本日の高住神社の状況です。
◆雪のち曇り
◆-1℃
◆積雪量…50cm~
朝方、雨粒が凍ったような雪が降っていました。
気温は-1℃。
階段の除雪作業をしていると、雪がパラパラと防寒具に当たる音が耳元まで届きます。
1mmにも満たないほんの小さな氷の粒ですが、無音の世界だととても大きく聞こえるのです。
それがいつしか聞こえなくなり、ふと作業をやめて顔を上げると、
直線状に降っていた雪が、ほのかな風に舞い始めていました。
さらに気温が下がり、氷から雪の結晶へと変化したのでしょう。
高度800Mの地点では、ほんのわずかな気温差で雪の粒が変わってゆくのが観察できます。
現段階の積雪量はというと・・・
豊前坊売店と車庫の屋根はこの通り。
ゆうに50cmは越えているでしょう。
車庫もこれほどまでの雪に対する耐雪構造を考えて作ってないので、いつかひしゃげてしまいそうです。
雪下ろしができればいいのですが・・・。
除雪作業のためしばらく社務所を留守にしていたのですが、
戻ってきたときに、室内で小さな黒い影がうごめいているのが見えました。
この建物内には小さなネズミが出没するのですが、まさかネズミでは・・・と恐る恐る近づいたところ・・・
影の正体は、なんとミソサザイでした。
少し開いていた窓の隙間から入ってきたようです。
逃げ場がなく右往左往していたのを、傷つけないよう捕虫網で捕獲。
ちょっと可哀相ですが、展示ケースをかぶせて観察させてもらいました。
スズメより小さな体で、濃い茶色の羽毛に斑入りの体色。
くちばしは細く、それでいて長く伸びています。
あまりせわしく動き回るものですからボケてしまってますが、大体の形状は分かるかと。
岩の隙間など狭いところに営巣する習性があり、窓の隙間に興味を惹かれ入ってきてしまったのではないでしょうか。
意外と好奇心旺盛な鳥なのかも知れません。
床スレスレを飛ぶ低空飛行技術と、細い隙間へもシュッと入り込める機動力と俊敏性はさすが。
ネズミと見間違えても仕方ないですね(笑)
これ以上ストレスを感じさせないよう早々に逃がしてあげましたが、
外に出たとたん、チョ、チョ、と鳴き騒いでいたので、もしかしたらうらまれてしまったのかも知れませんね。
明日は節分。
豆まきはしませんが落花生を買ってきているので、鳥たちにも餌付けにならない程度におすそ分けしてあげようと思います。