょう。
キーワード:タイ うろこ 顕微鏡
ミクロラボ Π(パイ) ポリ亭  参照 高分子-ミクロの世界-(Yahooブログ)

タイのうろこ(4)中央部

2007-06-01 15:59:27 | Weblog
 タイのうろこの中央付近の顕微鏡写真を示します。左上が根元で,右下には縞々構造が広がっています。中央部はずいぶん凸凹していますが,これはCa成分の結晶が付着しているためでしょう。硬いCa成分が付着することによって,うろこの硬さや強度をましているいると考えられます。
キーワード:タイ うろこ 顕微鏡写真
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