正ちゃんの時計修理ブログ たからや時計店

お客様からお預かりした時計の修理を記録として日記に残こそうと思います。

分解掃除再開

2007年04月20日 | 時計修理
最近は分解掃除ではなく、部品の補修の修理が多くありました。これが難しくちょっと自信をなくしそうになりました。教材を読みながら、昔の資料を探しながらの修理でちょっと直すだけなのに3日もかかってしまいました。腕時計のホゾ穴の修正なんか気が狂いそうになります。
それも一段落し昨日から溜まっている分解掃除をしました。
セイコークオーツ5931キャリバーと目覚まし時計、ホイヤー、せいコーラサール1231キャリバーの分解掃除をしました。

セイコードルチェの時計でお水が入ったみたいで文字盤がかなり傷んでいます。文字盤の裏側、地板の裏側に錆がたくさん出ていました。ルーターで錆を落として洗浄しました。

セイコーの目覚まし時計で電池からの液漏れで接点が錆びていました。残念ながらメーカーに交換用の機械が無く分解して掃除し回路も少し洗浄したのですが復帰することはありませんでした。何とか生き返らせようとしたのですが残念です。

セイコーラサール(キャリバー1231)の時計です。購入後10年以上経ち昨年の8月に当店にて電池を交換しましたが止まるとの事。消費電力が高く分解掃除になりました。分解時輪列の受けをはずすときに歯車がその受けに引っ付いてきました。こんな時は大体ですが止まってしまう時計が多く見られます。分解洗浄注油で完成消費電力も0.64μA 修理完了し帰宅。昨晩は12時前でした。
ホイヤーはエタの機械ですので写真を撮らないで修理しました。