正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

再修理

2007年04月18日 | 時計修理
先日修理を終えた懐中時計ですが、文字盤上の時のテンプの振りが極端に悪くなるみたいなので、もう一度点検のため分解しています。昔の時計なのでホゾ穴(歯車の入っている穴)が大きくなっているところがあり穴締めをしてみようかなと思っています。あとひげゼンマイの形の修正も必要かな?
中々難しい修理になりそうで、今晩から夜な夜なの仕事が出来ました。帰宅が遅くなり家族には迷惑をかけると思うのですが、時計を修理する人間にとって難しい修理はやりがいがあります。頑張って出来るだけいい状態で使っていただけるように修理してみようと思います。

子供の野球

2007年04月17日 | 子供
物心がついたときからプロ野球は阪神タイガースのファンになっていました。家族が阪神タイガースのファンだったからでしょうか?
私の子供は小学校2年ですが軟式野球をしています。私に休みがあれば休みの日に一緒に遊べるのですが、休みが年に数日しかありません。
野球部のコーチや監督には申し訳ないのですが、私の変わりに野球を教えていただければと1年生の時に入部させました。休みの無い私ですが、朝6時に起きて子供を起こし、毎朝近くの公園にキャッチボールに行っています。最近やっとボールが怖くなくなったみたいです。その後朝食を食べて学校の用意をし玄関前で今度はバットの素振りを30回!。私の時間と子供の時間が許す限り続けていきたいと思います。

昨日の修理

2007年04月16日 | 時計修理
天気が寒くなってきました。車で出勤しているのですが、着ていく服を選ぶのに難しい季節です。
昨日はセイコーアスタリスクを修理しました。10年位前のセイコーの時計で今は発売されていないのですが、10万円前後のセイコーとしては高級品でした。
ケースの仕上げ、ムーブメントも値段相応で私も好きなブランドでした。機械のキャリバーは8N45でドルチェにも使われている機械です。

プラスチックの部品の少ない強い機械だと思います。
時間あわせのときに文字盤が動くということでお預かりし、調べてみると巻真が曲がっていて機械を動かしていたのが原因で巻真交換と分解掃除、ケース洗浄・パッキン交換で出来上がりました。
料金は8,400円(分解掃除代)+1,050円(巻真代)合計9,450円

昨日は修理しませんでした

2007年04月15日 | お店の仕事
昨日はHさんが修理の勉強に来られたので修理は休みでした。Hさんが中国製の壊れた中国製の機械時計を教材に持ってきました。
自動巻き機構が壊れており、手巻きも付いていなかったので基本的には動きませんが勉強するには面白いと思い一緒に分解組み立てしました。
地板、歯車の仕上げが悪く、掃除してきれいにしても安定して歩度が出ませんでした。
巷では中国の機械がたくさん出ていますが、当たり外れがあるのではないでしょうか?
てなことで、今日はお昼過ぎから修理をします。また明日お知らせします。


4月13日の修理

2007年04月14日 | 時計修理
昨日はラドーのクオーツを修理しました。昔のエタの機械で日付を変える車のバネが折れていました。その破片が歯車に噛んで止まってしまっていたみたいです。あと少し前に注文していたシチズンの回路が生産中止で入手不可能となってしまっています。分解掃除だけでも時計は動くのですが、消費電力が少し高いので交換必要かと思いました。残念です。

部品を注文しているので、分解掃除後はきちんと埃の入らないようにケースに入れて保管しています。
今日はシチズンのエクシードをしようと思います。

4月12日の修理

2007年04月13日 | 時計修理
昨日は目覚まし時計と掛時計の機械交換をしました。クロック関係の修理も多く一番多いのは「針が取れた」です。目覚まし時計に特に多いのですが、落としたり蹴ってしまったりすることがあるのだと思います。
掛時計も最近の時計は大体ですが10年を超えると調子が悪くなってしまう事が多く感じます。以前は目覚ましも掛時計も分解して修理していたのですが、今は機械交換をしています。歯車がプラスチックなので掃除をしても歯車自体が悪くなってしまっていることが多く再修理もあったのが理由です。
メーカーに送ると送料や技術料で新しい時計を買える値段になってしまうので機械だけ取り寄せお店で交換しています。(機械の出ない機種もあります)

