~暮らしの中の小さな幸せ~

ログハウスに住みながら・・・
日々の暮らしと趣味の色々を綴ります

金沢の夜は更け・・・・

2017年11月14日 | 鉄旅
旅の続きです・・・

事前に印刷していた散策ルートを手に・・・

城下まち金沢周遊右回りルートRLで10分、橋場町(ひがし・主計町茶屋街)バス停到着

佐野川沿いのバス停には柳が風に揺れ・・・

バス道路沿いにも古い建物が良い感じです。




先ずは佐野川大橋を渡り川沿いの静かな主計茶屋街をしっとり散策

ちらほら観光客もいますネ~
 

路地を一本入ると主計町事務所

芸妓さんの稽古場として使用されているので
運の良い時には2階の稽古場から鼓や三味線の音が漏れ聞こえるとか・・・

さすが金沢、普通のお宅でも雪つり


細い路地にはほとんど人が通りません。
 
あかり坂の階段を上がってみたかったけどその先が少し暗く諦めました。
川沿いをひき返し・・・

佐野川大橋を渡る前に振り向くと水を撒く和服女性の姿・・・
 

しっとりとした余韻に浸りながら有名なひがし茶屋街へ

石畳の道を歩き角を曲がるとレトロなガス灯と観光パンフで観た風景が・・・

格子戸から漏れる灯りが石畳に映り何とも良い雰囲気

かつてのお茶屋を一般公開している国指定重要文化財 志摩

予習をしていなかったので写真だけ撮って通り過ぎましたが
500円の入館料を払ってでも時間があれば見学したかったなぁ~
二階の格子から朱色の壁の色が映り妖艶な雰囲気を少しだけ感じられました。

夜は観光客も少ないと聞いていましたが結構います。
しかし、昼間はもっと多くの観光客で風情など無いのでしょうネ~

路地に入り梅ノ橋と佐野川大橋の間の川沿いを歩きバス停へ戻ります。

私の好みでは有名なひがし茶屋街より主計茶屋街が静かで落ち着きました。

約50分ほどの散策でしたが大満足で再び金沢周遊右回りルートに乗車しました。
城下まち金沢周遊バスは右回りRLと左回りLLがあり
金沢駅へはLLに乗るのが早いのですが
せっかくなので遠回りし車窓から街中を眺めながら金沢駅を目指しました。
車内には現在地を示す大きな案内板  乗車口のミラー裏は古都金沢らしい柄
 
途中、兼六園や金沢城跡なども車窓から見えるはずですが真っ暗です(笑)
香林坊界隈では明るく賑やかで熊本とは比べ物にならないほどのオシャレな大きな街に
田舎者の私はただただ感動し心の中で「凄~い」と連呼してました(笑)
30分ほどで金沢駅に到着すると鼓門はライトアップされていました。

駅内は昼間ほどの人混みではありませんがまだまだ賑わっています。

柱には金沢の工芸品である漆器などが埋め込まれ見惚れてしまいます。
  

6時半過ぎ、夕食をとるため金沢駅「百番街あんと」内にある「金沢まいもん寿司」へ

カウンターのみ十数席の店内には4~5名の待ちがありましたが
運良く10分ほどで席に着くことが出来ました。

先ずは・・・
日本酒飲み比べセットと大好きなナマコ酢を注文し寿司を待ちました。

何が良いのか解らないのでお勧め限定ひやおろし3種

合わせて1合ほど私にとってはちょうど良い酒量です。

地魚だらけで7貫盛り  2,000円

のど黒・白えび・甘えび・能登あじ・アオリイカ(?)・・・・
駅ナカとは言え日本酒を飲みながら回らない寿司を食べるなんて
恥ずかしながらこの歳で初体験です(笑)
ランチはもっとお手軽に食べれるみたいですヨ~

駅ナカなので客の半分は外国人、寿司職人さんも英語がペラペラでビックリです
出張風のサラリーマンが職人さんに電車の時間を告げ
さっと寿司をつまみホームへ向かう様子など
色んな人間観察を楽しみながらの一杯
偶然隣に座った同世代女性一人客
美味しそうに日本酒を呑む私につられ呑み比べセットを注文してました(笑)
長野から娘さんのところに来たというその女性と話が弾み・・・
「よい旅を・・・」とお互い名前も告げずお別れ
これこそ一人旅同士の素敵なふれあいなのでした

ほろ酔い気分で駅の目の前にある今夜の宿へ

ロビーには大きなクリスマスツリー

「そうか~もう今年も残すところ1ヶ月半なのだ・・・」

15階の私の部屋からは金沢の夜景と北陸本線が目の前
時折聞こえる列車の音が旅に来ている気分を益々盛り上げます。
明日、のと鉄道七尾線「能登中島駅」にある郵便列車内にある
ポストに投函する予定のハガキを書きながら・・・


こうして旅の初日、金沢の夜は更けていくのでした


本日も長々とおつきあいありがとうございました