工房オンセには、屋外にも、工房内にも、あちらこちらに塵取りと箒が置いてある。
竹細工と云う物は、実に沢山のゴミと云いますか?屑と云いますか?大きな物から、細かい削りカスまで、さまざまなゴミが出て来る。それも、その筈ですな、厚さ5~6ミリのうち、使うのはホンの0・3ミリと、9割以上は、使わない屑にしているのですから、
一つの作業工程が終わるごとに、自分の回りを掃除する、これは習性ですな。
作業工程ごとに、出て来るゴミの形も違う。
「掃除」と云うのは、その職人の、作業に向かう姿勢が表れてくる最初の行動なのです。自分の回りを、絶えず綺麗にするという事は、見た目の問題だけでなく、精神的な要素が非常に大きい。
食事に行ったときでも、綺麗に磨き上げられた厨房で作業する料理人の姿は美しいですな。竹細工でも同じで、一つの工程が終わるごとに、掃除をして、次の作業に向かうのです。
精神的にも、気分転換が出来、新鮮な気持ちになれます。
竹細工は地味な作業の繰り返しですが、そんな小さな積み重ねが作品に現れて来るのでしょう。
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