それにしてもメーカーでの修理が高くなってきましたね。びっくりするほど上がっています。あるメーカーでは時計のベルトを注文すると「時計を送っていただいて当サービスセンターにて取替え送らせて頂きます」との事。ベルト代+交換手数料6300円なんてメーカーもあります。メーカーのベルト交換と町の時計屋さんのベルト交換と交換方法が違うのかもしれませんが、ちょっと驚きですね。交換手数料の6300円で国産の安い時計が買えますもんね。
これからもっと値段が上がっていくと思います。


4月11日の修理

2007年04月12日 | 時計修理
天気もよく新しい季節って感じがします。昨日はシチズンの手巻き時計とシチズンエクシードクオーツの修理をしました。
手巻き時計はおばあちゃんの形見だそうです。何十年と修理の形跡は無く機械自体は汚れていました。

使っている石の数が多く当時としては高級時計の部類だったと思います。

エクシードはパッキンが効いていなくてお水がかなり入っていました。消費電力も高くロータに錆が付着しているのかもしれないと思い、分解掃除。
ケース洗浄、分解掃除、回路(不良で)注文でケーシングをして終了しました。
これから暖かくなってくると水が入ったとの修理多くなりましす。電池交換時に長年パッキンを交換していない方は出来るだけ交換したほうがいいと思います。

4月9日の修理

2007年04月10日 | 時計修理
昨日は天気がよく気持ちのいい一日でした。少しずつですがロレックスの修理が増えてきました。いい時計なので最高の修理でお客様に提供したいと考えております。昨日の修理ですが、セイコーの1F21キャリバーと懐中時計を修理しました。
セイコーの1F21ですが、とても小さな機械で年数が経つと消費電力が多くなる傾向にあるみたいで、地板と受けを交換しないと分解掃除をしても再修理になることが多くあります。ですので、通常の分解掃除のお値段で地板と受けを交換しています。
修理を始めた頃この機械を組み上げるのうまくいかず大変な思いをしたことが多々ありました。今はもう慣れてきたので問題なく組み上げることが出来ます。


懐中時計ですが、おじいちゃんから譲り受けた時計だそうです。針が外れて動かない状態でした。この時代の懐中時計は天真にショックバネが無く落としたり衝撃で天真が曲がったり折れたりしているの物が多く修理の代金も高くなってしまうのですが、この時計の天真は大丈夫でした。

テンプの受けの構造がおもしろいこうぞうになっていました。あと香箱の中のゼンマイですが、内端で切れて前回修理された方の工夫が見れます。


4月8日の修理

2007年04月09日 | 時計修理
昨日はロレックスの修理をしました。ダイバー16610です。機械の番号は3135です。
いつ見ても綺麗な機械でうす。ですので普通の修理のときよりもより神経を使います。
写真をたくさん撮りましたのでいっぱいご紹介します。


掃除後にタイムグラファーで歩度を調べたのですが、きっちりと出ていました。

昨日の仕事

2007年04月08日 | お店の仕事
昨日は土曜日で修理机をお勉強中のHさんに渡しているので修理はOffでした。
時計の修理の勉強は色々な方法があると思います。東京の時計学校や近江の時計学校、私は大阪の時計修理の職業訓練校に行きました。
先生たちが実際現場で修理をしている方々でしたので、授業の内容も興味を引くものばかりでした。また卒業後も面倒を見ていただける先生方もいてほんとに助かりました。
今でも大変お世話になっています。技術も大切ですが人の付き合いも大切で広い世界ではないので、時計士の方と友達になって情報を共有しお互い成長していかないといけないと思っています。
大阪で「ナニワ時計士の会」にも所属し、ETAの講習会にも参加させていただいています。
まだまだ勉強で大変だと思いますが本当にやりがいのある仕事だと思います。