本日の高住神社の状況です。
◆曇り
◆1℃
積雪量…30cm~
昨日は立春。
暦の上で春が始まる日ですが、あわせたように段々と暖かくなってきましたね。
昨日はお休みをいただいたので宗像大社へ行ってきました。
宗像大社は、沖ノ島の沖津宮、大島の中津宮、田島の辺津宮の三社をあわせて宗像大社といいます。
宗像三女神と言われるように、田心津姫神・湍津姫神・市杵島姫神の三柱の神様をそれぞれでお祀りされているのですが、
沖津宮を祀る沖ノ島は現在でも女人禁制の地であり、おいそれと容易に渡れる地ではありません。
なので沖津宮をお参りしたい場合はどうしたらよいかというと・・・
大島には沖津宮を遥拝(遠くから拝むこと)できる「沖津島遥拝所」があるのです。
天気の良い日は沖ノ島が見えるそうで、昨日はガスがかかって残念ながら見えませんでしたが、
眼前の遥か先に、古代から受け継がれる祭祀の地があると思うと、言葉には言い表せない気持ちにならざるを得ません。
不入の地だからこそ護られてきた歴史があり、『海の正倉院』と呼ばれるほど重要な歴史的遺物が残されているわけです。
言わば島全体がタイムカプセルのような存在。
現在、宗像大社をはじめこの一帯を世界遺産に登録しようという動きがありますが、
古代の歴史を紐解くためにも、そして先人達がどのような気持ちでまつりをしていたのかを知るためにもぜひともこの計画を進めていただきたいものですね。
残念ながら写真に収めてないので文ばかりになってしまいましたが、
興味ある方はぜひ筑前大島へ行って、肌身でその感覚を味わってみてください。
それでなぜ宗像大社の説明をしたかと言いますと、英彦山にも宗像神社があり、
それが英彦山神宮の中宮になるのですが・・・その話はまたおいおい。