正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ハト時計の調整とちょっとした修理

2008年04月18日 | 時計修理
昨日は雨が降ったりやんだりとややこしい天気でした。
野球も中止で、今日はヤクルトと神宮での試合です。昨晩に移動できたのがいいほうに出ればいいのですが…。

昨日は部品が届いたのでちょっとした修理が多くありました。
APのロイヤルオークの婦人用クオーツのポイント付け(脇の下から汗が出ました)裏側からネジを外して表のネジも取って機械を取り出し外れていたポイントを接着する作業です。


セイコードルチェ超硬モデルの竜頭交換、電池交換

あと写真では分かりませんが、12時側のバンドのばね棒が錆びて折れ込んでいました。
ルーターを使って折れ込んだ先を取り出しの作業がありました。0.5ミリのドリルを使いました。
ケースに気をつけての作業でかなり緊張しました。

 次はセイコーAGSのベルトのバックル交換本当はチタンの中留めですが在庫がなくステンレスの代替の部品になってしまいました。


最後にハト時計です。
オルゴールの鎖に錘を付けると下まで落ちてしまうという修理と時打ち直前に止まることがあるとのことでした。
カマの部分に油を少しと、アンクルにも油を差しました。
オルゴールの鎖はネジがゆるくなっておりしっかりと締め直しをしました。


不具合の場所でどんな故障の原因があるのか、経験をつめば分かる様になってくるのですが、複雑な時計の場合、もっともっと勉強しないとなかなかすぐには分からないことが多くあります。

時計の修理に限らず何でもそうだと思いますが、進んでいくと果てしなく勉強ですね。