正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

アンティーク、セイコーシャの置き時計を修理

2008年09月06日 | 時計修理
しろうさんロールケーキおいしかったです。家内も大変喜んでいました。感謝です。

昨日はNHKでお店の近くの住宅地での浸水のニュースが流れていました。
その地域に住んでいるお客様が夜に来店されて、ほんと怖かったと言っていました。まさかこの場所がなんて…。

 もう少し永く雨が降っていたらもっと大変なことになっていたと思います。

昨日は以前修理したバルカンのスケルトンの婦人物手巻き時計の巻芯が届いたので仕上げました。
綺麗に別作出来上がっていました。凄いと感心するばかりです。いずれは自分で作れるように頑張ります。

 9時頃から置き時計の分解掃除を始めました。
ところがケースから機械を外す外し方が分からず、30分以上時計とにらめっこ状態でした。
懐中電灯を照らしながら、自分であーでもないこーでもないと独り言を言いながら格闘。
昔の時計で壊してしまっては部品も調達できません。
慎重に慎重に進めました。

 なんとか機械の外し方を見つけ分解。
そしてまた慎重に機械をバラしていきました。
        
各歯車を綺麗に洗い、地板も受けも綺麗にしました。少しホゾに錆が出ているところもありました。
あまり使っていない時もあったのだと思います。
ゼンマイが香箱に入っている当時としては高級なモデルだと思います。

以前フランス製の100年前の置き時計を修理したのですが、よく似た構造でデザインでした。
この時計の振り子はダミーの水銀補正振り子ですが、以前のフランス製の時計は本物の水銀が入っていました。

 爪楊枝でホゾ穴もホジホジしながら綺麗にし、組み立て。
ガンギ車のあたりまで組み上げて12時を回ったのでかえりました。

 家に帰ったら1時。風呂に入ってテレビの前でまた寝てしまい気がつくと4時!あわてて布団に入って寝ました。

今日も頑張ります。
掛時計が2個あります。またプレッシャーになってきています。