正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

ブルガリの自動巻きクロノとセイコーマチックPの修正です

2015年10月27日 | ブルガリ
昨日はロンジンの時計の修理の予定でしたが、ワインダーで回っている時計に調子の悪い時計を発見。

ブルガリの自動巻きクロノです。
時計が止まりの状態でした。

 再度合体している時計の時計を分解して点検しました。
秒針についているカナが外れていました。
この部品が機械部分とクロノ部分を結ぶ部品になっているのできつく入れたつもりですが、あまり強く押させると受けのルビーがずれたり割れたりすることが以前にあったので押さえが甘くなっていたのかもしれません。

ポンス台を使って受け石にタガネを合わせて上から出車を押さえました。
しっかり入っているのを確認して組み上げました。
今朝は順調に動いてくれています。

次も先日修理させていただいたセイコーマチックの時計ですが、少し遅れが見られました。
タイムグラファーで歩度を図っても問題なく、置き周りの感じもしませんでした。

文字盤を外してカレンダー周りをチェック。こちらも問題なし。
文字盤、針を取り付けて再度チェックするとカレンダー枠の内側がほんの少しだけ上がっていました。
針を付けた後針の間隔、ポイントとの間隔等をチェックするのですが、笠車にも少し遊びがあり一番下になった状態ではカレンダーの枠にかかっていたみたいです。
こちらも問題を解消して今日順調でした。

今日は昨日出来なかったロンジンとオメガの時計の修理をして帰る予定です。