昨日、10年ほど前に買っていただいた「買い物籠」が修理で届いた。大変気に入って使って頂いたのだろう、あちらこちらに相当使い込んだ跡が判る。
今回の修理は籠から縁の部分が外れてしまったのだ。相当重いものを入れていたのだろうか? しかし、原因はわかっているのです。10年ほど前は、縁を取り付けるとき、縦骨を折り返してボンドで留めていた時期があります。この留め方は一般的に良く使う留め方であるが、買い物籠の様な重いものを入れる籠には、少し無理がありました。現在は編みこむ留め方に変えました。
早速、縁を取り外し修理に掛かる。今度は縦骨の先を薄く、細かく、柔らかくして、隣の縦骨に編みこんでいく。こうすれば、縁が抜けることはありえない!やはり、ボンドなどを使った作業より、手間は掛かるのだが、竹本来の繊維を生かした作業のほうが、強度も耐久性もある。これなら、何十キロの荷物を入れても外れる事は無い。
今回の修理は、完全に私どものミスで、留め方の選択ミスであった。申し訳ない。
少し、籠の高さが低くなるが、これで安心して使っていただける。これからも、可愛がって下さいね!