正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

懐中時計の修正とロレックスの分解掃除です

2015年01月09日 | 時計修理
少し前にお修理させていただいた懐中時計の時計が止まってしまうとのことでもう一度点検です。
鍵巻の時計です。
ゼンマイを戻してテンプの点検、アンクルの点検をしました。ここが悪いという場所が見つからなかったので角穴車を外すとラチェットがばねに噛んでしまっていました。
長年お使いで(シリンダー脱進機)でラチェットが短くなって噛んでいたんだと思います。
新しくラチェットと作らないとダメなので時間あるときに作業する予定です。

次はロレックスのエアキングです。
U様からのお預かりです。







カレンダー場所に磨かれた金属のカバーが入っていました。





歯車の油も切れた状態でした。


ゼンマイが切れての不具合で分解掃除、ゼンマイ交換です。
キャリバー3130
カレンダーのないモデルで機械の構造は3135と同じでした。
分解掃除をしてタイミング調整までして終了です。