高江雅人  竹工芸職人の独り言  竹工房オンセ

高江雅人  竹工芸を初めて37年、徒然なる出来事をアップしています。

スーパーカブに乗って遣って来た2

2008年10月06日 11時29分02秒 | 友人

私も18歳の時に半年ほど放浪していた事があり、彼の若さと前向きな行動力は人事では無い様な気がする。私の場合は、大学受験に失敗し、何の目的も無く、浪人生活をする事に矛盾や焦りを感じて旅に出た。行く当ても無く、住み込みのアルバイトをしながら、転々と旅をしていた。今思えば、この時の放浪旅が人生の原点になっている。丁度、18歳の多感な頃、その時体験したことや、出会った人達にどれほど大きな影響を貰った事か!

Cimg8232 何とも可愛らしい表情をした青年ではないか?こんな、素直で明るい、また、一生懸命、自分探しをしている彼を見ていると嬉しくなる。

2~3時間ほど、工房内を見たり、お話をしたりした後、また、スーパーカブに乗って去って行った。「今晩が別府で泊まるところを探します!温泉に入ります!」と。本来であれば、泊めてあげたかったのだが、突然の来訪で私も、他の用事が入って居り泊めてあげることが出来なかったのが、残念である。しかし、こんなエネルギーを持った青年とは、これからもまた、必ず巡り会うように出来ているから面白い。

Cimg8233 九州を南下して、最終目的地である沖縄に行き、彼の旅も一区切りするようだが、去った後も、一粒の清涼剤の様な余韻を残して去って行った。

我が家にも二人の息子が居るのだが、「こんな風に爽やかに逞しく育ってくれれば!」。

竹工房オンセ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする