正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

スイス製婦人用スケルトン手巻きとオメガシーマスターを修理しました

2009年05月08日 | 時計修理
昨日は雨が降ったりやんだりでいやな天気でした。

 連休明けでお客様来られると期待したのですが、修理の日になりました。

 腕時計2個と置き時計の最終調整をして帰りました。
今日修理残業の予定なので昨日は少しだけ残っての帰宅でした。
10時ころで子供たちが寝る少し前でしたが顔を見て話が出来たのでリフレッシュできました。

 昨日の修理です。
ERNEST BORELというスイスのメーカーの時計です。 2660と刻印があります。
N様からのお預かりです。
婦人用の手巻き時計で文字盤綺麗にデザインされています。
秒針と分針が盤になっていて、時針だけ針の状態でした。

機械の中が見えるので特に気を使いました(通常の時計も気を使っていますが…)
円盤が回る時計の修理に気を使うのが、盤を取り外しするときです
きっちり取らないと、盤にゆがみが出来ます。
ゆがみがおきると盤同士がすれて遅れたり止まったりします。
何とか綺麗に外れて分解掃除、風防磨き タイミング調整で今時間を見ています。

風防にもデザインされていて当時お洒落な時計だったと思います。

 次はオメガシーマスター U様からのお預かりです。
Ω565キャリバーです。
カレンダーの送りが不良でした。
原因はカレンダー送りの部品が折れていました。
部品は現在注文中です。
分解掃除、ケース洗浄、風防磨きです。

 部品が届くまで機械の状態で置いておく事にします。


あと最後はキンツレの置き時計です。
時打ちが少し重く感じたため、もう一度分解し部品を見てみるとホゾがほんの少しですが曲がっていました。
旋盤で修正し組み立てました。
順調に動き時を打ちチャイムも鳴っています。

これで安心です。
長くお預かりしましたが不安はすべて解消しました。

2,3日様子を見てご連絡しようと思います。

今日も残業がんばります。