コリウスの花を斜め上方向から撮影した超マクロ写真です。後背の花弁が立っており,ほぼこのような状況で開花しています。雄しべと雌しべがむき出しになっているのですが,これは交配(受粉・授粉)には有利な咲き方といえます。一方では舟形の花弁の方に雨水が溜まって蕊が水浸しになるのではないかと余計な心配をしたくなります。しかし前回も説明したように水は舟形の花弁の内部には入りにくくなっています。その上受粉のための雌しべは舟形の縁をこえて長く伸びているので,たとえ水浸しになっても受粉だけはできるとのではないでしょうか。
撮影日:2012.10.7 ミクロラボΠ-SABAE ポリ亭(T.TAKAHASHI)