今年最後の出張も終わり、我々竹業界では「今シーズン終了」と言う事になる。何となく、プロ野球の選手みたいであるが。本来はこのオフシーズンが大事で、来年に向けて、商品開発や販路拡大などの仕込み如何によって来年が決まってしまう。
仙台への出張の帰り、東京で来年の新作品の開発の打ち合わせの予定であったが、まだ、試作品が出来上がっておらず、時間が余ってしまった。ネットで「何か面白そうな映画は無いか?」と探してみると、「ある。ある。」
「12人の行かれる男達」と言う映画がやっていた。これは1957年、ヘンリーフォンダ主演の法廷映画のリメイク版である。舞台はアメリカからロシアに移り、実に深く掘り込まれた作品になっていた。
「チェチェンの少年が、養父のロシア人を殺害した」という事件の裁判なのだが、12人の陪審員全員の過去の思い出と深く関わりあっていく。見終わった後も、ズンと心に印象が残る作品であった。