本日の高住神社の状況です。
◆曇りときどき晴れ
◆4℃
◆積雪量…路面車幅分どけ
少しずつ雪も減り始めたものの、まだ全体的に気温が低いうえに日当たりが悪いので、だいぶ雪が残っています。
それでも幾分かは暖かくなったので沢も水量を増し、止まっていた時間を取り戻すかのように忙しく流れ始めました。
水が動き出す音がすると、春が近づいてきたなと感じますね。
沢に棲んでいるサワガニやサンショウウオなどの小型の生き物は冬の間はどうするかというと、気温が下がり始めると土に潜って冬越しをします。
冬の初めに降る雪は軽く、杉が落とした枯葉と蘚類の層にゆっくりとかぶさるように空気を含みながら積もってゆき、それが土との間に空気の層を作り、凍える外気から冬眠する小動物を守っているのでしょう。
雪の持つ断熱効果によって、人間が思っている以上に土の中は快適なのかも知れません。
雪に守られているのは動物だけではなく、植物たちも同じ。
小さな植物は葉を低く張り、ときには葉を落として背を低くして、雪に潰されないよう雪を耐え凌ぎます。
春先になると、杉の枯葉を縫うように芽を伸ばし、気づかなければ踏んでしまいそうなくらい小さなつぼみをのぞかせます。
動物も植物も、大地が温まるのを雪の下でずっと待っているのです。
解けた雪の下から現れたユキノシタ。
まだ小さな葉ですが、これから少しずつ葉を広げ、5月には可愛らしい花を見せてくれるはずです。