セイコーロードマチックとIWCクロノを修理しました

昨日は閉店後ちょっとした修理をしてから分解掃除をしました。

昨日お預かりしました部分修理で、バンドの駒が外れてはいけない場所で外れ部品が足りないレビュートーメンです。
長さを調整した時の駒があったので今時計についている駒をバラバラにして残っている部分に組み合わせ叩き込んで仕上げました。


アルバのクオーツクロノ。クロノの機能の付いた時計たくさん発売されていますが、あまり使わない方もいらっしゃると思います。
プッシュボタンを長く使わないと錆、埃等が原因で固まってしまうことがあります。
この時計もリセットボタンが完全に動かない状態でした。
中の機械を取り出しワッシャを外してボタンを取り出し洗浄して注油。もう一度組み込んで機械を入れて完成です。


次もバンドの修理です。
中留めのつなぎ目が外れてしまっています。ピンを作って入れました。1.2ミリのステンレス棒の長さをあわせて両サイドだけほんの少しやすりをかけて細くしてから中留めに入れて両サイドを少し〆て抜けないように加工しています。



ちょっと休憩してから分解掃除へ。
セイコーロードマチックです。5606キャリバーのワンピースケースです。
自動巻機構の地板の受け石が割れて破片が機械の中に入っていました。
新しい石と交換し分解掃除をしました。
部品取りようにおいている地板から石を取り出し洗浄し、次に割れている石を取り出して新しい石に交換しました。
思ったより時間がかかってしまいました。
あとは分解掃除、ケースバンドの洗浄をしました。
順調です。
今日閉店後ケーシングの予定です。



IWCのクロノです。
H様からのお預かりです。
綺麗な機械が入っていました。
止まりの状態でお預かりです。
輪列受けのネジが1箇所外れて歯車に噛み、他2箇所もユルユルになっていました。
部品を点検しながら分解掃除、タイミング調整をして問題なく動いていたので文字盤、針を取り付けて今日ケーシングの予定です。



ちょっとしたことに時間がかかってしまい、結構遅くなってしまいました。
夕方くらい眠くなると思います。