正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

エテルナマチック金無垢自動巻とスイス製手巻ペンダントウォッチを修理しました

2012年02月23日 | 時計修理
昨日は閉店後食事を取ってから、メガネのレンズ加工があったのですべて仕上げてからの修理になりました。

レンズの加工が終わったのが9時。
おととい修理したオメガのシーマスターをケーシング、タイミング調整をしてエテルナの金無垢の時計を分解掃除しました。

一段落ついたのが10時半頃で、休憩に少しサッカーを見てから分解掃除に入りました。

H様からのお預かりです。
ワンピースケースでベゼルを外して機械を取り出すケースで、2時位置に切込みがあり、機械を取り出す方法でこの切込みが何か意味のあるものに思え、真剣に悩んでライトを当てた顕微鏡で中を見たり観察しました。
結局切り込みの中には何も無く竜頭を引っ張って抜いた後、文字盤等を傷つけないように機械を取り出すための切り込みでした。
いろんなパターンがあるので難しいです。
機械は小さな婦人物の自動巻の機械が入っていました。
油が完全になくなっている状態で分解掃除をしました。
ケースに入れた後のタイミング調整が出来ないので念入りに調整してからケーシングしました。



セイコーキネティックオートリレーの充電池の交換です。5J22キャリバー。
専用の充電池があり交換して新たに少し充電し今朝問題なく動いていました。



 スイス製のペンダント手巻時計を分解掃除しました。
AS1726の機械が入っていました。
こちらも完全に油切れです。
ルビー石の内側がずべて白くなっていました。
綺麗に洗って洗浄機にかけてから組み上げ調整して昨日は帰りました。



今日夕方から組み上げてる予定です。

来月10日九州の金蔵さんのお店に行こうと思います。
時計屋さんで修理をしているお店で新しいお店の参考になることが多くあると思います。
なかなか時間が取れないのでこの時に勉強してこようと思っています。